イモトが、夫の両親と家族で箱根に旅行に行ったことを報告。世界のいろんな場所を訪れているイモト、大涌谷を初めて見て「こんな場所があるとは!」と感動。

また、旅行中に聞いた義父の「ノルウェーのカモ」の話に感銘を受けたイモトだったが、息子である夫は・・・

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イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

夫の両親と家族で箱根旅行へ

イモト:少し前の、紅葉が色付く頃にプライベートである場所に旅行に行って参りました。私、夫、息子の家族だけじゃなくて、今回の旅行はいつもお世話になっている義理のご両親=石崎家も一緒に行って参りました。義理のご両親はこのラジオをいつも聴いておりますし、何より、すっぴんしゃんリスナーには“石崎家ファン”というコアなファンもいらっしゃるのでね(笑)。

イモト:今回、この5人で箱根に行ってきたんですけど、秋の箱根はとても良かったですね。いつも息子のことで石崎家にはお世話になっているので。義理のご両親は物欲が無くて何もモノを欲しがらないから、旅行なら喜んでもらえるかなと思って。私のハイエースで行ってきたんですけど、後ろの席に息子と義理のご両親で。道中、3人がしりとりをしていて。良い光景でしたよ。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

「彫刻の森美術館」の迷路

イモト:箱根の1日目は「箱根 彫刻の森美術館」へ。あそこはめちゃくちゃ楽しいですね! 大人だけでなく、子供も楽しめるような場所もあって。で、迷路があるんですよ。ちょっと地下に掘ってあって、子供からすると上がまるで見えない。うちの息子が今一番ハマっているのが迷路なんですよ。

迷路のゲームや本を読むのが大好きで本物の迷路に大興奮で。1人で行っちゃったんですよ(笑)。大人が上から見えるので少し放っておいたんですよ(笑)。本物の迷路に息子が右や左に行っても、どうにもこうにもならなくなりギャーってなったので助けに行きました。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

イモト、大涌谷に大興奮!

イモト:わりと疲れていたのもあったので、早めに宿に入って温泉に浸かって食事をとって次の日に備えようと。で、「大涌谷」へ行ったんですけど、あれはすごいですね! ロープウェイに乗って観光したんですけど、ロープウェイから下に見える「大涌谷」! 地球を感じますよね! 私、けっこう世界のいろんな場所に行っているんですけど、箱根にこんな場所があったんだって! 硫黄の匂いもそうだし、ちょっとあぶない感じもしてドキドキしましたね。息子も初めてのロープウェイにめちゃくちゃ喜んでいたし。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

3歳息子が芦ノ湖の海賊船に慌てふためく

イモト:あとは、芦ノ湖周辺に行って、湖を“海賊船”が走っているんですね。息子はピュアで、本物の海賊が来たかと思って、もう大騒ぎで(笑)。こっちも楽しくなっちゃって、<海賊船が来た! 海賊が乗ってる!>って。あれって、本当に海賊船じゃない? 息子も慌てふためいてダッシュしてましたけど(笑)。ほっこりしましたね。あとは、「仙石原すすき草原」ですすきを見たり。義理の母はすすきに一番感動してましたね。

本当にベタな観光でしたけど、楽しかったですね。身近にこんなに楽しめる所があるんだって。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

義父「ノルウェーのカモの話、知っているか?」

イモト:今回、義理のご両親と旅館も一緒だったので、夕食で美味しいご飯やお酒を飲みながら普段できないいつも息子のことでお世話になっていますみたいな話をして。そしたら、今84、5の義理の父は建設会社で最後役員になられた仕事一筋でずっと真面目に働いてきた、昭和の仕事人という感じの方で。社内の講演会みたい場で話す機会もあったみたいで、その時に話していた言葉をせっかくの機会だから私や、私の夫で息子である史郎に聞かせようということで、真面目なお話をいっぱいしてくれたんですよ。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

イモト:そのお話の中で、仕事をする姿勢についてお義父さんが語っていたのが、<前に講演会でも話したんだけど、“ノルウェーのカモ”の話、知っているか!?>と言われて。私はノルウェーにはけっこう行っているんですけど、存じ上げないですって。どういう話かというと、ノルウェーってけっこう北にありますよね。カモは季節に応じて寒くなると南下して行って、最後はスペインとかアフリカ近くまで南下するのかな。そのノルウェーと最終地点の温かい場所の間に、フランスがあるんですよね。そのフランスを中継して、また南下してエサを求めるんだそうですね。

