毎週土曜夜10時より、TBSラジオで放送中の「TALK ABOUT」。
22時台後半は、モデル・YouTuberのねおちゃんのコーナー【ねお TALK ABOUT】

しゃきーん!

ねおと同世代ですでにスゴイ研究や発明・起業をしているという“エジソン級”の学生に、その成果や研究の面白さを聞いている、今月の『ねお TALK ABOUT』。

2回目となる今回は、「ハト」の研究をしている大学1年生の中嶌健さんが登場!

「ハトの生態を解明する第一人者になりたい」災害時に役立つ、ハトの帰巣本能を活かしたアイデアとは?

ハトの研究をする大学生にねおがインタビュー!災害時に役立つ、...の画像はこちら >>

ねお:中嶌くんはなんでハトに興味を持ったんですか?

中嶌:実家で父が100羽以上のハトを昔から飼育していて。

ねお:じゃ、ハトと一緒に成長してきたんですね。

中嶌:そうですね。

ねお:お父さんは、なんでそんなにハトをたくさん育てていらっしゃったんですか?

中嶌:父の小学生の時の趣味で。『レース鳩0777』っていうマンガが流行って、それで鳩ブームでハトを飼い始めたって言ってました。ハトは遠いところへ連れて行ってもちゃんと自分の巣に帰ってこれるので、この特性を活かして昔は手紙、文章をハトの足にくくりつけて飛ばすということで、軍事用とか報道用にも使われていました。

ねお:今は電話だったりネットもあるので、その役割はハトさんは終わっているのかなと思うんですけど、代わりにどういうことしているとかありますか?

ハトの研究をする大学生にねおがインタビュー!災害時に役立つ、ハトの帰巣本能を活かした新たなアイデアとは?

中嶌:どのハトが一番早く巣に帰るかっていうレースで愛好家の間で楽しまれていて。それは、いかに早く正確に帰っているかっていうのを競っています。

ねお:なんでハトって正確に自分の巣がわかったりするんですか?

中嶌:ハトの中にコンパスみたいなものが入っていて、それで南北の位置を特定して太陽の位置を把握して合致した道を認識しているんじゃないかっていう説があって。自分のいる位置がわかるので、それで巣を特定しているんじゃないかって言われています。

ねお:だいたいの場所じゃなくて正確な場所ですもんね。

中嶌:そうですね。

ねお:いやー、すごい!ハトってすごいんだ。ハトが災害時に力を発揮できるかも?と思われているそうですが、それはどんなきっかけがあったのですか?

ハトの研究をする大学生にねおがインタビュー!災害時に役立つ、ハトの帰巣本能を活かした新たなアイデアとは?

中嶌:日本で最近災害が多いなと感じていて。災害が起きると停電になって電気が使えなくなったりするので、被災地の様子や情報が伝わらないなと思って。それだったら、自分が育てているハトをどうにか活かせないかと思って、両方でやりとりできる手段になったりするのかなと思いました。

ねお:具体的にどうやっていこうとかありますか?

中嶌:災害地に向かうボランティアの方にハトを一緒に連れて行ってもらって、そこで必要な物や情報をハトに付けて飛ばしてもらうっていうことをしてもらおうかなと考えています。

ねお:めちゃめちゃいいですね。研究の中で実験をやってみたりとかってあるんですか?

中嶌:できるだけ多くのハトがきちんと帰ってくることが一番なんですけど、そのために1羽ずつGPSを付けたり、GPSで見た時に変な動きをしている場所があったらそこでドローンを飛ばしたりしてみて、どういうふうにハトが帰ってきているのかなっていうのを見ています。ハトって飛ばしたらそのまま家に帰ってきちゃうので、どう飛んできているのかっていうのが見えないんですよ。なので、それを自分の目で確認できるようにGPSのデータを取っています。

ハトの研究をする大学生にねおがインタビュー!災害時に役立つ、ハトの帰巣本能を活かした新たなアイデアとは?

ねお:なるほど。それで、追跡して調べるっていうことですか?

中嶌:そうですね。ただ、GPSって回収しないとデータが見れないので。

ハトがまず帰ってきてもらって、その帰ってきたハトのGPSを見るっていう感じですね。

この後、中嶌さんが抱える「一番の課題」についてのお話へと続きます。さらに、「ハトの生態を解明する第一人者になりたい」と語る中嶌さんの今後の展望についても伺いました!

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