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オカダ・カズチカさん(Part1)
新日本プロレス所属のプロレスラー。2012年に24歳の若さでIWGPヘビー級タイトルを獲得。
JK:おめでとうございます!今日は気合入ってるわね、タオルを巻いて。
オカダ:はい、いつ汗をかいてもいいように!
出水:ジュンコさんは去年、両国国技館での試合を実際にご覧になってるんですよね?
JK:みました!お正月も見ましたからね。プロレス初めてだったんです。ご本人に会ったのも初めて。大きいなぁと思って(^^)
オカダ:ジュンコさんに初めてお会いしたとき「あら、面白い靴履いてるわね」って言われて。そこが抜けないですね。
JK:おしゃれでカッコいいじゃないなあと思って。顔もそう。見栄えがいいというか。アイドルじゃないけど。
オカダ:ありがとうございます・・・いや、そうなんです!
出水:自覚してらっしゃる(笑)いま新日本プロレスって何人ぐらい選手がいるんですか?
オカダ:何人ぐらいですかね・・・30人ぐらい?外国人いれたら50人ぐらいになるんじゃないかと思うんですが、けっこうな人数になっています。
出水:どのぐらい年間で試合をしているんですか?
オカダ:去年は170ぐらいやってましたね。
JK:うわ、毎日やってるような感覚ね!
オカダ:そうですね、でも全部出るわけじゃないんですけど。僕は試合したのは120ぐらい・・・3日に1回ぐらいですね。でも休むのも大事なのかなと思って、けっこうグダグダしてるときも(^^;)4日連続試合してるときもありますし。
JK:初めて拝見して、K-1とも違うし、すごく華やか。かっこいいですよ!ファッショナブル!それとパンツがK-1だと広告だらけで、でもそういうのがなくてスタイリッシュでいいなと思ったんです。
オカダ:そうですね、言われてみれば、コスチュームにスポンサーさんがついてるのは誰もいないと思います。
JK:これを貫いてください!やっぱりカッコいいって整理することなんですよね。それと、3人対3人っていう試合があって、誰と誰が戦ってるのかわかんなくなっちゃうんじゃないかなって。柔道だったら青と白でわかりやすいじゃないですか。
オカダ:そうですね、僕たちは顔でわかるんですけど、たまにメキシコ人が来る時があるんですけど、みんなマスクしてるんですよね。
JK:でもリングの外まで出て行って、忙しいですね!椅子とか机とか、あんなの違反じゃないの??
オカダ:まぁ反則なんですけども・・・まぁレフェリーが見えてなければいいんです(^^;)
JK:見え見えですよ!最初っから用意してきて。すごいのよ!あんなことしちゃって。あんなので頭叩かれたら痛いでしょう?
オカダ:「椅子で叩かれて痛くないんですか」ってよく訊かれるんですけど、さっきまで人が座ってた椅子を畳んで叩いてるんで、痛くないわけはないですよ、普通のパイプ椅子ですから。でもプロレスラーは強いんで!僕が強いのかな??
JK:そういうのはご自分ではやらないでしょ?正統派はそういうモノに頼らない!
オカダ:僕はやらないです!でも、僕の仲間にいるんで、なんともいえないですね(^^;)

出水:ジュンコさん、オカダ選手の必殺技のドロップキックみました?
JK:すごいね!ものすごく跳ぶっていうか。何mぐらい?背も大きいからすごいですよね。
オカダ:そうですね、身体も真横になるので・・・でも、身長が高いから跳んでるように見えるだけなのかなって僕は思うんですけど。でも跳んでるときは気持ちいいンすよね。跳んで、蹴って、宙に長い時間浮いてるので、やっぱり気持ちいいですね。
出水:あの高さから自分が落ちるって考えるてもちょっと怖いのに(>
オカダ:はは、確かに高いですね。受け身をしっかり取らないと結構ダメージありますね。
JK:あっという間にロープの外に行ったり、中に入って来たり。
オカダ:格闘技だったらパンチされたらよけるじゃないですか。僕たちはチョップとかもくらって、「あなたのチョップはそんなもんね」って感じで、僕も倍にして返す。相手も「ああ、お前のはそんなもんね」といって返してくる。プロレスってやっぱり違いますね。
出水:たしかに!よけない美学!
JK:でもパイプはちょっとなあ~。ケガした人もいるでしょ?それでみんな納得してるならいいんだけど・・・やっぱり違反なんじゃない?
出水:ジュンコさんは納得してないみたいですね(^^;)

