TBSラジオ「GARAGE HERO’s~愛車のこだわり~」毎週土曜お昼12時から放送中!車ラヴァーの
安東弘樹が昼から車について熱く語る「カーマニア」向けのプログラム。今週は
ガダルカナル・タカさん登場!ずーーーっと乗り続けている愛車の話、そして師
匠、
北野武さんとのカーエピソードを伺いました。
タカさんの最初の愛車
1960年代、タカさんの少年時代はまさに高度成長期に入ったばかり。少しずつ裕福な環境になり、多くの家庭では「車が欲しい」という話題で持ちきりだったそうです。学校でも野球、プロレス、相撲、テレビ、そして車の話が中心。当時の子供たちにとって「自動的に自動的に車が好きになってしまう環境」と言っても過言ではありません。もちろんタカさんも当然のように「子供の頃から車大好き」。免許を取ったら乗りたいと考えていた車も具体的にあったそうです。それが「シビックRS」。で、免許取得後、早速「シビックRS」を注文した後の出来事がタカさんらしい?ある日、家に帰ると親父さんが「ちょっと来い」と。ビビりながら外に出たら1台の軽自動車が置いてあったそうです。それは親父さんが免許を取ったばかりのタカさんへプレゼント「三菱ミニカ」。「免許取ったばかりだから、これで練習しろ」と親父さんの愛。でも…間違った愛を押し付けられた感覚と振り返ります。親父が怖かったから車を買ったことを伝えられないタカさんは、シビック納車後、先輩の家にある空き駐車場を強引に月2000円で借りて、隠していたそうです。
気がつけば、最初から2台持ちというちょっと羨ましい環境?ちなみに「ミニカ」はボンネットにファイヤーバードのステッカを貼って、地元では「ファイヤーバードのミニカ」と恐れられていたそうです。
30年以上、乗り続けている愛車
これまで乗り継いできた車の数は14台ほど。その中でも特に思い入れの強い愛車が、30年以上乗っている真っ赤な「ポルシェ964」です。この車はたけしさんとの絆といっても過言ではありません。それはタカさんが若かったある日の話。真っ赤なポルシェでスタジオ入りしたたけしさん。その姿に「なんてかっこいいんだろう」と軍団全員が憧れの眼差し。そんな軍団を見て「お前らもすぐにポルシェ買えるくらい稼がせてやる。軍団全員でポルシェでスタジオに乗り付けたらかっこいいだろ!」その言葉に感動したタカさんが30歳の時に購入した車が、この「ポルシェ964」です。
ちなみにたけしさんの言葉に感動した軍団でしたが、実際に購入したのはタカさんだけ…でもこのポルシェはたけしさんとの小さな夢が叶った車。これまで不具合もたくさん出て、2台買えるくらい維持費がかかっているそうですが、今も大切に乗り続けているそうです。
師匠と車の思い出
これまでのカーライフで最も思い出に残っているのが、たけしさん所持していた世界292台限定という超激レアスポーツカー「ポルシェ959」にまつわる話。「ポルシェ959」でゴルフ場に。
ステアリングを握るのはタカさんです。その道中、なんと前の車が布っぽいものを飛ばしてきやがった!?そして見事、世界292台の激レアスポーツカーのグリルにヒット!慌てて確認したところ、とりあえず傷も凹みも見えなかったので一安心。でも念の為、修理に出したら・・・なんと修理費300万!?そんな超貴重な車ですが、たけしさんからは「たまには乗ってくれよ」と頼まれることも。で、たまにステアリングを握ったある時、タカさんの心臓が縮み上がるくらいの出来事が起こります。軽く高速を流して戻ってきて…車庫に入れようと車を見たら、まぁまぁなガリ傷を発見!? 超ヤベェ!!なんといってもあのグリル修理に300万!これは一体、いくら掛かってしまうんだろうか…。生きた心地はしません。でも黙っていることなんかできるわけがない…意を決してたけしさんに伝えたら「あれか?あれ、俺がやったんだよ」と。背骨が1本抜けるくらいふにゃふにゃになりながら、「先に言っとけよ!」と心の中で思いっきり叫んだとか(笑)それにしてもポルシェ959のホイールをガリって、放っておくたけしさんって、やっぱ凄い・・・