TBSラジオ「ACTION」月~金曜日の15時30分から生放送。火曜パーソナリティはクリープハイプの尾崎世界観さん。
4月14日(火)のゲストはイラストレーター・デザイナー、バンドマンの新井リオさん。19歳から英語を独学で勉強し、その経験を書いた著書『英語日記BOY』がAmazon本総合ランキング1位を獲得して話題になっています。今日は英語に興味があるという尾崎世界観さんが、新井さんの英語勉強のオリジナルメソッドを学びます。
日本語で日記を書く
新井:まず、なぜ英語の勉強で日記を書くのかというと、僕たちは日記に書くぐらい個人的なことを英語で話すと思うんです。学校では教科書例文を学びますが、「これ、将来でいつ使うんだ?」みたいな文も多いですね。
尾崎:「ケンジはパンを1つ食べられた」みたいな(笑)
新井:それで僕は英語で言いたいことが言えなかったことがあるんですが、そのあと悔しすぎて家に帰って調べたことがあるんです。そしたら、僕が言いたかったのは、「I belong listening to your music since I was in high school.」(高校生の頃からあなたの音楽をずっと聴いてました)だったんですね。(英語正しいか要確認です)
尾崎・幸坂:うぉ~、かっこいい!
新井:これは難しい単語は1個も出てこなくて、中学文法でできるんです。でもこれってどんな教科書にも出てこない文章なんですね。僕が言いたいフレーズなので。だとしたら、自分でフレーズを作る必要があるんです。たとえば今のフレーズが実際に海外のバンドと対バンしたときに瞬時に言えてたら、その場における英語が話せる人に僕はなれていたんですね。
新井:その経験をもとに、「自分が言いたい英語を言えるようになろう」と。それで何が言いたいかなと思ったときに、日記を書いて、そこに書かれるぐらいの個人的なことを英語で言えるようになれたら最短距離で自分の話したい英語が話せるようになると思ったんです。その最初の一歩として日本語で日記を書いています。
日記を要約する
新井:たとえばアメリカのバンドと共演したことを日記で書いたとして、それを全部英文にしてもいいんですけど、それでやった感が出ちゃって終わっちゃうと思います。僕はなんとなく100単語知っているよりも、絶対に使いこなせる1フレーズがあることが英語が話せることに直結すると思うんです。なので日記を要約して、「俺はこのフレーズを覚えるんだ」というところまで選定して、そのフレーズを英語にしていきます。僕は本では「10秒以内に言い終わる1文」という書き方をしました。そのぐらい短くていいと思います。
尾崎:それをやることで、さらに日記の中から自分にとってなにが大事な文なのかも分かりますね。
新井:日本語の練習にもなりますね。
尾崎:なるほどね。
新井:そうですね。習慣化させることが、英語だけでなく全てのスキル習得において鍵だと思います。最低1年間は毎日やらないと上手くならないと思いますね。

尾崎:新井さんは今も毎日日記を書かれているんですか?
新井:はい、毎日書いています。
尾崎:その量の目安はどのぐらいですか?
新井:10秒以内に言い終わるぐらいの、10~20単語の1~2文ぐらいですね。「英語が話せる」だと漠然としてますが、「瞬時に言えるオリジナルフレーズがたくさんある」みたいな考え方をすると分かりやすいかなと思います。言いたいことを言えるようにすることが大事です。
プロの人に添削をしてもらう
尾崎:そもそも英語例文を考えたときに、それを調べるオススメのサイトとかはありますか?
新井:オススメはTwitterです。検索窓で自分の言いたい英語フレーズを打ち込むんです。そしたら、何億人もいるTwitterユーザーの中でそのフレーズを使っている人がいたら使えることが分かるし、1つも検索結果が出なかったら使えないことが分かります。
尾崎:生きた教科書ですね。
新井:それで自分で英文を作ったあとに僕は、オンライン英会話を使います。

尾崎:費用はどれぐらいですか?
新井:オンライン英会話は月額6,000円ぐらいで毎日できるので、1つの授業が200円ぐらいです。
尾崎:安い!
新井:それで僕は授業の本題に入る前に「英語日記を添削してくれないか?」と聞きます。それは絶対に添削してくれますね。
ほかにも新井さんの英語勉強メソッドを伺いました。
◆4月14日放送分より 番組名:「ACTION」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200414153000