9月13日・日曜お昼12時から放送された『松岡茉優 マチネのまえに』、第24回放送。
松岡:今回のテーマは・・・
「なかなか暑さが引かないし、残暑も厳しいところでございますので、ちょっと昼間からプシュっとやっちゃいますか~スペシャル」
簡単に、おつまみを2品作りまして、その後、プシュッとやりながらおつまみと一緒にちょっと贅沢なお昼過ぎを過ごそうということでございます。
でも、「プシュっ」というのは濁しております。未成年の方はもちろん炭酸飲料とか、炭酸が苦手な方はジュースでも全然構いませんし、このあと、お仕事だよーとか、運転するご予定のある方など、ノンアルコールでお願い致します。私もちょっとこのあと仕事がございますので、私が広告を務めさせていただいております「キリン グリーンズフリー」で皆さんと乾杯したいと思います!
ということで、何を作るかといいますと・・・
「こんにゃくのおつまみ」と「きゅうりのおつまみ」です!
ちょっと浸す時間もありますので、「きゅうり」の方から作ってきたいと思います。調理音がしますので、いつもよりもちょっと聞く方を選んでしまうラジオになるかもしれませんが、どうかご容赦ください。それではまいります!
『きゅうりのおつまみ』~ひたすら揉む! ♪も~みも~み~【きゅうりのおつまみ】
※こちらは松岡さんがおうちでよく作るメニュー
・きゅうり(一本)
・お酢(穀物酢がクセがなくておすすめ)
・お塩
・昆布出汁(かつお出汁でも、顆粒でも、液体タイプでも大丈夫)
松岡:最近、“野菜を洗う水”というのが売ってるんですよ。私は野菜を買ったら1回、その“野菜を洗う水”で洗ってから保存してます。そうすると、いつまでも元気にいてくれます!これは一週間以上前に買ったやつなんですけど、すごく重宝しております。じゃあ今日は、このひん曲がったきゅうりでいきたいと思います!
(きゅうりを水洗いして・・・)
「1回洗ったのに、また洗うんかい!」
と思いました?(笑)でも一応ね、しばらく野菜室におりましたから洗いますよ。

松岡:まな板を少し湿らせまして、きゅうりを置きます。じゃあまず、きゅうりの端っこ、切ってください。ヘタの周りをちょっとサクッと。きゅうりにもよりますが、私は1センチちょっと落としてます。
コスコスコスコスくるくるくるくるって擦ると、泡が出てきませんか?
これ、アクっていうんだっけなあ。やってもやらなくてもいいんですけど、取った方がいいものなんですって。何だったか忘れたし、やってもやんなくてもいいんだろうけど、私、いっつもやってます!コスコスコスコスって、ほら、泡が出てくるでしょ、不思議でしょう。で、取ったら水でしゃばっと流すだけで結構です。
③きゅうりを切る~袋に入れる松岡:長めのきゅうりの方は3等分、小さめのきゅうりの方は二等分かなと思います。お好みのサイズに切ってください。私は3等分です。これもやってもやらなくてもいいんですけど、私はちょっとだけこの粒々の部分をちょっと削ぎます。なんでかというと口触りが好きじゃないから。
じゃあ、きゅうりを立たせてください。立ちました?立ったきゅうりを半分に、半分をさらに半分。全部そうしてください。
そうしたら、きゅうりを何かしらの袋に入れてください。ジップロックとかポリ袋とか何でもいいです。清潔な物に入れてください。袋が無いんだけどという方は、大きめの“どんぶり”に1回きゅうりを入れてみてください、それでもできます。
この袋、あるいはどんぶりに入れたきゅうりに、塩を入れます。塩加減はお好みなんですけど、一つまみ二つまみ分ぐらい。
松岡:じゃあ、揉みますよ。ちょっとうるさくなりますので、お勉強中の方は音量を下げてください。どんぶりの方はハンバーグをこねるみたいにゴネゴネすれば、しんなりしてくれると思います。では、ジップロックの方、行きますよ!
