金曜ワイドラジオTOKYO『えんがわ』
3時35分頃からは、玉さんも大好き、サッポロラガービール、通称「赤星」のコーナー「赤星郵瓶ラジオ」やってます!

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ご紹介したのは、RN:コロコロコロ助 さんからいただいた酒場エピソード。

営業で外回りをしていた30歳の頃、「鬼上司」と呼ばれていた営業部長から、
「今日、付き合え」と、夜のお誘いを受けたことがありました。


まだ、コンプライアンスなんて言葉が定着していない時代。上司のお誘いは絶対です!

泣く泣く部長について行くと、路地裏のこじんまりとした小さな居酒屋に入って行きました。

席につき、部長の顔を見ると、いつもとはどこか違う、穏やかな顔つきで、瓶ビール一本、それとウーロン茶を頼むと、部長は「とりあえず、一口だけ付き合え」と一言。
運ばれてきたビールをグラスに一口分だけ注がれ、乾杯しました。

「お前があまり酒を飲めないのは、わかっていたけど、いつも他の部下との手前、飲みに誘ってしまって悪かったな」まさか部長から、そんな言葉が出てくるとは思わず、唖然としていると、ご主人が料理を運んできて、
「お連れさんとくるなんて、珍しいですね」と、部長に話しかけ、さらに、僕の方を見て、「バカな子ほど可愛いっていう、部下がいるそうですよ、部長さんには」とニヤリと笑ったのです。

そのあとは、仕事の話に終始したのですが、いつもの飲み会とはどこか違う、嫌ではない時間が過ぎていきました。

その3年後、僕と部長は、同じ時期に会社を退職。
違う道を進むこととなります。

あの居酒屋で時間を過ごしてからの3年間、部長の仕事ぶりを、今までとは違った見方で見ることができ、転職先で迷ったときは、「部長だったらどう仕事を進めるかな」と思い出す存在になりました。

ただ、12年経った今でも、部長から怒られる夢を、よく見ます……。

※一部、掲載用に変更しております。

居酒屋で垣間見た「鬼上司」の素顔


素敵な酒場エピソード、ありがとうございました!

TBSラジオ『えんがわ』より抜粋)

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