TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」月~木曜日の11時から放送中!
毎月最初の月曜日は、天気が好きすぎる気象予報士・増田雅昭さんがご出演!今日10月5日のテーマは、「季節の変わり目!気圧の変化」についてでした。
台風14号が発生!平年だと、1年間に発生する台風の数は25~26個。
前回出演した日(9月7日)は、台風10号が近年にないほどの勢力で、九州の西海上を北上していたのですが、スーコレのコーナーが終わったあと、なんか今日は体がだるいね、もしかして気圧の影響?という話に。気象の変化が激しいと体調に変化が出る人もいますが、「気象病」と呼ばれています。以前、「気象病」をテーマに番組にご出演いただいた内科医の久手堅司先生がおっしゃっていましたが・・・気圧・気温・湿度などの気象変化に伴って、様々な体調不良が起きることがあるそうで、症状としては、頭痛、めまい、倦怠感、古傷が痛むなどの症状が出る方がいます。特に気圧の変化に敏感な人が症状出やすいそうです。
気圧の変化が一目でわかる「ウェザーグラス」ただ、「気圧」は気温と違って、なかなか分かりにくいですよね。そんな気圧の変化が一目でわかるアイテムが「ウェザーグラス」などと呼ばれるものです。
この管の部分の水位で、気圧の上がり下がりを把握できるんです。
・気圧が高いとき(外からの空気の押す力が強い)→水位が低くなる
・気圧が低いとき(外からの空気の押す力が弱い)→水位が高くなる
推移の変化が大きいときは、気圧の変化が大きいということになります。
実際にスタッフ二人がウェザーグラスを使用。水位の変化の画像、その日の天気、体調などを記録したところ、
◎「気圧が下がると、頭が痛くなる、眠気が強い」など、気圧変化によって自分の体調が変わる日がある、ということがわかった。
◎2週間前、関東のすぐ南に台風12号が近いている時に、水位がかなり高くなった。つまり、気圧が急に低くなった時だったが、頭痛・だるさがひどくなった。
あくまでも個人の感想、症状が出る・出ないは人によりますが、気圧を目で見て「今日は気をつけよう」と思ったり、「なんかだるい」の原因がハッキリする人もいるかもしれません。インテリアとして置いてもいいし、きっとお子さんも興味津々だと思います。
こういった気圧計は、「晴雨計」とも言われます。
昔は、気圧の上がり下がりで、天気予報をしていた時代がありました。
ざっくり言うと・・・
・気圧が低いとき→曇りや雨。気圧が低いということは、空気が薄い、少ないということ。それを埋めるように周りから空気が集まってくる→地面にはもぐれないので上昇→空気が上昇時に冷えて、水蒸気が水や氷の粒となり、雲をつくる。
・気圧が高いとき→その逆で、下降気流になって、晴れやすくなる。
もちろん気圧だけでは予報が当たらないので、風・湿度など色々な気象要素を観測したり、気象衛星打ち上げたり、スーパーコンピューターに計算させたりして、今の天気予報の精度まで上がってきたのですが…
ただ、この週末、晴雨計が意外と当たってたんです!
土曜日の夜、晴雨計の水位が上がっていたのですが、その夜~日曜日の天気予報は曇り。ところが、予報にはなかった雨が…。当たる日ばかりではないですが、晴雨計、試してみる価値はあるかもしれませんよ。
▼今週は秋晴れが続くかなと思ってましたが、台風14号でガラッと変わってきそう。晴れるのは明日と、あさって水曜の午前中まで。その後は下り坂で、水曜の夜からしばらく曇りや雨。台風が東にカーブしてきたら、週末にかけて雨に。
▼今週後半は、今よりもう一段冷えます。ジャケットとか羽織るものを用意しておきたいですね。
▼来週以降も冷える日がありそうで、急に冷えるということが特徴の10月になりそうですよ。
◆10月5日放送分より 番組名:「ジェーン・スー 生活は踊る」
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