TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~金曜日の11時から放送中!

2020/09/03の放送より

毎年のように相次いでいる台風や大雨などによる水害。去年は千葉県などでも大きな被害がでました。

また現在、台風9号、10号の影響で関東地方でも局地的な大雨が降る可能性もあります。自主的にできる備え、いくつもあると思いますが、今回は意外と知らない「土のう」の手に入れ方などについて取り上げます。

自治体で無料でもらえる「土のう」

袋の中に土砂が詰められている「土のう」。排水しきれない雨水が道路などにあふれ、民家に入るのを防ぐため積み上げて使いますが、これ、意外とどこで手に入るのか知らない人も多いのでは。案外身近なところで手に入るんです。それが各自治体が設置している「土のうステーション」なんです。

▼ TBSから一番近い「土のうステーション」は氷川公園に

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【台風・大雨に備える】「土のう」は自治体が無料配布していること知っていますか?

土のうは無料で持っていけますが、それなりの重量(大体5~10kg)があるので自宅に持ち帰るのは大変。自治体によっては電話すれば自宅の前まで持ってきてくれるところもありますので、一度相談してみるのも手です。
【台風・大雨に備える】「土のう」は自治体が無料配布していること知っていますか?

また「土のう」を持って行った場合、処分は自分で行う必要があります(未使用は返却できる場合も)。これも自治体次第なので確認してみてください。

世田谷区では毎月2回補充

去年の台風19号によって浸水被害のあった世田谷区ではどうなのか。土木部土木計画調整課長・髙橋良忠さんに「土のう」についての疑問をぶつけてみました。

Q. 積み方のポイントは?
家の間口に置く場合は、土のう袋の縛り口を、水の流れとは反対の間口側に向け、隙間のないように平らに並べていってください。並べた土のう全体をブルーシートでくるむと、より防水効果が高まります。

Q. 土のうを活用したほうがいい人はどういう人?
区が公開している洪水ハザードマップをご覧いただくと、区内で浸水が予想される地域を確認していただけます。この浸水が予想される地域にお住まいの方の、日ごろの備えとして、土のうをご用意いただければと思います。

Q. 土のうの補充は定期的にやっているのでしょうか。
夏場は、月に2回、すべての土のうステーションを点検し、土のうの補充を行っています。台風やゲリラ豪雨により、一時的にステーションの利用が急増した場合も適宜緊急の補充作業を行います。

Q. 近年水害が多いですが、ステーションの数を増やしたりしているのでしょうか?
以前から、浸水被害が発生しやすい地区を中心に、ステーションの増設を行ってまいりました。特に、昨年10月の台風19号の被害を受けて、設置個所を大幅に増やしております。昨年9月の時点では区内の設置個所は54か所でしたが、9月3日現在で、66か所70基※まで増設しております。

なお「土のう」を2段目、3段目と積み上げる場合は、半分ずらして積んでいってください。また出入口1mあたりに必要な土のうの数ですが、1段積み、大体10センチメートル程度高さであれば、5キログラムの土のうで5袋~6袋。

10キログラムの土のうで3袋~4袋が必要となります。自治体によってもらえる数も変わりますが大体は10~20程度という感じです。

ちなみに家の近くに土のうステーションが無い場合でも、自宅で用意できる「水のう(すいのう)」というものもあります。こちらも髙橋さんに作り方を聞いてみました。

ごみ収集袋を利用して「水のう」を作ることができます。たとえば、二重に重ねたごみ収集袋に水を入れて「水のう」を作り、段ボールの中に入れたものを間口に並べることで、浸水を防ぐ効果が得られます。(工事が必要になる場合がほとんどですが、敷地に止水板(防水板)を設置するという方法もあります)

「土のう」の処分を自分でやるのは面倒!という方には少し値が張りますが水で膨らむ「簡易土のう」というものも売っています。これなら場所を取りませんし、使用後は3、4日乾燥させた後、一般ゴミとして捨てることができますので、ぜひ、合わせて活用してみるのも手です。

確認も備えの一つです。まずは近くの土のうステーションを確認してみてください。ただ、土のうはあくまでも水害の初期の段階で行うものですので、身の危険を感じる前に、早目の避難を心がけてください!

◆9月3日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200903110000

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