昨日は、1年で最も寒さが厳しいとされる「大寒」でしたが、日本海側を中心に各地で大雪となっています。この時期は都心でも突然の雪や路面凍結が心配ですよね。

人気のきっかけは・・・

そこで今日は、冬の必需品として注目されている「布製タイヤチェーン」の話題。布製タイヤチェーンは特殊繊維で作られた布製の滑り止めで、タイヤに被せて使います。

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最近の人気ぶりと、人気の理由について、株式会社オートバックスセブン・カーライフ商品部の唐沢真樹さんに伺いました。

株式会社オートバックスセブン・カーライフ商品部・唐沢真樹さん

取り扱いはかなり前からさせていただいていたんですけれども、本当この3年4年で非常に認知度も上がって需要が伸びておりまして、特にこの2年3年では非常に大きな売上になっております。去年、今年で言いますと、ほぼ購入されるお客様の半数の方が布製チェーンを購入いただいているという状況ですね。大きなきっかけとしては「チェーン規制」というものがありまして、チェーン規制がされると、スタッドレスでは高速道路を走れなくなってしまうというようなこともございます。それと、やはり今までのチェーンに比べて比較的安価であり、かつ取り付けしやすい、そういったものから、ご購入の促進になっているのかなと考えております。

ほぼ半数が布製タイヤチェーンを購入しているとは驚きです。

以前のチェーン規制は「スタッドレスなどの冬用タイヤにしていれば走行可能」という運用がほとんどでしたが、2018年に改正されて、「タイヤチェーンを取り付けていない車両は通行止め」という区間ができました。そこで、安価で装着しやすい布製タイヤチェーンの需要が伸びているようなんです。

【タイヤチェーンの種類と特徴】

耐久性については、強く凍結した路面や深く積雪した道では性能が発揮しにくい面もありますが、一般的な雪道や平坦な積雪路では十分な効果が期待できます。

都市部のニーズに応える

路面状況に応じた使い分けがポイントになりそうですが、この布製チェーン、どんな人に向いているのでしょうか?再びオートバックスセブンの唐沢さんのお話です。

普段お勧めさせていただくのが、チェーンの取り扱いに不安がある方、そちらが一つ。もう一つは、安心安全という切り口から、急に降ってスタッドレスを持ってないお客様、特に非降雪、都市部、そういったエリアですと、常にトランクに入れといていただきたいなというふうに考えております。

やっぱ布製なので畳める感じというんですかね、軽くてコンパクト。僕らが降雪エリアと呼んでいる降雪地区ではやはり需要が少ないんですけれども、先ほどあったように非降雪、都市部、そういったエリアですと非常に需要は高くなっています。

いつもタイヤチェーンを車に積んでおけば安心ですが、金属だと重くて場所も取りますよね・・・

雪に備える新定番!都市部で広がる布製タイヤチェーン

その点、布製タイヤチェーンは、軽量でコンパクト、かぶせるだけで装着可能という点に加え、価格も比較的お手頃!(約1万円前後~)また、通常のチェーンのようにガタガタしにくく、静かな走行という利点もあります。

ロードサービスの現場にも・・・

さらに注目したいのが、プロの現場での評価です。ロードサービスを展開するJAF認定セーフティアドバイザーの杉本実さんに伺いました。

JAF認定セーフティアドバイザー・杉本実さん

雪にまつわるトラブルとしては、バッテリー上がりが一番多いんですけれども、それに次いでタイヤ関係という順番にはなるんですが、積雪の予報が出ているときには、だいたい布製のタイヤチェーンを積んでロードサービス業務を行っています。スタックしてしまったような車に合う布製タイヤチェーンがサービスカーに積んであれば、脱着が非常に簡単にできますので、その場で装着して雪がないところで取り外して帰っていただく。そういうようなことはやっています。

着脱が簡単だからこそ、スピーディーに対応ができるようなんです!

杉本さんは、「布製タイヤチェーンを付けたから大丈夫」ではなく、慎重な運転とセットで使う装備だという意識が欠かせないと話していました。

布製タイヤチェーンと併せて備えておきたい雪対策グッズとしては、バッテリーが上がったときに使える携帯型電源装置「ジャンプスターター」。

雪に備える新定番!都市部で広がる布製タイヤチェーン

従来は他の車からブースターケーブルをつなげて電気を分けてもらう方法が主流でしたが、これがあれば単独で復旧できます。寒さでバッテリーが弱りやすい時期や、長距離ドライブのお守りとしておすすめです。

降雪予報が出た際は、可能な限り不要不急の外出は控え、都心部でも普段から対策グッズを備えておくことをお勧めします。雪に慣れていない都市部だからこそ、使う頻度より「備えている安心」が大切なのかもしれません。
(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ』より抜粋)

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