(きゅうりを揉んで・・・)
水分が出てきますよね、どんどん出してください。どんぶり派の方はゴリゴリって力を入れれば水分が抜けると思いますので。はい、どうでしょう、皆さん、いかがですか!?けっこう絞れました?このきゅうりのお汁は残す派の人もいると思うんですけど、私は捨てます。ギュッと搾って、きゅうりに元気をなくしてもらいます。水を切りました。
これで、きゅうりの先っぽをかじってもらって(ポリポリ)。しょっぱいという方は、一回、袋の中にお水を入れてもらって、ゆすいでお水を全部流してください。しょっぱくないよという方はこのままいきましょう。
松岡:そして、出汁ですね。私は顆粒の昆布だしを使いますが、かつおだしでも液体でも構いません。これもね、お好きな量なんですよね。しょっぱくならないように加減しながら、またきゅうりの先っぽをかじりながら皆さんも決めてみてください。また、揉みます。これはちょっとでいいです。
⑥お酢を入れてきゅうりを揉む松岡:お酢を上からちょっと入れます。私は酸っぱめが好きです。
また揉みます! ♪も~みも~み~
今度は、今までのガシガシ揉みより、中に入ってねという気持ちで揉みます。ぎゅむぎゅむっと。ジプロック派の方は、空気を抜くように密閉するかの如く蓋を閉じてください。なるべく空気が入ってない方が早く浸かります。
松岡:冷蔵庫のきゅうり、浸かってますかねー。どれどれ、味見でーす(ポリポリ)うん、浸かった!お皿に盛ります。ちょっと酸っぱすぎるんですけどという方は、もうちょっと置くと酸っぱさが和らぐので、今は何切れかにして、のちほど堪能してもらえればと思います。“梅干しの塩角が取れる”なんていいますけど、酸っぱみも和らぎますので、酢っぱすぎて辛いなーっていう方は、もしよかったらのお砂糖をちょびっと入れてもらうとまろやかになりますので(ポリポリ)。きゅうり、盛りました~!完成です!
『こんにゃくのおつまみ』~叩く!叩く!叩く!そのくらいが良いです!【叩きこんにゃくの炒り煮】
※土井善晴先生の本「素材のレシピ」より
材料
・板こんにゃく(一枚)
・お酒
・醤油
・油
・叩けるもの
「すりこぎがベストなんですけど、私はすりこぎが見当たらない時は、お鍋の取り外せる柄の部分が家にあるので、それにラップを巻いて叩いたりもしちゃいますので、衛生的に叩けるものがあれば何でも大丈夫です」(松岡)
松岡:では、ここから「こんにゃくの炒り煮」を作ります。こちらはですね、私の“心の師匠”土井善晴先生の『素材のレシピ』という本からレシピをお借りしております。土井先生、そして事務所の方々、ご快諾ありがとうございます。

このこんにゃくなんですが、切って叩いた後に下茹でをしますので、今のうちにお湯を沸かしておきましょう。お水を入れて火にかけて。私はですね、ズボラでございまして。洗い物を増やしたくないので、のちほど炒り煮をする鍋に直接入れております。なので、これをまた水にあげて、また2回使えるんでね。一つの鍋でやりたいと思います。②こんにゃくを薄く切る
松岡:こんにゃくをまず、半分に切って下さい。それを薄くしたいので、厚みを今度は半分にしてください。ブロックにするんじゃなくて、一回半分に切って、切りやすくしたら厚みを半分にしてください。薄くしたいんです。薄くなりましたか?
③こんにゃくを叩く松岡:はい、ここで“すりこぎ”が登場しますよ。すりこぎがおうちに無い方は、硬い物だったらいいです。私、すりこぎをこの前まで失くしていて。その間、ずっと取っ手が取れるフライパンの取っ手でやってました。けど、すりこぎが見つかったんです!あ、さっきのジップロック揉み揉みよりも、さらにうるさくなりますので、料理に参加してないのにうるさい音を聞きたくない方はチャンネルを変えてください。ではいきますよ、こんにゃく達を薄くしてくださーい!
