TBSラジオ「
イモトアヤコのすっぴんしゃん」毎週水曜日よる9時30分から放送中!イモトが、「私は『イモトアヤコ』に甘えてるのかも・・・」と感じたショックな出来事があったことを報告。“謎の本屋”で突然、“エピソードトーク”を披露しなければならなくなったイモト!思いもよらない展開に動揺したイモトは一言も発することができず、落ち込んで帰路へ。
そこで感じたのが「イモトアヤコに甘えていた」だったとか。
イモト、“謎の本屋”で突然エピソードトークを披露するハメに!
イモト:最近リベンジしたいことがあったというか・・・。とてもモヤモヤしていること、後悔していることが1つありまして。ちょっと聞いてもらってもいいですか?(笑)最近、遠出も出来ないですし、基本、おうちにいることが多いのでなかなかラジオで喋るような事件などは無いんですよ。だから、日々の中で「事件よ、起これ!」と願っているんです(笑)
イモト、「アゼルバイジャンの旧市街地に迷い込んだ雰囲気にすごく似ている本屋」
イモト:私は本をよく読むので、本屋さんには行ってるんですね。前から気になっていた、知る人ぞ知る、超コアな本好きが集まる本屋さんがあると聞いていて。興味があったので、この前、行ってみました。本屋さん、というか古本屋さんというのかな。本以外にも雑貨だったりレコードなども売ってるような空間で。ネットで調べる限りはオシャレなアンティーク系の、「ここ本屋さん?」というような本屋と喫茶店と雑貨屋を融合したような雰囲気の本屋さん。
イモト:行ってみたんですけど、お店の看板も無ければ目印も無いようなところで(笑)お店は雑居ビルの2階なんですけど入り口もどこかわからない・・・。民家の間を通っていくような入り口。アパートみたいな感じなのかな、普通に住んでいる人もいるような感じで。で、お店の前に着いたんですけど、「ここ、ホントに開けていいの?」みたいなドアだったんですけど、店名が書いてあったので中へ入って行ったら、薄暗くて、古本屋さんの匂いがして。
中に
浅野忠信さん風の店主がレジ前でパソコンをカチャカチャしていて。「いらっしゃいませ」「・・・入って大丈夫ですか?」「どうぞ」と言われて。中はアパート1室分くらいの広さなので、広いっていうわけじゃなんですよ。でも、壁面全部が本棚になっていて。台の上にも本が置いてあって、あとイスとテーブルがあってそこに座って本を読むこともできるんです。昔、アゼルバイジャンの旧市街地のよくわからない本屋さんに迷い込んだ雰囲気にすごく似ていたんですよ。(ここから出られるかな・・・)(店から出たら時空が歪んでいる!?)みたいな(笑)不思議な店内だったんですよ(笑)イモト:オシャレで居心地も良かったんで、そこで好きな本を読んでいて。基本的には古本なんですけど、とにかくセレクトが素敵なんです!多分、
村上春樹さんをお好きな店主さんなのかな、それに紐付いた本もたくさんあるし、イラストレーターの大橋歩さんの本もあったりして、普通の本屋さんでは出会えないような本がたくさんあって。せっかく来たのでゆったりしようと思って、買う前に何冊か本を取って、ソファに座って読もうと思ったら、パッと横を向いたら犬がササっと出て来たんです!犬がいるんですよ(笑)私と犬と浅野忠信さん風の店主、この3人の空間が小1時間ほど続きます(笑)コーヒーも頼めるみたいなんだけど、私は普通に本を読んでいて。
“本のおみくじ”
イモト:1つ面白かったのが、本ってタイトルや作者や見て面白そうだなと思って買うじゃないですか。そうじゃなくて、“本のおみくじ”みたいなコーナーがあって。その日、自分がインスピレーションを感じた言葉が梱包されている本を買う・・・でも中身は買ってみないとわからないみたいな。何が入っているかわからない“お楽しみ袋”みたいな本もあって。
私が選んだ言葉は「わからないって何だろう」みたいな(笑)それも買ってみたんです。
“占わない”ボックス
イモト:で、本をレジに持って行ってお会計しようと思ったら、レジの横に『占わない』というボックスがあったんですよ。神社のおみくじと一緒で棒がいっぱい刺さっているような感じで。お会計している時にすごい気になって。日々の生活で「事件よ、起これ!」って思ってるから(笑)勇気を出して、浅野忠信さん風の店主に「これは何ですか?」って聞いたんですよ。あまり喋らない方かなと思ったら、急に心を開いて良い感じで説明をしてくれて。「普通は、僕があなたのことを占いますよね。ここは、占わないんです」って言うから、はて?と思って。そしたら「この占わないボックスから3本、棒を引いてもらえますか?」と言われたんですよ(笑)割り箸を3本引くんですよ。その割り箸の先っちょに文字が書いてあって。「最近のあれこれ」「懺悔」「毎日が日曜日なら」って書いてあったんですよ!あれ?って思って(笑)大吉・中吉とかじゃなくて“お題”が書いてあったんですよ(笑)すごい嫌な予感がして(笑)
本屋の店主にエピソードトークを披露する急展開!
