年末年始、ということでホテルを利用される方も多いかと思いますが、ただ寝るだけではない「進化型カプセルホテル」が続々登場!?「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)「現場にアタック」で、レポーター真野淑實(まのよしみ)が取材報告しました。
★アラーム不要!自動でベッドが起き上がるまずは、今年3月に渋谷にオープンした「ザ・ミレニアルズ渋谷」アシスタントマネージャーのメイヒュー・グレイスさんにどんなホテルか伺いました。
チェックインするとまず、部屋のカギではなくiPodが渡されるんです。全ての部屋ではないのですが、カーテンがスクリーン替わりとなって動画を映すこともできます。そしてベッドのリクライニング機能。カプセルホテルって同じフロアで寝ている人の目覚ましアラームが気になってしまうこともあると思うのですが、そういった音を鳴らさずに、自動で起こしてくれるんです。
★男女共用フロアで家族や友人と宿泊可能今までのカプセルホテルとはイメージが全く違うこちらのホテル、さらに特徴的な点について、再びグレイスさんに聞きました
◆「ザ・ミレニアルズ渋谷」メイヒュー・グレイスさん:宿泊階は、女性専用フロアもあれば、男女共用フロアもございます。友達、家族、カップルとかでも来るお客様もいらっしゃるので、いろんな使い方がありますし、こちらのホテルの20%が共用スペースになっていまして、ラウンジ、コワーキングスペース、キッチンが利用できます。それで皆さんがコミュニケーション、ソーシャライジングできるスペースを作っています。▼宿泊客が集う共用スペース

通常カプセルホテルは、男性用、女性用とフロアがはっきり分かれています。ですがこちらは女性専用フロアが2つに対して男女共用フロアが4つ、共用スペースが2フロア。元々このホテルの運営会社は交流スペースのある賃貸住宅を手掛けていることからその延長線上でこういったホテルになったそうです。
さて今度は、港区南青山で先週オープンしたばかりのカプセルホテル。こちらはどんな特徴があるのか。「アルビダホテル青山」支配人の長尾理沙さんのお話です。
◆「アルビダホテル青山」支配人の長尾理沙さん:当館は女性専用の宿泊施設になっておりまして、スタッフも全員女性のみで運営しております。通常のカプセルホテルですと、昔のイメージがすごく強くて男性専用というのが強くあると思うんですけど、それを塗り替えるべく「ブティックキャビンホテル」と言っておりまして、ただ泊まる訳ではなく多くの美顔器も取り揃えておりますので、内側から外側からエステ感覚で泊まって頂いてさらに美しくなって帰って頂くというのが通常のカプセルホテルとは違う所かなとは思います。こちらはファッションの街、青山らしいものすごくお洒落なホテル。フロア毎に壁紙が違ったり、それぞれのお部屋に鏡も備え付けられていたり、パウダールームにはたくさんのスキンケア製品。美顔器やフットマッサージャーなどもあってこのホテルに泊まってリフレッシュすることが目的のリピーターも多いそうです。

置いてあるスキンケア用品も、赤ちゃんが使えるくらい優しい製品にこだわっていたり、手ぶらで泊まれてリラックスできる空間になっていますが、なぜここまで女性に特化するのか。再び「アルビダホテル青山」支配人の長尾さんのお話です。
▼最上級のお部屋。ビジネスホテルと比べても遜色ありません

▼上段と下段の位置をずらす工夫も

元々ジュエリーの会社で、カプセルホテルを手掛けるのは初めて。だからこそ既存の発想にとらわれず、例えば2段式のカプセルベッドは入口の部分が互い違いになっているなど、プライバシーにも配慮した作りになっていました。異業種からの参入で新しい発想のカプセルホテルが、これからも増えてくるかもしれませんね。
◆12月25日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」内「現場にアタック」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20181225063000