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牛乳と言えば昨年末「大量廃棄の懸念」が高まっていました。ニュースなどで大きく取り上げられた結果、大量廃棄は回避=廃棄しなくてよくなったそうです。
ただ、特濃ってちゃんとした定義も知らないし、何が違うんだろう?いろんなメーカーで出してるけど、味の違いはあるの??ということで、今日1月12日(水)「生活情報」は、”特濃牛乳”について取り上げました!
そもそも、特濃牛乳とは何なのか?定義があるのか?
こちらは、乳業メーカーや酪農家の業界団体「Jミルク」さんにお伺いしたところ、次のように教えてもらいました。
●公正取引委員会から認定・告示を受けた業界の自主表示基準である「飲用乳の表示に関する公正競争規約」では、「無脂乳固形分8.5%以上及び乳脂肪分3.8%以上」の飲用乳には、「特濃」「濃厚」などの、乳成分が濃い印象を与える表示をすることができるとされています。
・・・つまり、認定された、業界の自分たちで決めた表示基準では無脂乳固形分8.5%以上及び乳脂肪分3.8%以上には「特濃」「濃厚」などの表示ができる!ということなんです。
ということで、法律とかではなさそうですが、業界の中では「特濃」「濃厚」などの基準があるということがわかりました。
●ただ、無脂乳固形分8.5%以上及び乳脂肪分3.8%以上にはというのは、どういうことなのか。調べてみると・・・
まず、そもそも牛乳のほとんど(およそ88%)は水分です。そして水分以外の固形分は、「無脂乳固形分」と「乳脂肪分」とに分けられます。ということで、牛乳の水分以外の部分=固形の部分が「無脂乳固形分」と「乳脂肪分」で出来ている、ということ。
このうち、牛乳を口に含んだときに感じるまろやかな口当たり、コク、鼻腔に抜ける芳香…。そんな牛乳のおいしさに大きく貢献しているのが「乳脂肪」ということなんです。
成分表のところを見ると書いてあります!ということで、そんな「特濃」「濃厚」の牛乳、スーパーで買えるものを集めて飲んでみました!
<牛乳部門>
【よつ葉乳業 よつ葉4・0牛乳】

無脂乳固形分:8・5%以上/乳脂肪分:4・0%以上
種類別:牛乳
価格は1リットル=280円くらいで購入
2人「ミルキーみたい!とろっとしてる気がする。」
【タカハシ乳業 ジャージー牛乳4・5%】

無脂乳固形分:8・5%以上/乳脂肪分:4・2%以上
種類別:牛乳
価格は500ml=350円くらいで購入
2人「すっきりした味わい!」
【ライフプレミアム北海道サロベツ豊富町厳選4・0牛乳】※ライフのPB

無脂乳固形分:8・5%以上/乳脂肪分:4・0%
種類別:牛乳
価格は500mlで160円くらいで購入
2人「味の輪郭がしっかりしてる。コストパフォーマンスが素晴らしい!」
【ヤツレン 八ヶ岳野辺山高原ジャージー牛乳】

無脂乳固形分:8・7%以上/乳脂肪分:4・2%以上
種類別:牛乳
価格は500mlで230円くらいで購入
2人「ジャージーは味が全然違う!牛の乳でございます!って感じ」
【タカナシ乳業 北海道4・0牛乳】

無脂乳固形分:8・5%以上/乳脂肪分:4・0%以上
種類別:牛乳
価格は330円くらいで購入
2人「美味しい。品のいいミルクの味!」
<乳飲料部門>
▼生乳や乳製品を主原料にビタミン、ミネラルなどの栄養分などを加えたもの。しぼったままの牛の乳(生乳)を加熱殺菌するだけで作る牛乳とは違います。
【雪印メグミルク 特濃】

無脂乳固形分:8・5%/乳脂肪分:4・3%
種類別:乳飲料
価格は500mlで170円くらいで購入
2人「加わった感じがする。行儀の良い味。」
【メイトー 濃厚4・4】

無脂乳固形分:8・5%/乳脂肪分:4・4%
種類別:乳飲料
価格は180円くらいで購入
2人「今までと全然味が違う!広さ?を感じる」
小倉さんは、【タカナシ乳業 北海道4・0牛乳】と【タカハシ乳業 ジャージー牛乳4・5%】
スーさんは、【よつ葉乳業 よつ葉4・0牛乳】がお気に入りだそうです!
ぜひ、スーパーで見かけたらお試しくださいね!