ゲストは、多摩電設工業株式会社 代表取締役社長の赤澤孝一(あかざわ こういち)さん。多摩電設は、消火器やスプリンクラーなど、消防設備の工事や点検を手がける会社です。

ふだんの生活では意識しない防災インフラのメンテナンスで、わたしたちの安全を“縁の下”で支えています。家庭から大規模な商業施設まで、最新技術も活用して新たなスタイルの防災を提案する多摩電設の取り組みについてうかがいます。

現場一筋で“いざ”に備える

西田 多摩電設工業はなにをしている会社ですか?

赤澤 主に消防設備の点検と工事をしています。

西田 わたしたちの安全を“縁の下”で守ってくれている企業ですね。創業はいつごろでしょうか?

赤澤 いまの社名になったのは1994年ですが、前身となる「多摩防災」は1972年に創業しました。

西田 もう50年以上の歴史があるんですね。

赤澤 誕生から一貫して、消防設備に携わってきました。わたしもずっと現場一筋です。このあとも緊急の設備交換で鳥取に行ってきます。

西田 部下に任せず、社長自ら向かうんですね。

赤澤 部下には部下の仕事がありますから。

家庭用消火器の寿命は約5年。消防設備で困ったら、まずは「多摩...の画像はこちら >>

西田 なんだかかっこいいです。気をつけて行ってきてくださいね。

消防設備というと、消火器などが代表的ですか?

赤澤 ほかにも火災警報器やスプリンクラー、非常用放送などが含まれます。

西田 ふだんはまったく使わないけれど、いざというときに動かないと大変なことになってしまいますね。

赤澤 そうならないように、年2回の点検が法律で義務づけられています。こうした法定点検や不具合があったときのメンテナンスを、多摩電設では手がけているんですよ。

西田 具体的にはどんな点検をしているんでしょうか?

赤澤 たとえば、火事のときに消防車とつなぐ「連結送水管」は、圧力に耐えられるかをテストします。

西田 激しい勢いで放水すると、相当な圧力がかかりますよね。

赤澤 消防隊員がいざ火を消そうと思っても、水がちょろちょろとしか出ないと大問題です。だから定期的なメンテナンスがほんとうに大切なんですよ。

あなたの家の消防設備も、交換の時期かも!?

西田 一般家庭にある消防設備は、どのくらいの頻度で交換すればいいんでしょうか?

赤澤 住宅用の火災警報器は、電池の寿命が10年ほどです。長年使いつづけていると、煙を感知するセンサーが汚れて誤作動してしまうので、電池の寿命が来るころには取り替えるのが望ましいです。

西田 家庭用消火器も10年おきに交換すべきですか?

赤澤 寿命はもっと短くて、約5年です。それを超えると錆びたりへこんだりして、使うのが危険になってしまうんですよ。

西田 わたしの家の消火器も確認してみます。

点検や修繕の現場で、赤澤さんが困ることはありますか?

赤澤 点検の依頼を受けても、現場でなかなか協力してもらえないことがあります。よく苦労するのが集合住宅です。

西田 何百部屋もあると、全世帯を点検するのは難しそうですね。

赤澤 たまに、何年も断られつづけているお宅があるんです。そういったところは、機器がきちんと作動するか、避難ルートが確保されているかなどを確認できずにいます。

西田 拒否されると見ることができないんですね。

赤澤 法定点検とはいえ、わたしたちも無理やり入っていくわけにはいかないんです。

家庭用消火器の寿命は約5年。消防設備で困ったら、まずは「多摩電設工業」に

西田 ショッピングモールなど、おおきな施設の点検も大変そうですね。

赤澤 突然の警報機にお客さんがおどろいてしまわないよう、館内放送などでの告知を徹底しています。

消防設備に困ったら、まずは多摩電設に

西田 これからの時代には、どんな防災設備が必要になりますか?

赤澤 警備員が常駐していない小さな施設の防災が重要です。そこでは火事が起こっても、発見するのが大変なんです。

西田 どの業界も人手不足で、警備員が24時間監視するのは難しいですよね。

赤澤 したがって最近では、遠隔操作できる防災設備とAI搭載のカメラを設置しています。

家庭用消火器の寿命は約5年。消防設備で困ったら、まずは「多摩電設工業」に

西田 無人でも、最新技術でつねに監視できるということですね。

赤澤 今後も最新の技術を活用して、新しい防災のスタイルを提案していけるのではと考えています。

西田 多摩電設工業の今後の展望を教えてください。

赤澤 いまは点検が主な事業ですが、消防設備の工事も更に強化していきます。工事から点検、その後の修繕まで、一貫して任せてもらえる会社でありつづけたいです。

西田 消防設備について「なにか困ったらまず多摩電設に」という会社を目指していくということですね。応援しています。

家庭用消火器の寿命は約5年。消防設備で困ったら、まずは「多摩電設工業」に

(TBSラジオ『見事なお仕事』より抜粋)

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