イモト:そのノルウェーのカモというのが、フランスの中継地で人間たちがたくさんエサを与えるようになった、と。そうするとカモたちは自分でエサを探さずとも勝手にエサがもらえる状況だと。

そうなってくると、カモたちはそこから動かなくなる、自分からエサを求めなくなる。それと同時にエサをいっぱいもらえるからぶくぶく太っちゃって南下できなくなる、というお話がある、と。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

イモト:義父曰く、これが仕事に通ずるんだと。これをバブルの時の人たちに喋ったと。<今はバブルで、何もしなくていっぱい仕事が来る。でも、これに甘えて驕って何もしないでいると、ノルウェーのカモみたいになって何もできなくなるぞ>、と。義父はそれを伝えたい、と。

イモト:私は、義父のおっしゃる話の意味もわかったし、なるほどなとも思って。自分の仕事にも通ずるところもあるから、そこは甘い蜜を吸い過ぎず、自分で能動的に動くようなことをしなきゃいけないんだなって、自分なりに納得したんですよ。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

イモト:うちの夫、お義父さんの息子が、どうにもこうにもピンと来ていないのよ! ちょっと言っていることがわかんないなって、ノルウェーのカモ?って。いやいや、ノルウェーのカモは例えとして、仕事の話をしているんだけど。酔っ払っているのか、あとは恥ずかしかったんだろうな。

意味がわかんないということはないんだろうけど、お義父さんの話に恥ずかしくて、反抗期の子みたいな感じで、ちょっとよくわかんねーなって(笑)。ちょっと茶化す感じになったんですよ。でも、楽しく夕飯を過ごして。

イモト:で、翌朝、同じ場所で朝食をいただく時に、お義父さんが箸をつける前に<史郎、昨日のノルウェーのカモの話だけど。よくわかんないって言ってただろ、一晩中考えたんだけど・・・>って、またノルウェーのカモの話をし出したの! ちょっと丁寧にわかりやすく。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

イモト:うちの夫も、(え、また?今日も?)って。たしかに、朝、お義父さんに会った時に<おはようございます! ゆっくり眠れましたか?>って聞いたら、<ちょっとあまり眠れなくて・・・>っておっしゃっていたから、いつも慣れない場所だから眠れなかったのかなと思ってたけど、ノルウェーのカモのことずっと考えて眠れなかったんだ!と思って。それで、朝食中もずっとノルウェーのカモの話、<あれは、バブルの時代・・・>って、もう1回始まって。もうさすがの息子、史郎もびっくり! オヤジ、今日も!?って。

イモト:でも、夫があとあと言っていたのが、“これが、オレのオヤジだ。オレのオヤジというのはこういうことだ”、と。話が伝わらなかったかもということで、一晩中考えて、よりわかりやすく言おうとずっと考えて。

これが“イシザキヒロノブ”なんだ、ということを、夫は言っていて。私もお義父さんのことを、ずっと誠実で真面目だなと思っていたけど、今回の箱根旅行の「ノルウェーのカモ」の件で、またお義父さんの本当に誠実なところを改めて感じましたね。別にいいじゃないって思うようなことでも、ね。すごいよね。そんなことを感じた家族旅行でしたね。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

恒例の家族旅行へ

イモト:歳を重ねて行くと、出不精になるというか、外出することも億劫になっていくと思うんですけど、今回みたいな旅行を年1回くらいで。行きたいところがあればどこでも行くので、また一緒にお出かけできたらいいなと思っております。で、また「ノルウェーのカモ」の話を(笑)。毎年ね、<出ました!>というような、恒例の家族旅行に出来たらいいなと思っております。

イモト:松戸のご両親は、この回の放送も家で聴いてくださっていると思うので。もしかしたら、私の「ノルウェーのカモ」の説明で違っていたところがあったら教えてください! 国は間違えていないと思うんですけど・・・もしかしたらフィンランドのカモの可能性もあるんですけど、、、。中継地がフランスだったことは覚えているんですけど。

話の意味がそういうことではないということであれば、後日、教えてください。

イモト、義父の「ノルウェーのカモ」の話

TBSラジオ『イモトアヤコのすっぴんしゃん』より抜粋)

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