イモトが、毎年恒例の企画「安室奈美恵さん楽曲特集」をお届け! 今回のイモトの選曲テーマは「30代最後のイモトアヤコが選ぶ!安室奈美恵さん特集」。40歳で引退された安室さんに対して、現在39歳のイモトの思いとは。

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30代最後のイモトアヤコが選ぶ!安室奈美恵さん楽曲特集

イモト:さあ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」、今日は毎年恒例の企画「イモトプレゼンツ!安室奈美恵さん特集」をお送りします! 今回の私の選曲のテーマは・・・【30代最後のイモトアヤコが選ぶ!安室奈美恵さん楽曲特集】!

イモト:今回このテーマにした理由なんですが。ご存知の通り、2018年に安室さんが引退されて。安室さんは当時40歳だったのかな。私も現在39歳でもうすぐ40歳と、同じような年齢になってきております。その時の安室さんとほぼ一緒ということか、すごいね。30代ラストイヤーを迎えまして、色々と思うところがあって。30歳になる時は別に歳を重ねることに変に気負ってはいなかったんですけど、40代を迎えるというのは、自分の中で節目のような感じがするんですよね。

イモトが選ぶ 安室奈美恵楽曲特集

イモト:その理由の一つに、安室さんの引退があるというね。安室さんは15歳から25年間やり切って40歳で引退されたというのも見てきたので、自分がその年齢になるのかという。場所は違いますけど芸能界という同じ所で、引退という決断をされて引退されたという。いまだに私の中ではもちろん、多くの人の心にあの時の安室奈美恵さんの姿って鮮明にキラキラと輝いて、今でも色褪せないですからね。

イモト:私はここから40代を迎えるので、40歳以降のアーティスト・安室奈美恵さんを知らないわけですよ。場所は違うけど、働く女性として憧れだったし背中を見ていたかったんですけど、40歳以降のアーティスト・安室奈美恵さんはもう見られない。

その年齢を私が超えるというのは・・・やべっ、泣きそうだな、、、。そこを超えてしまうというのは自分の中でも大きな出来事だろうなって。どうすればいいんだろうって。安室さんという大きな目標で背中を、年齢的に私が超えるという不安みたいなものもあるかもしれないですね。

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イモト:安室さんは39歳の時点で40歳引退のことをしっかり決められたと思うけど、正直、今の私が引退というと恐ろしくて(笑)。今引退したら、この業界にめちゃめちゃ未練があるよ、未練しかないよ(笑)。まだやりたいことがいっぱいあるし、何も成し遂げていないですから。だから、39歳で引退という決断をされて、しかも後悔無くやり切ったというのは、すごいなと思いますね。

イモト:今日はその辺も踏まえて私が選曲した安室奈美恵さんの曲を紹介していきたいと思います。今、思うんだけど、<引退します>って言える人って、実はあまり多くはないと思うの。この業界のほとんどの人が自然に引退というか。自分が引退したくなくても段々と・・・という人が多いと思うんです。

だから<引退します!>と言えることがすごいなって。そこにかなりリスペクトがありますね。

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イモト:さっそくいきましょう! 【30代最後のイモトアヤコが選ぶ!安室奈美恵さん楽曲特集】! 最初はこの曲です! 

<M1>Respect the power of love/安室奈美恵

イモト:わたし的には1曲目にいいなと思った曲ですね。わりと安室さんが若い時の曲で。この太陽に照らされたような曲調と、今まで安室さんにパワーを頂いていたという印象だったんですけど、この曲を聴くと逆に自分の持っている限りのパワーをあげたくなるような、そんな曲なんですよね。お互いがお互いを尊重して、ハッピーになるみたいな曲で。これも小室さん時代の曲で、だんだんサビに向かっていく感じが好きですね。

イモト:夏でも、いつ聴いても元気になれるね。元気にもあるし、大切な人にも送りたくなる、そんな曲でございます。30代最後、気合を入れるために1曲目に選ばせていただきました。ライブでも<Respect!>という所で盛り上がって。私はライブでそんなに聴いたことがない曲なんですよね。

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<M2>Say the word/安室奈美恵

イモト:これも今考えると昔の曲になるのかな。小室さんプロデュースから離れた頃の曲で、私が知っている情報ですとおそらく安室さんが自身で初めて作詞に挑戦された曲なんですよね。

今までの小室さんプロデュースから自己プロデュースに移っていく時の曲で、それで作詞にも挑戦されたという曲ですね。“挑戦”という意味では、30代最後からこれから40代に向かって自分も挑戦するんだということでも、共感があるというか。

