宇多丸、『アナと雪の女王2』を語る!【映画評書き起こし】

ただ、彼がそのアナにプロポーズするくだりのサブプロットが、もうちょっと気の利いた回収をしてほしかったな、とかもありますし。あと、「その人、そんなに重要な役割だったの? いままでアップにすらなったことないですけど……」みたいな。ちょっと若干の後出し感がある設定も感じたりしますが。ただですね、勢いで一気に持っていった、実は構成とかはなかなかトリッキーな『1』よりも、それを土台に考えつくされた分、非常に今回は丁寧なバランスに実はなってると思いますし。やっぱり二作でセット。

つくり手たちの言葉によれば、「エルサが神話的、アナがおとぎ話的」という。これが共存しているのが『アナ雪』の物語なわけですが(※宇多丸補足:『ジ・アート・オブ アナと雪の女王2』序文から、もう少し正確に引用しておくと……「神話が描くのは『ふつうの世界で暮らす不思議な力を持った存在』で、彼らは世界の重みを背負わなければならず、たいてい悲劇的な結末を迎える。一方、おとぎ話が描くのは『不思議な世界におけるふつうの存在』で、主人公は困難に直面して苦労するものの、最後には成長してそれを乗り越える」「『アナと雪の女王』は、神話とおとぎ話が同時に語られる物語だったのだ!」)、最終的にその両者が、それぞれの世界へと帰着していく、という今回の結末。僕は納得の出来でございましたし。

今回の『2』を見ることで、『アナ雪』全体がさらに、僕は「心置きなく好きになる」ということができた。複数回見て、さらにそこを実感いたしました。ということで、一作目とは異なるテイストではございましたが、僕は非常によくできた『2』だと思いました。ぜひぜひ劇場で、あなたのご意見がどうなるかはわかりませんが、ウォッチしてください。ああ、すいません、早口で……。

(ガチャ回しパート中略 ~ 次回12/13の課題映画は『アイリッシュマン』!)

以上、「誰が映画を見張るのか?」 週刊映画時評ムービーウォッチメンのコーナーでした。

宇多丸、『アナと雪の女王2』を語る!【映画評書き起こし】

◆12月6日放送分より 番組名:「アフター6ジャンクション」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20191201010000

あわせて読みたい

TBSラジオの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース
「宇多丸、『アナと雪の女王2』を語る!【映画評書き起こし】」の みんなの反応 1
  • 匿名さん 通報

    なが杉なんで読んでないが宇多丸とやらの名が桂歌丸の芸名盗用に当たらないかを釈明の上で1ページにまとめたら目を通してやる。

    0
この記事にコメントする

芸能総合ニュースアクセスランキング

芸能総合ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2019年12月13日の芸能総合記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

話題の芸能人のゴシップや噂など最新芸能ゴシップをお届けします。俳優やタレントやアイドルグループなどの情報も充実。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。