出水:ジュンコさん、今日はチャンピオンベルトをお持ちいただきました!
JK:うわっ、すごい!重そうね~。それで肩にかけるんですか?
オカダ:ふつうは腰に巻きますね。持ちますか?
出水:ジュンコさん気を付けてくださいね、オカダ選手軽々と持ってますが、そうとう思いですよ!
JK:いや~っダメダメ!これ何kgあるの?!これを持つ体力のある人しか勝てない!立派ですねぇ。すごい立派!
出水:このベルトをいただいて、どんなお気持ちでしたか?
オカダ:このベルトって最近できたベルトなんですよ。それまでIWGPヘビー級のベルトは前から持ってたんですけど、「世界」ってついたのが初めてで、正直チャンピオンベルトっぽくないなと思ってたんですよ。あんまりカッコよくないなと思ってたんですが、実際に巻いてみたら、俺めちゃくちゃ似合うじゃんって(笑)
JK:似合いますよ(笑)最後にこのベルトを巻いて、終わってからのコメントがよかった。
オカダ:なんかお客さんのいる前ではスイッチが入っているせいか、まだ疲れが出てこないんですよね。終わって花道から戻って、スイッチがオフになって、その後車で移動して、その後またコメントを出すのでスイッチを入れて、コメントを出し終わったらスイッチがオフになってがくっとなって「ああ疲れたな」ってなる。
JK:あの時猪木さんのお話をされたでしょ。ジ~ンときましたね。アントニオ猪木さんへの想いというか。
オカダ:新日本プロレスは今年で50周年なんですよね。猪木さんが作られた新日本プロレスですし、50周年なんで猪木さんにリングに上がってほしいなと。猪木ボンバイにのって入場してもらってね。元気があればなんでもできると言っていた方なんで・・・リングで「1、2、3!」ってやってほしいです。50周年ってなかなかないですから。
JK:でも勝ってもすごく殴られてるわけだから、ちゃんとコメントできるってすごいなと思った。
オカダ:あそこでしゃべる機会はチャンピオンしかないですからね。
出水:オカダ選手は事前に用意するんじゃなく、その場で思いついた言葉を大事にする、という話も聞きました。
オカダ:そうですね、考えて言おうとすると、見透かされちゃう。気持ちがこもった言葉はその時に思ったことしかないかなと思って。猪木さん、聞いてますか?お待ちしてます!

出水:50周年を迎えた新日本プロレスを牽引していく存在ですが、あらためてこれからの新日本プロセスはどう発展していってほしいですか?
オカダ:プロレスっていいものだなと思って。とくに今生きてる人たち、コロナ禍で大変な人たちはまさにプロレスだと思うんです。辛い中でも3カウント入らないように、やられても立ち上がって・・・コロナが流行っても、プロレスみたいに何とか3カウント入らないように立ち上がって勝ちに行こうとしているときだと思うので、プロレスで元気を与えていきたいですし、プロレスを見て「よし、頑張ろう」って。先に向かってどんどん頑張れるような戦いを僕たちはしていきたいなと思います。
JK:子供たちにも教えてるんですか?
オカダ:プロレスは子供には教えられないですね。大人にならないとできない。僕は15歳からメキシコに行って勉強しました。
JK:そういうのを作ったら?日本でプロレス学校。
オカダ:僕がですか?!・・・来てくれますかね?ジュンコさん入ってくれますか?
JK:私がですか?!何を言ってるの!私は応援のほうですよ。
オカダ:応援ですか?椅子とか持ってこないですよね?
JK:もっとすごいの持っていきますよ(^^)
OA曲>M.Soulコブラツイスト~魂の悶絶/桑田佳祐