(トントントントンと、コンニャクを叩く)
薄く!とにかく薄く!ほんとに薄くした方がおいしいです!けっこうな力で叩いてください!叩きすぎると、こんにゃくに穴が空くんですけど、そのくらいでいいです。1.5倍くらいには伸びます。疲れてませんか、大丈夫ですか?ハイ、OKです!皆さんも叩けましたか?けっこう疲れましたね。すりこぎさん、ありがとうございました~。
松岡:薄くなりましたらお好きなサイズに切って下さい、食べやすいサイズ。私はね、ホルモンぐらい、シマチョウぐらい(笑)なんてったってこれはね、“こんにゃくがお肉のようにいただけるという逸品”なんです!だから私はシマチョウぐらい。ほんと、ホルモンみたいな味になるんですよ。食感もダイエット中とか最高じゃないですか。はい、切っていきましょう!はい、お好きな大きさにどうぞ。
⑤こんにゃくを下茹でする松岡:では、下茹でに入りたいと思います。お湯は沸きましたでしょうか?ここに、先ほど切ったこんにゃくを入れて参ります。
「こんにゃくの炒り煮」を土井先生の『素材のレシピ』で読んで初めて作った時、下茹でをすっかり忘れていたんですよ。だから、炒り煮をしている時にしゅわーって出てきまして。それをキッチンペーパーで慌てて拭き取ったくらいなので。それでも美味しかったから、皆さんも下茹でがめんどくさかっ・・・そんなこと言えないけど(笑)けど、だいたいでよろしいです。アクが出るまで。
さあ、どうでしょうか。しゅわしゅわっと下茹でできましたか?ではこれをザルに取りますよ。やけどに気をつけてくださいね。このフライパンを、そのまま炒り煮に使ってしまいますので、水気を拭き取りました。こんにゃくもしっかり水を切りましょう。油ハネするとあぶないのでね。はい、切りました。
⑥こんにゃくをフライパンで炒める松岡:では、フライパンに油で熱します。油はお好きな油でいいかと思います。土井善晴先生の『素材のレシピ』にも油と書いてあります。私は「ごま油」を使います。卵焼きを作る時ぐらいの油です。あんまり多いと油っぽくなっちゃうので。油をフライパンで熱します。先ほど下茹でしたこんにゃくを入れていきます。跳ねるの注意してください。これはですね、弱火から中火ぐらい。炒めますよ。こんにゃくはパチン!っていうから、皆さん、やけどに注意してくださいね。
アク抜きが足りないと泡が出てくるんですけど、よっぽどひどかったらキッチンペーパーで擦ってください。こんにゃくに油がなじむまでやっていきます。私はちょっと焼き過ぎるぐらいが好きです。・・・やっぱり泡が出るなぁ、アク取り不足か・・・
⑦お酒を入れる松岡:いい感じに油が馴染みましたでしょうか?油が馴染みましたら、お酒、醤油、お砂糖を加えていきます。
お酒は1/3カップなので50 mlぐらい入れます。ハネますよ~気をつけて~。みなさん、弱火でやりましょう。
⑧醤油を入れる松岡:続いて、醤油は大さじ2です。レシピでは大さじ2なんですけども、こんにゃくのしみ具合というか、こんにゃくの種類によっては大さじ2だとしょっぱい場合がありますので、大さじ1ぐらいから味をみてみて下さい。私がいつも使ってるこんにゃくは大さじ2だと濃くなってしまうので、いつも大さじ1ちょっとになってます。
⑨砂糖を入れる松岡:色が付いてきましたね。では、ここにお砂糖も入れますよ。お砂糖も醤油と同じく大さじ2なんですけども、こちらもお好みで味をみながら。お砂糖を入れました。
⑩炒り煮松岡:ここからは炒り煮をしていきますよ。ちょうどね、“照り焼き”を作る時みたいに、照りっとしてくるので混ぜながら炒めていきます。もうあんまりパチンと来ないので、中火ぐらいで照りを付けましょう。煮汁が無くなるまで煮詰めていきます。
11.煮詰まったら・・・完成!松岡:さて、こんにゃくはいかがですか?お汁が無くなってきましたかね?私、1回焦がしかけちゃったことがあるんですけど、その焦げもね、お肉っぽくて美味しかったんですよ。裏も表も行き渡るようにひっくり返したりしながら、面倒を見てあげて下さい。
おいしくなれー。あぁ、おいしそうだ!お酒が進みそうな匂いでしょう~!どうですか、煮汁が無くなってきましたかね!?私のはだいぶカラカラです。火を止めます。もうちょっと煮詰めたい方は煮詰めてください。じゃあ取っていきます。この出来立てじゃなくて、味が落ち着いた時もけっこう美味しいんですよ。よし!