イモト:店主の方が「今からこの3つのお題にまつわるエピソードを、お客さんが僕に話していただき、それを僕が聞きます」って言ったんですよ(笑)(ええーっ!?何そのシステム!?おそろしい!)と思って(笑)この「すっぴんしゃん」で言うところの、『トランプ企画』と一緒ですよ!(笑)ちょっと待って!私、まだやるとも言ってないし、動揺して「これ、お金はかかるんですか?」なんて聞いたりして。お金はかかりません、って言われて、それはそうだよな、こっちが勝手に話すんだから、と(笑)そしたら急に焦っちゃって。その店主の方いわく、「人って話を聞いてもらいたい生き物なんです。なので、棒が聞くのでどうぞ話してください!」って言われて、いやいやどうぞって言われてもー、と。
イモト、震えが止まらず・・・
イモト:でも、ゆうても私は芸人ですから。こうやってラジオもやってますから。それはもうトークが出てくるはずですよ。それがね・・・1個も出てこないのよ(笑)びっくりするくらい。固まっちゃって(笑)割り箸を持ってる手が震えだしちゃって(笑)体感時間が5~6分ですよ!ヤバイ、ヤバイ、どうしようと思って。「そうですね・・・そうですね・・・」って。そしたら向こうがしびれを切らして「無ければ無いで大丈夫ですよ」って(笑)イモト:もう悔しくて悔しくて(笑)信じられない!なんかありそうじゃん!?「懺悔」とかありそうじゃん!?別に何でもいいんだから、なんか出せよ!何か言えばいいんだよ!(笑)オチとか無くてもいいんだから(笑)それでも何も出てこない(笑)震えながら最後に絞り出したのが・・・「リベンジしに来ていいですか?」って(笑)向こうもぜひ来てくださいって言ってくれたんですけど。イモト:帰り道、落ち込んじゃって。私は何のためにこの仕事をしているんだろう、みたいな。なんで何にも出てこなかったんだ!?みたいな。自意識過剰になっちゃったのかな、みたいなことをすごい考えちゃって。あのお店は二度と行けないかもしれないですね(笑)
「私は『イモトアヤコ』に甘えていた・・・」(イモト)
イモト:思ったのは、店主の方は私が「イモトアヤコ」ってことに気づいてなかったみたいなんですよね。30代の本が好きな女性として見られているところから、何を話していいのかが全くわからなくなっちゃって。よくよく考えて・・・「そうか、私は『イモトアヤコ』に甘えてるのかも・・・」と思ったんですよ!どうしても『イモトアヤコ』というキャラクターに甘えて、それに準じたトークをしてたんだなって(笑)みんなが『イモトアヤコ』を知ってるからそのイメージでトークをしているとか。
そんなことになってたんだと思って。いち一人の人間として、目の前の方と喋れって言われた時に何も喋れなくなるんだもん(笑)これはマズい!と思って反省しましたよ。今後、どうしよう・・・誰も知らないって状況もありますから、そういう時に一人の人間として“コミュ力”を高めていかなければ!と思って、初対面の人と会話をできなければと思って。逆に、あの本屋さんに通い詰めようかな(笑)毎日お題を引いてやろうかなって思うくらい(笑)ちょっと怖くなっちゃったんですよねー、自意識過剰もあるし、『イモトアヤコ』に甘えてたんだろうなあ。
「鍛えてからリベンジする!」(イモト)
イモト:いやあ、反省ですね!リベンジしますから!結果報告しますので!いつ!?ちょっと、足があそこに向かないのよ(笑)私、あそこまで震えたこと無いよ(笑)そのう、バラエティ番組に出て、
さんまさんみたいな人に振られるのとは別ですよ。ただただ普通にお喋りをしましょうというだけなのに、なんだろうなあ。もう1回、私を『トランプ企画』で鍛えてください!練習してからじゃないと、あそこの店に行けないわ~。落ち込んで自信を失ってますね。そのお題もさ、トーク番組のお題とは違うのよ。本屋さんっぽいというか、文学的じゃない!?「毎日が日曜日なら」で『トランプ企画』で練習しようかな!(笑)ディレクター・ハセガワちゃんの出す「好きな建物は?」とか、そういうものじゃないんですよ!(笑)もうちょっとオシャレな感じの、村上春樹さんが考えそうなお題で、ここで練習してもいいですか?(笑)鍛えてからもう1回あの本屋さんに乗り込もうかな(笑)いつか必ずリベンジはしますので!