イモト:この曲の最後の歌詞が良いんですよ。<この場所から未来へ>という歌詞があるんですけど、そこをじっくり響いて欲しいですね。安室さんって、この辺からいろんな音楽のジャンルを探り始めて、最後の引退の時の安室さんに行き着くんですけど、ほんとにいろんなことにチャレンジをされて。作詞もそうですし、この後、ヒップホップ的な曲にも挑戦されますし。とにかく自分で固定概念を作らず、いろんなことにチャレンジして、その中から自分が選んだ道を正解にしていくんだみたいな気合いが感じられる。まだ20代でお子さん生まれて、安室奈美恵としてここから新たな自分でプロデュースしていくんだという気合いが伝わるような曲なんですよね。

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イモト:安室さんが作詞された曲として聴いてください。色々とチャレンジをして、違うんじゃないかと思ったらまた次にパッと行く所も私は安室さんの強みだなって思っていて。歌詞も私はすごく素晴らしいと思うんだけど、安室さんの中では歌詞を書く時間より、ライブのパフォーマンス、演出に時間を割こうと思ったから、これ以降はそんなに歌詞を書こうとされていないし。

イモト:チャレンジはいっぱいするけど、その中で“自分はこれだ!”というものを見つけ出す、それを続けるというところが、私は仕事人としても素晴らしいなといつも思います。

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<M3>Break the rules/安室奈美恵

イモト:この曲はちょっと前になるのかな、バキバキな曲ですよね。ルールをぶち壊せ!だから。これは小室さんが作った曲ではあるんですけど、聴いていたらわかるんだけど、サビに行き着くまでどこで息を継ぐんだっていう。これ、カラオケで歌ったらめちゃくちゃ難しいと思うよ。

イモト:私が見たライブの演出でめちゃかっこよかったのが、この曲の時に安室さんのシルエットだけを演出があって。シルエットだけしかないんだけど、安室さんなの! そのシルエットですらめっちゃカッコいいの! シルエットがカッコいいって最高じゃない!? 

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イモト:今回の選曲のテーマである、40歳以降の私自身に対しての喝みたいな。私はけっこうルールは守るから(笑)。けっこうルールを守ってこの世界を生きてきたのよ、けっこうしっかりめに(笑)。ワーッとはやるけど、しっかりルールの中でやってきた身ではあるので、そこはそこで大事なことなんだけど、多少ルールをぶち壊すのはたまにはいいんじゃないかなと思って。40代の目標は“ルールをぶち破れ!”ですね。そういう気持ちもあって、この曲を選ばせていただきました。

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<M4>Four seasons/安室奈美恵

イモト:良いですねぇ。これも名曲なんですよ。ミディアムテンポで、ライブの後半に流れる曲でめっちゃ好きなんだよね。

これはじっくり聴いていただきたいなあ。今までのせつなさみたいなのもあって。で、季節が巡っていくというか。これは最近の涙腺がゆるい私だから選んじゃったのかもしれない。途中、アップテンポになっていって明るくなっていくんですよね。いいですねえ、好きですねえ、この曲! 

イモト:安室さんファンの中で、実はこの曲を好きな曲に選ぶ人は多いと思うんですよね。いわゆるめちゃくちゃ有名な曲というわけではないんですけど。この曲の最後の方で流れる感じが、花びらが舞ってくるような印象がありますね。

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<M5>Finally/安室奈美恵

イモト:これは安室さんが引退された時に最後の曲。この曲は泣きそうになっちゃうな。反則ですよねえ。これがアーティスト・安室奈美恵さんの最後、ある意味で集大成というか。この頃の安室さんと私、年齢がほぼ一緒かあ。

私は一生追い付けないかも。数字上の年齢は追い付いても、そこの領域には到底ムリですよ。

イモト:いや~、伸びやかな声! すごくない!? きっとどこかで、ノドという声が変わったんだと思う。すごく努力をされたんだと思います。私なんか歌う職業ではないけど、昔のVTRを見ていると20代の時の声と今の声は若干違うし。ちょっと低く太くなるというか。それは筋肉の話だとは思うんですけど。それを25年間で最後に出したシングル曲でこの伸びやかな感じは相当な努力だと思いますよ! 私が声のことを言うのなんてあれかもしれないけど。

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イモト:この曲をラストライブで聴けたというのは嬉しかった! 聴いていてもグッとくるし、おそらく歌っていても最後のライブだと思ったら安室さん自身もグッときたと思うんですよ。私も喋っていてもグッときたらノドがギュッと閉まるんですよ。だから歌えなくなるはずなんですけど、そこを安室さんは最後を意識し過ぎず、ちゃんと歌を届けきるんだというのが第一優先だから。そのプロフェッショナルを・・・それを最後のライブでできるんかい!っていう。すごくない!? 私が引退ライブしてごらんなさいよ、情緒が不安定でオープニングからずっと泣いてるよ。安室さんはそれをしない、これがプロフェッショナルですよね。

