「週刊少年ジャンプ」が2018年に創刊50周年を迎えることを記念してTBSラジオで新番組「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」がスタート!普段は滅多にメディアに出ることのない「週刊少年ジャンプ」の漫画家先生たちをゲストに、MCのサンドウィッチマンが、ここでしか聴くことのできない、スペシャルなトークを展開します!
10月27日(土)のゲストは前回に引き続き『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!! ひばりくん!』の作者、江口寿史先生でした!

伊達:この『Step』(江口先生の最新画集)の表紙、可愛い女の子が描かれていますから…
富澤:目立ちますよね、本屋さんでも。
伊達;これ棚にあったら目合いますよ。
江口先生:目、合うように描いたんだよね。
伊達:やっぱり、そうなんですか。
江口先生:そうです。見つめる様に描きました。描いていてもこっち見ない時があるんですよね、なかなか。まだ見ない、まだ見ない、あ、今見たって。いつもそれですね。目線で描く時は。
富澤:えーそうなんですか。
江口先生:0.1ミリズレても画って変わってくるんで。
伊達:この表紙はもう、見てるんですか?
江口先生;見てます。見るまで描き直したんで。
富澤:そういうもんなんですか。
江口先生;そういうもんです。
伊達:本当すごい。

伊達:さて、江口先生と言えば「遅筆」で業界でも有名という事なんですが、初めて原稿を落としたときの事を覚えてますか?
富澤:原稿落とすって事は、間に合わなかったって事ですよね?
江口先生:そうですね。本に載らなかったっていう事ですね。
伊達:本に載らずに…
江口先生:お詫びの言葉が載った時ですね。すすめパイレーツの時に、ジャンプって当時、連載漫画家で人気のある作家を人気投票で10人選んで、読み切りを描かせるんですよ、45ページの。
しかも週刊連載は休ませてくれないんですよ。週刊連載をやりながら45ページ描かなきゃいけないんですよ。そういう過酷なレースみたいなのをやっていて、それで描かなきゃいけなくなっちゃって、それで落としたのが初めてですね。要するに(読み切りを)45ページ描いて、次に週刊の締め切りがそこまで来ていて、間に合わなかったんですね。
富澤:週刊の方が?
江口先生:そう。
伊達;じゃあ、読み切りの方は出たんですね?
江口先生:読み切りの方は出たんですけど、普通は読み切りと週刊連載の2つ載るんです、その号にはね。だから週刊の方だけお詫び「今週はすいません、描けませんでした」(笑)。
伊達:あ、もうちゃんと素直に描けませんでしたって載ったんですか?
江口先生:あ、それは「急病のため」って…
伊達:急病の人が45ページ描いてんの変じゃないですか(笑)。
江口先生:そうですよね(笑)。
富澤:あれ?ってなりますよね(笑)。


伊達:江口寿史先生にとって『週刊少年ジャンプ』とは?
江口先生:…ジャンプはねえ…「ふるさと」かな(笑)。
富澤:笑ってるじゃないですか(笑)。
伊達:全然思ってないじゃないですか(笑)。
江口先生:この前の(少年ジャンプを特集した)テレビでも同じことを言ったんだけど、カットされてて、俺、編集から逃げたところしか使われてなかったけど、まあジャンプはやっぱりね、実家みたいな感じですよ。離れているけど常に「ああー、ここが家だな」みたいな感じはありますね。
伊達:という事は先生、実家に戻る可能性はあるんですか?
江口先生:それはないす(笑)。
サンド:(大爆笑)


収録後、サインをお願いしました。
江口先生の描く女の子は素敵すぎる!
◆10月27日放送分より 番組名:「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」
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