「私はお仕事がありますのでキリン グリーンズフリーでカンパ~イ!」「おつまみ、うまっ!」松岡:さて、今日はですね、おつまみを2品作りました。私の“心の師匠”であります土井善晴先生の『素材のレシピ』という、まぁすんばらしい本から「こんにゃくの炒り煮」です。あと、私がよく作ります「きゅうりのおつまみ」を作りました。ということで、私はこのあと少しだけお仕事がございますので、「キリン グリーンズフリー」でいただきたいと思います。

(プシュッ! グラスに注いで・・・)
さぁ、皆さま!グラスを持たれましたか?では、カンパ~イ!
おいしいですね!皆さま、何を飲んでますか?
ということで、いただきま~す!きゅうりから食べよ。(ポリポリポリポリ)おいひ。ちょっと酸っぱいけど、お酒に合いますよね。じゃあ「コンニャクの炒り煮」もいただこうかしら。うまっ!これ、やっぱおいしいなぁ。もうちょっと炒ってもよかったな。また機会があったら、やりすぎたかなってぐらい、ちょっと焦げができてもお肉っぽくておいしいんですよ。
暑い日が続きますけどね。こうやって、ちょっとのんびりと自分を甘やかす時間を作りながら、なんとか、この夏も様々なことも乗り越えていけたらいいなと思っています。
ラジオネーム「さとみっくす」さん
まゆちゃん、久しぶりの『一緒に作ろうシリーズ』楽しみです!ちょうどよく冷蔵庫に「こんにゃく」と「きゅうり」が眠ってました(笑)前回のフレンチトーストも、まゆちゃんのガイドで上手に作れたので今回もまゆちゃんについていきます!「グリーンズフリー」も用意しました。初めて飲みましたけど美味しいですね(フライングしちゃった!)
松岡:今日一緒に作れていますか?もし、グリーンズフリーも一緒だったら丸ごと「茉優ちゃんセット」ですね(笑)おそろいだ。
良い時間ですね。皆さんと一緒に作って、今この時間を共有してるんだなあと思うと、いつもよりも距離が近づいたような感じがします。またね、第5弾もやっていきたいなと思っておりますので、その時のために、こんなの作りたいとか、こうして欲しいというのがあれば教えていただけたら幸いです。そして、今回のおつまみとプシュッとした写真をあげていただけたらとても嬉しいです。映えてなくて大丈夫です。
松本穂香さんのラジオに“プシュっ組”が混じってるかもしれませんが、まぁ皆さま、ほどほどにということで(笑)
(TBSラジオ『松岡茉優 マチネのまえに』2020年9月13日(日)放送より)
◆9月13日放送分より 番組名:「松岡茉優 マチネのまえに」
◆http://radiko.jp/share/?sid=TBS&t=20200913120000