那須川天心×DJ松永、頂点を極めし者2人による貴重対談

TBSラジオで平日15時30分から放送中の「ACTION」。水曜パーソナリティは、Creepy NutsのDJ松永さん。

8月19日（水）のゲストは、キックボクシング界の神童・那須川天心さん。40戦40勝31KOという圧倒的な強さで無敗街道を突き進む那須川さんのこれまでの歴史とその秘訣などを、同じくDJ界で技術を突き詰め世界王者となったDJ松永さんがお話を伺いました。

松永：まずは極真空手からなんですね。そのきっかけは？

那須川：父親が武道を通して礼儀を学ばせたいということで道場に5歳から通いました。

松永：それで小学校5年生のころに優勝されますね。階級とかってあるんですか？

那須川：いや、ないです。だから普通に30kg差とかありました。

松永：マジっすか…！？それ、死にませんか？

松永：小5から戦術を身に付けているんですね。

那須川：だから今もそのときの動きがキックボクシングに活きていることは間違いないですね。

松永：そのときから「優勝できるな」という自信はあったんですか？

那須川：そのときは自信というよりは、頑張るしかない気持ちですね。

松永：自信がついたのはいつぐらいからですか？

那須川：プロになってからは自信はありますね。

那須川：ありますけど、それも数えられるほどですね。

松永：小6でキックボクシングをやり始めたんですね。キックボクシングへの転向のきっかけを教えてください。

那須川：きっかけはテレビでK-1がやっていたからです。

松永：そのときは誰が出ていましたか？

那須川：魔裟斗さんとかですね。その舞台に憧れてキックボクシングに転向しました。

松永：憧れの選手はいましたか？

松永：マジでスターですね。だって、そのタイミングで自分がステージに立っているイメージがついていたということですよね。

那須川：そうですね。そのときから根拠のない自信みたいなものはありましたね。

松永：じゃあファンじゃなくて、気付いたらプレイヤーだったということですね。

那須川：そうですね。中学のころからずっと、「格闘技界を変えるんで」ということはずっと言ってましたね。

松永：RISEというのはどういうルールの団体ですか？

那須川：ベースのキックボクシングのルールがあって、肘打ちはなし。相手を掴んで攻撃が1回だけ可能みたいな細かいルールはあるんですが、まぁ倒せばOKです（笑）

幸坂：かっこいい～！

那須川：デビューの年ですね。

幸坂：対戦相手は年上ばかりですよね？

那須川：デビュー戦自体も一応若手で期待されていて、なかなか決まらなかったんですよ。それでいきなりランカーと戦うことになって。

松永：それもすごいですよね！

那須川：そこで勝っていって練習もし続けたら、ランカー全員倒していて最終的にタイトルマッチをやりました。

松永：それがデビューの年ですもんね。

那須川：そうなんですよ。本来なら高2でデビューしようと思っていたんですが、ちょうどRISEの記念大会があって、そこでデビューできる話を聞いたので、「まぁ、やってみるか」と（笑）

幸坂：怖さはなかったですか？

松永：これは身につまされますね…。

松永：「優勝できるな」と思ったタイミングはありましたか？

那須川：僕のデビュー戦のときに、僕の階級の王者が決まる大会だったんですけど、そのときには「勝てるな」と思っていました。でも周りからは「若くて調子乗ってて、勝てるわけないよ」と言われていましたね。

松永：そうなんですね！

那須川：はい。「まだ早いよ」とか「いやいや、負けるっしょ」とか言われてましたね。

松永：大分早いスパンで全てをひっくり返しましたね（笑）1年以内で全てをひっくり返すとは（笑）

引き続き、ディープな那須川天心さんのお話を松永さんが伺いました。

◆8月19日放送分より　番組名：「ACTION」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200819153000