TBSラジオ「檀れい 今日の1ページ」月~金曜日 朝6時20分頃~放送中です。
女優の檀れいが毎回、その日にまつわる話題や風物詩などを交えてお届けする「檀れい 今日の1ページ」。
さて、「モルグ街の殺人」で事件の謎を解くのは、C・オーギュスト・デュパンという人物。警視総監も、彼を頼りにしているというこのデュパンは、世界で最初の名探偵と言われています。昼間は部屋をまっくらにして、ロウソクの明かりで読書をしているという変わりモノ。でも、デジュパンに限らず、ミステリーに登場する名探偵って、なぜかクセが強い人物が多いんですよね。
では、クセモノが多いミステリーの名探偵たち、そのプロフィールを見ていくことにしましょう。まずは、金田一耕介。横溝正史作品の名探偵です。髪はボサボサで、まるでスズメの巣。着ているものも、しわだらけの着物にヨレヨレのハカマです。
さて、もうひとり、かなりクセが強い探偵をご紹介しましょう。小栗虫太郎作品に登場する、法水麟太郎。とても博学で、その膨大な知識をもとに推理を展開するのですが、その説明が、とにかく、と・に・か・く、難解で長い!一度口を開けば、哲学、宗教、魔術、人類学、医学、あらゆるジャンルの雑学が飛び出し、マシンガントークが止まりません。難解な雑学には、作者のフィクションも混じっているようで、「すべて理解できる読者はいない!」と、言われています。法水麟太郎が活躍する、小説「黒死館(こくしかん)殺人事件」は、日本三大奇書のひとつ。
◆10月7日放送分より 番組名:「檀れい 今日の1ページ」
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