イモト:この曲を聴くと、アーティスト・安室奈美恵さんは引退されたけど、私はここから40代かというね。この曲を聴くだけで今でも励まされるし、この先もこの曲を聴けば最後に安室さんと共演させてもらった感覚が蘇るし。あの時頑張ろうと思った記憶が蘇るので。泣けてきますけど、聴き続けたい曲ですね。

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<M6>ミスターUSA/安室奈美恵

イモト:デビュー曲ですね。この時の弾けるような声も良い! この曲が無ければ安室奈美恵さんはいないわけですから! 自分と重ねてしまうのは申し訳ないですけど・・・私で言うところの「コモドドラゴン」みたいな所があるんですよ。私のデビュー作と安室さんの「ミスターUSA」は一緒で、ここから始まってますから! 一緒にするのは申し訳ないですけど。

イモト:この時の初心の弾けるような全力の感じがカワイイ! 引退前の最後、アルバムを出すときにその当時の安室さんで歌い直しているんですけど、それも聴いて欲しい! 全然違うから! やっぱりそこには25年という経験とかいろんな感情とか、その時の「ミスターUSA」。そういう意味では初心を思い出しますね。

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イモト:この時はこの時の安室奈美恵さんの良さがあるし、最後40歳の時は40歳の良さがあるように。自分自身もコモドドラゴンの時の自分には戻れないわけですよ、同じ人ではあるけど。同じことはできないし、同じことをやっても経験がプラスされているから、同じにはならないわけですよね。それをまたどう進化させていくのか。いつも安室さんの曲を聴きながら思ってます! どうやって40代を迎えるのか、と。

イモト:だから、全部が良いんだよね。この時代はどうだったかじゃなくてどの時代も良いんだよ! なぜなら安室さんがどの時代もどの曲も全力で向き合っているから。それが素晴らしいんですよ。この曲を歌っていた少女が最後25年後に東京ドーム5万人の前という大きな大きな所で引退ライブをするなんて。

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イモト:安室さんは“ブレない”というのを大事な目標として言っていたけど、ブレないけど進化はしてたという。それが私が憧れるところで。これが出来る人ってなかなか居ないんですよね。たぶん、安室さんは現状維持という意思kは無かったと思いますね。常に進化を求めていて、自分が好きな音楽をどうやっていくかを常にもがき続けていたんでしょうね。

イモト:私があと5年経って同じデビュー25周年になっても、中身が全然違うから。やり切ったとは思えないと思うんだよねえ。安室さんというのは常に安室奈美恵として生きてくれていたんだろうなというのをファンからしたら思いますよね。時にはしんどい時もあったと思うんですけど、いつも楽しいわけじゃないと思うんですけど、そういうときでも安室奈美恵でい続けてくれたというのに、ファンとしてありがとうございますという気持ちしかないですね。

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イモト:私もテレビで安室さんが好きだと言わせてもらったおかげで、多くの方が知ってくださって。お仕事で一緒になった方から、安室さん好きということで声をかけてくれたりするんですよ。この前も撮影のお仕事で声をかけてくださった方がいて、<イモトさん、安室奈美恵さんがお好きですよね。私も大好きで一度、お仕事でご一緒した時に~>という時の安室さんのエピソードで安室さんのことを大絶賛するの! 私がヒィヒィする情報をめちゃくちゃくれるわけ! 面も裏も常に人として素晴らしい方だったんだ、引退した後もいろんな人から情報を聞くから、ほんとに嬉しいよね。

イモトが選ぶ 安室奈美恵楽曲特集

イモト:6曲紹介しましたけどどの曲も素晴らしかったですね。また来年もやりましょうね。今回は私の“30代最後”というテーマで選曲させていただきましたけど、私が40代になった時にまた感じることがあるかもしれない。その時はまた選ぶ曲も違うだろうし。自分の人生と擦り合わせて安室さんの曲を選ぶという時間もすごく楽しかったですね。今の自分とも向き合える。これからどうやって40代を迎えるんだという。この先、どうやって50代、60代を迎えるきっかけにもなりました。

イモト:これからも安室さんのことは大好きですし、毎年言ってますけど・・・万が一、この放送を安室さんが聴いている可能性もあり得ますから! 元気ですかー!? 私は元気ですよー! 幸せに暮らしていることを祈ってます!!

イモトが選ぶ 安室奈美恵楽曲特集

(「イモトアヤコのすっぴんしゃん」9月17日放送)

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