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6月5日(日)放送後記

車ラヴァーの安東弘樹が昼から車について熱く語る「カーマニア」向けのプログラム「ガレージヒーローズ」。
今週は音楽プロデューサーで日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考員も務める松任谷正隆さん登場!

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車と音楽は繋がってる??今週はアカデミックな内容でお送りしました。

松任谷正隆さんと車のお仕事

松任谷正隆さんがカー・オブ・ザ・イヤーの選考員になったのは40代前半。
現在、70歳とのことで、選考員歴はおよそ30年!?
でも今もとっても謙虚。
選考会などにいる他の審査員の方を見かけると「挨拶した方がいいのだろうか?」など考えちゃうんですって。
大御所なんですから、、、もっと”でーーーん”と構えていただければと思います(笑)

音楽プロデューサーの松任谷正隆さん登場!

そんな松任谷さんが車のお仕事を始めたキッカケが、現在もBS朝日で放送されている「カーグラフィックTV」のキャスター。
こちらも間も無く40年という歴史深い番組ですが、松任谷さんが加入した当初(いわゆる超初期のカーグラTV)は、タレントの女の子がワープしちゃったりする・・・なんだかよくわかんないバラエティ番組だったんです。

その頃から雑誌「カーグラフィック」の読者だった松任谷さんとしては、このおふざけが許せなかったそうで、「だったら僕がこの番組を大改革してやろう!」そんな意気込みで番組参加を決意。
それからは収録が終わるたび、松任谷さんの自宅でスタッフと深~~いミーティングの日々。
「女の子はいらない!」「真面目に車を紹介したい!」
そんな思いを伝えて今のスタイルとなった「カーグラTV」。
だから今も多くの車ファンに愛され照るんでしょうね~。

モータージャーナリストと呼ばれることについて

松任谷正隆さんが「モータージャーナリスト」と呼ばれるようになったのは、カー・オブ・ザ・イヤーの選考員になって2年目の頃。
当時の大先輩方から「そろそろ日本ジャーナリスト協会(AJAJ)に入ったら?」と言われて加入したそうですが、本人は「よくよく考えたらこんなジャーナリストはいないよな」と思うようになり、それで「音楽プロデューサー」を名乗っていると語ります。

音楽プロデューサーの松任谷正隆さん登場!

でも松任谷正隆さん、この「AJAJ」では自動車の未来のために尽力されています。
これまでのアーカイブを編纂しようと提案したり…(これは大変すぎて最初からお手上げって方も多かったそうですが)
「AJAJの特権とはいったいなんなのか?」そんなことに真剣に向き合い、ここでも改革に着手。
自動車の未来のために戦っていらっしゃいます!

松任谷さんの車の価値観を変えた車

音楽プロデューサーの松任谷正隆さん登場!

これまで数々のマシンをインプレッションしてきた松任谷正隆さん。
そんな松任谷さんに衝撃を与えた車も数知れず・・・

例えば「日産スタンザ」。


当時、輸入車がオープンになって、世の中に偉そうな車がたくさん出てきた。
松任谷さんもそんな車に憧れ、所有し、楽しんでいた頃があったそうです。
しかしある時「これでいいのか?」と思うようになったそうです。
そんな中、奥様(もちろん松任谷由実さん)が作曲大賞かなんかでもらってきた国産の小さな車。
それが「日産スタンザ」でした。
この車に乗ってみたら・・・「精神的にも超楽になって、街に馴染む車っていうのはメンタルにもいいんだな」。
そんなことに気がついたそうです。

ちなみにこの「日産スタンザ」について。
松任谷さん曰く「フランス車っぽい車。乗り味やバランスがそんな感じがする。ライバルがあまりいない車」とインプレッションをいただきました!

音楽と車の共通点

音楽と車の共通点について伺ったところ「時代感。ハード面」。


音楽がアナログからデジタル(CD)に移行した80年代前半、車も燃料噴射が電子化されていきました。
そんな時代感が重なるのが「音楽」と「車」。

音楽がデジタルに移行すると、価値観そのものが変わった。
それは表現されるもの、フィーリング、音楽の作り方、聞き方、何もかも変わった。
そしてそれは車も同じ。
車の進化とともに、作り方や楽しみ方が変わるのではないか、と松任谷さんは語ります。

音楽プロデューサーの松任谷正隆さん登場!
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