梅雨明けして猛暑日が続いていますが、そんな中いま大きな話題となっているのが、いくつもの企業が立て続けに販売し、しのぎを削っている「着るクーラー」と呼ばれる商品です。8月12日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

着るクーラーとは、いったいどんなものなのか?「レオンポケット」という商品を発売したソニー株式会社広報担当の柴田智彩さんのお話です。

★着るクーラーならぬ着るエアコン

ソニー株式会社 広報担当 柴田智彩さん
「温度調整が可能なインナーウェア装着型ウェアラブルサーモデバイスと呼んでおりまして、専用のインナーウェアの首元に本体を入れるポケットが付いておりまして、そこに本体を入れると、体表面を直接冷やしたり温めたりすることができます。まさに着るクーラーと言ったイメージをしていただければと思います。オフィスで冷房が直接当たって寒いなって時に全然今の時期と逆なんですけど、あったかいモードで使ってみたりとか、ちょっと暑いかなってる時にレオンポケットこあててみたりとか、そういう補助的な使い方もできます。今年は、マスク必須の生活が続いてると思うんですけれども、マスクをしていると体感温度も上がるという風に言われてますので、ひとつの暑さを和らげる補助的なアイテムになればなというふうに考えております」

ソニーの着るクーラー「レオンポケット」は、スマホより小さいくらいの小型のハイテク装置です。

▼スマホより小さい「レオンポケット」(公式サイトから)

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首の後ろにポケットがついている専用のインナーシャツを着て、そのポケットにこの装置を入れて使います。スマホに専用のアプリをダウンロードして操作する仕組みで、冷たくなったり、暖かくなったり、冷房、暖房として使えます。

▼ビジネスマンが気づかれずに涼をとれる(公式サイトから)

激戦区「着るクーラー」市場

気温30度でテストしたところ、何もつけていないと体表面の温度が36度でしたが、レオンポケットを使ったら、5分で23度まで下がったそうです。

▼公式サイトではその実力をアピール!

激戦区「着るクーラー」市場

お値段は、本体は税込14300円、専用インナーは1980円ですが、評判は上々ということでした。

ただ変わっているのは、専用のインナーが必要な所で、理由を聞いたところ、元々ビジネスマンがターゲットだったので、ワイシャツ姿でも、周りに気付かれず、違和感なく収まるように考えたら、インナーにポケットをつけようとなったそうです。

★首に引っ掛けるクーラー!?

一方で、首に直接、引っ掛けるタイプの「着るクーラー」も登場しています。こちらは株式会社サンコーの広報部長、﨏(えき)晋介さんのお話です。

株式会社サンコー 広報担当 広報部部長 﨏晋介さん
「ネッククーラー NEO はですね、冷却板を首に当てることで、暑い中でも涼しく過ごせるグッズです。ヘッドホンのような形をしていまして、それを首につけるものになります。だいたい外気温マイナス15度まで下がります。発売して3ヶ月の時点で20万台販売しました。予想を遥かに上回る動きで売れています。あの今年はもう世界的な大規模なスポーツイベントが開催される予定だったので、それを見込んでの開発だったんですけれども、来年に延期ということになりましたので・・・。実際にコロナじゃなかったら、どこまで売上が動いたかっていうのはなかなか難しいですけれども、延期でも非常に売れてるので、大会が予定される来年に向けて、また大きく仕掛けていきたいなと思ってます。」

今年はオリンピックが開催される予定だったので、炎天下での観戦で、この「ネッククーラーNEO」が売れる!と販売したそうですが、新型コロナの影響でオリンピックは延期。それでも、予想を超える売り上げになっているそうです。

▼これが「ネッククーラーNEO」ネックスピーカーのような形です(公式サイトから)

激戦区「着るクーラー」市場

暑い時、冷たい飲み物を買うと、そのペットボトルを首に当てて「冷た~い」ってやりがちですが、そこにヒントを得て、「首に冷たいものを当て続ける商品」を目指し、ヘッドホンを首にかけるような形、あるいはネックスピーカーのような形の「着るクーラー」が完成。

お値段は、税込5980円と、お手ごろで、色はブラック、ネイビー、ホワイトの三種類ありますが、現地点でブラック以外は売り切れになるほどの人気です。

▼この内側の冷却板がひんやり冷えます(公式サイトから)

激戦区「着るクーラー」市場

ただ、これを首にひっかけて外を歩くのは、ちょっと恥ずかしいかなと思ったのですが、﨏さんの読みでは、むしろこれからますます定着していくのでは、ということでした。

★着るクーラーは手持ち扇風機を越せるのか

株式会社サンコー 広報担当 広報部部長えき紳助さん
「手持ちの扇風機は爆発的に売れたのと同じように、こういった首にかけるクーラーってものも、さらに来年もどんどんどんどん普及していくのかなと思って。

日常で手持ちの扇風機って、5年前ぐらいは、あまり使ってる方いらっしゃらなかったんですね。その手持ち扇風機も、今はもう当たり前にいろんな方が使っていただいている。このウェアラブルクーラーを首にひっかけて冷やすっていう仕組みも、普及していくのかなと思ってます。手持ちの扇風機って、外気温が上がってきた時に、熱風がどんどん顔に来るんですね。そうなるとやはり不快と思われる方が非常に多いので、このネッククーラー NEO に関しては、外気温が高くても、冷たく感じることができますので、そこが圧倒的に違いますね」

手ぶらに加えて、熱風を受けずに済むのも着るクーラーの利点。手持ち扇風機を超えるヒットになるかもしれませんね。

竹内紫麻の「現場にアタック」

◆8月12日放送分より 番組名:「森本毅郎 スタンバイ!」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200812063000

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