TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~金曜日の11時から放送中!

年々梅雨末期の豪雨は起こりやすくなってきています。特に今週いっぱい梅雨前線が、九州だけでなく本州を行ったり来たりと、日本各地で大雨になりやすい状況になっています。

7月8日水曜日の生活情報のコーナーは「風水害時の避難」について、災害危機管理アドバイザー・和田隆昌さんにお話を伺いました。

風水害の持ち出し袋はどうすればいい?

ポイントは、「なるべく少なめに」重いものを持ち出すのは避けましょう。リュックは防水のものを。中身もビニール袋やジップロック等に入れて持ち出しましょう。中身に関しては、タオルや着替えなど避難所で数日過ごすのに必要なもの。水や食料品は最低限でリュックで背負って駆け出せる程度のもの(成人5㎏程度まで)に抑えること。アイマスクや耳栓など安眠グッズ、歯ブラシ・洗顔用品などの他、マスク(数日使用分)除菌用ウェット、体温計、手洗い用石鹸などを追加する必要があります。また、コロナウイルスの中での避難で必要になってくるのが、「体温計」「手洗い用石鹸」。自身の体調管理に必要なのと、避難所にもあると思いますが、自身で手洗いができるように石鹸があると良いそうです。

水害が予想される地域は「ライフジャケット」を

年配の方、小さいお子さん、ペットがいる場合など、水害が予想される地域は「ライフジャケット」を常備してください。また、持病がある人は常備薬。衛生用品は十分に。

そして、ペットに関しては、基本一緒に入るのは難しいことが多いそうですが、一時的に預かってもらえるところもあるようなので、事前に確認をしておくとよいでしょう。その際に必要なケージとリリードが必要なので、確認しましょう。

風水害時の基本的な非常用持ち出し袋

避難所で3日程度過ごせる目安で準備をしましょう。

風水害時の避難について【水害時の持ち出し袋チェックリスト】の画像はこちら >>

※これらを、居間や寝室ではいつの間にか押入れの奥にしまいこむ危険があるため、玄関付近の目につくような場所に設置しましょう。

長靴で避難はNG!

実際に避難する際の「避難時の格好」については・・・雨合羽などを着用しましょう。傘をさすのは風雨が強まった場合は危険です。ただ、傘(ストック、杖など)は道路の安全を確認するには有効です。確認しながら避難場所へ移動しましょう。泥水で冠水していると、何があるのか見えません。沈んでいる自転車につまずいて怪我をすることがよくあるそうです。目に見えないリスクから身を守るために、活用しましょう。また、長靴は水が一度入ると動けなくなります。

長靴は避け、底の厚いきつく縛って脱げないようにした運動靴を着用しましょう。

◆7月8日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200708110000

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