TBSラジオ『サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ』は毎週土曜日24:00から放送中!

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「週刊少年ジャンプ」が2018年に創刊50周年を迎えることを記念してTBSラジオで新番組「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」がスタート!普段は滅多にメディアに出ることのない「週刊少年ジャンプ」の漫画家先生たちをゲストに、MCのサンドウィッチマンが、ここでしか聴くことのできない、スペシャルなトークを展開します!

11月3日(土)のゲストは手塚治虫先生のご長女で、手塚プロダクション取締役の手塚るみ子さんでした!

サンドイッチマン!手塚るみ子と手塚作品を語る!

伊達:手塚るみ子さんが「ブラック・ジャック」のピノコのモデルなんですね?
手塚さん:と言われておりますけれども、実際に父からそう聞いたわけでなくてですね「ブラック・ジャック」が丁度、連載が始まりました頃に、私が小学校低学年くらいだったんですよ。ですんで、目の前にちっちゃい女の子がいたので、まあモデルになったのかなと。
で、私も実際ピノコを見てると、自分の小さい時と全くうり二つな…
伊達:ああ、じゃあもう間違いないですよね。
手塚さん:かなーと思ってます。
伊達:いやーすげー。そうなんですか。

サンドイッチマン!手塚るみ子と手塚作品を語る!

伊達:「サインもらって来てよ」って同級生たちに言われた時は受けるんですか?(手塚治虫先生は)「わかったわかった」ってなるんですか?
手塚さん:私はちょっと嫌がっていた事もあるんですけど、父に言うとまあ、そこは断らずに必ず描いてくれましたし、必ず画も入れて…
伊達:「漫画に出してよ私のことを」って言う人もいたんじゃないですか?
手塚さん:それがいたんですよ!普通そんな図々しい事言わないですよね。
富澤:ははははは!
伊達:普通はそんな事あんまり言えないですよね。

サンドイッチマン!手塚るみ子と手塚作品を語る!

手塚さん:中学の時の部活の先輩で、村井先輩っていうのがいるんですけどすごい厳しい先輩で、私たち後輩はすごく怖がっていたんですよ。で、その厳しい先輩に「父ちゃん漫画家なんだから描いてよ」って言われて断れなかったんですよ、怖い先輩だったんで。
伊達:なるほど。
手塚さん:一応無理だろうなーと思って父に言ってたんですけど、そうしたら「うーん」って言いながらも『ドン・ドラキュラ』っていう当時描いていた作品の中に、村井警部っていうのが出てくるんですけど…
伊達;ええー!まさか!
手塚さん:しっかりその村井先輩を描いてくれてたんですよ(笑)。
伊達:いやいやいや!本当ですか!
手塚さん:たぶん、後にも先にも娘に頼まれて描いたのはその人物だけだと思います。
富澤:言ってみるもんですね。


手塚さん:言ってみるもんですよね(笑)

サンドイッチマン!手塚るみ子と手塚作品を語る!

手塚るみ子さんが語る、今こそ読んでほしいタイムリーな手塚治虫先生の作品3つ、
『陽だまりの樹』
『どろろ』
『人間ども集まれ!』

♪手塚るみ子さんが選んだ一曲!
Unforgettable/Natalie Cole & Nat King Cole

手塚さん:ちょうど父が亡くなった後、私が父のために何か役に立つ事がないだろうかと色々模索をして、父の作品を元にしたプランニングを始めた頃に、自分に経験が足りなかったのでどうしたら良いかわからないという事と、父かいない、本人がいないという大きさで潰されそうになった時があったんですけど、その時にこの曲を聴いて、ナタリー・コールのお父さん、ナット・キング・コールはもう、彼女が小さい時に亡くなってるんですよ。ところが歌が残っている訳ですよ。今の技術を使うことによって、自分の歌をお父さんの音源に重ねて録音することができると。この「Unforgettable」っていうのは、お父さんが歌った曲にナタリーの声をのせてデュエットしている曲なんですよ。それを聴いた時に、本人はいない、だけど作品は残っている。じゃあこの作品を何かにしながら作っていけば、自分が一生お父さんとデュエットができるんじゃないかと。

◆11月3日放送分より 番組名:「サンドウィッチマンの週刊ラジオジャンプ」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181104000000

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