日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
今日のゲストは、スープ作家 の 有賀薫さん です。
「スープの旅で体験した「ポーランドのスープ文化」とは?」
7月にポーランドにスープ旅に行ってきた有賀さん。酸味があるのがポーランドのスープの特徴!発酵液やレモン汁などで酸味を加えているそうです。(発酵させた野菜、サワークリーム、ヨーグルトを使用していることが多い)
テーマは「夏の疲れを癒してくれる酸っぱいスープレシピ」
ポーランドのスープ旅で体験した、この「酸味のあるスープ」を、私たちの口に合うようにアレンジしたレシピを有賀さんに教えていただきました!9月に入って多少暑さは和らぎましたが、まだまだ暑いですよね。またこの季節は、真夏の暑さによる疲れが残っていて、不調になることが多いですよね。夏の疲れを癒してくれるような酸っぱいスープレシピでスッキリしましょう!
ポーランドのスープをヒントにしたピクルスとソーセージのクイックスープ!

ポーランドのスープをヒントに、日本っぽく仕上げました!
具材にピクルスを使うだけで、ポーランドの味を再現して簡単に作ることができます!
スー佐々木
「思ったよりも酸味が効いてる!」
「ピクルスがめちゃめちゃ食べやすくなってる」
「家でピクルス余ってる人、多分500万人ぐらいいると思うんですよね。」
材料(2人分)
①ソーセージ 4~5本
②ピクルス 60g
③顆粒コンソメ ひとつまみ
④乾燥パセリ 少々
⑤塩 適量
作り方
1 ソーセージとピクルスはななめ切りにして鍋に入れる。
2 水500mlと顆粒コンソメひとつまみを加えて中火にかけ、沸騰したら火を弱めて5分ほど煮る。
3 味をみて塩で整え、乾燥パセリをふったら出来上がり。
ポイント
ピクルスとソーセージは薄く切ると短い時間でも味が出やすいです!
コンソメは1個の1/4くらいの本当にちょっとでOK!
乾燥パセリを入れると、グッと風味が良くなるので、ぜひ入れてください!
シンプル具材のミニマルサンラータン!

スー佐々木
「香りが完全にサンラータン!」
「干し椎茸のパワーですよ、これは」
「ちゃんと本格的なサンラータン!」
材料(2人分)
①カット干し椎茸 5g
②卵 1個
③豆腐 1個
④塩 小さじ1/2
⑤醤油 小さじ2
⑥酢 大さじ1
⑦片栗粉 小さじ1
⑧ごま油 小さじ1
⑨胡椒 適量(ですが通常よりもたっぷりめに!)
作り方
1 干し椎茸と水500mlを鍋に入れ、冷蔵庫で30分~40分ほど戻す。
2 椎茸の入った鍋を火にかけ、煮立ったら切った豆腐を入れる。塩、醤油、酢で味付けし、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
3 卵を溶いて加え、ふんわり浮かび上がったら、ごま油と胡椒をふったら出来上がり。ラー油はお好みで加えてください!
ポイント
干し椎茸はカット椎茸を使うと戻しやすくて便利です!
サンラータンは胡椒で辛味をつけるので、思い切り振ってください!
酢は調味酢ではない米酢や黒酢を使うのがオススメです。
サバの生臭さも消えてさっぱり食べれるボリュームスープ!

スー佐々木
「生臭くない!!びっくり!そして美味しい!」
材料(2人分)
①サバ水煮缶 1缶
②ジャガイモ 2個
③たまねぎ 1/2
④塩 小さじ1/3
⑤胡椒 少々
⑥レモン 1/2個
作り方
1 ジャガイモは皮を剥いて半分位切ってから薄切りに、玉ねぎも薄切りにする。
2 鍋に水600ml、ジャガイモ、たまねぎを入れて火にかけ、ジャガイモが柔らかくなるまで10分~15分煮る。
3 サバ缶をあけてサバを加え温め、塩と胡椒で味付けする。レモンの絞り汁を加えて火を止め、薄切りのレモンを乗せたら出来上がり。
ポイント
ジャガイモとたまねぎを先に入れて煮るのがポイントで、サバ缶を入れてから長く煮込むのは避けましょう。
サバ缶の水は切って入れますが、生臭さがそれほど気にならないという人は入れてしまっても大丈夫です。
レモンの輪切りはスープに長時間入れっぱなしにするのは苦くなってしまうのでNG!必ず食べる直前にしてください!


有賀薫さん
2011年から3500日以上にわたって、朝のスープ作りを日々、続けられていたんですが2022年4月にその活動を卒業!
現在は「スープの旅」をしており、日本各地にスープの食材や、郷土料理のスープを探しに行ったりしています。
著書には、『スープレッスン』『有賀薫の豚汁レボリューション』『ライフスープ くらしが整う、わたしたちの新定番48品』などがあります。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)