大沢たかお「ハイアット リージェンシー東京ベイで優雅な夕暮れ時を。」

TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』毎週土曜17時から放送中！

7月9日（土）放送後記

今週からのゲストは、大沢たかおさんです。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。

要「大沢さん、このお部屋どうですか？」

大沢「ラジオの収録って聞いてたのに、行き先聞いたら『海の方』って言われて（笑）さっき、ルーフトップバーに案内されて、海見ながら説明受けて、で、今この部屋に来て、、、すごく良い所だね。」

初共演は、2003年！

大沢さんと要潤が最初に共演したのは、2003年公開の映画『天使の牙』。
主演を務めた大沢さんは、当時35歳。同僚役だった要潤は、当時22歳でした。

近藤「要さんの第一印象は、いかがでしたか？」

大沢「まず、目つきが悪かったね（笑）」

要「あはは！（笑）よく言われます（笑）」

大沢「でも当時22歳？ あの時から、すごく落ち着いていて、目が真剣で存在感があったんで、この人売れるんだろうな～って」

要「嬉しい...！！これ、録音してますよね？！何回も聞きます！！（笑）僕は、撮影自体は数日だったんですけど、印象に残ってるのは大沢さんが、静かに現場に佇んでらしたんですよね。役に対する演技プランみたいなものを考えていたんですか？」

大沢「プランはそんなに考えてないんだけど、映画とかドラマは映像だから、この1回のチャンスで一生が決まるじゃ無い？だから、その1回を失敗したくない。それは、NGっていう意味じゃなくて、後悔したくないから。本番が近くなればなるほど、『違う可能性がないか』『最終的にどういう方向にするか』ある程度、心を固めなきゃいけないのに、ギリギリまで決まらなくて...それで頭の中がグルグルしちゃってるのかもしれないね。」

要「そうなんですか！いつも本番一発で決められるんで、もうしっかり固まってるんだと思いました。」

大沢「いやいや、芝居繰り返すと、トーンとかセリフ回し、違っちゃってると思う。アドリブという意味じゃないけど、一か八かやってみる、という感じまで行ったら良いなと思ってる。」

海外の厳しい現場事情...『代わりはいくらでもいる』

大沢さんが出演作を決める際には、最優先にするのは役どころではなく、
作品自体が素晴らしいものであるかどうかを指標にされているとか。

大沢「僕らって、1人でも多くの人に見ていただいて帰結する仕事なのでどれだけ良い芝居しても、人の目に触れないのは切ないので...。だから、作品がどれだけ素晴らしいか、が大事になりますよね。」

要「近年、僕が驚いたのが、ロンドンでの舞台『王様と私』。ちょうど、キングダム1の撮影後に、”この後どうされるんですか？”って聞いたら明日からロンドンって言われて！すごくないですか？！海外の舞台だと、いきなり舞台で立っての稽古ですもんね？本読みもなく。そのバイタリティーが、すごいことですよね。」

大沢「どうなのかな？ありがとう。英語での芝居は、未知でしたね。ネイティブじゃないから難しいですよね。」

近藤「どうやって習得されていったんですか？」

大沢「デッドラインが決まってたから、やらざるを得なかった感じでした（笑）厳しい場所なので、僕が行かなければ、代わりが2人くらい待っているからね。」

今も変わらない、行動力！

現在は日本を代表する俳優として、海外作品にも出演されている大沢さんですが
デビューした19歳当時は、モデルとしてのスタートでした。

21歳ごろには、パリコレに出演したいという思いで、パリに渡った経験もお持ちです。

近藤「もともとパリコレに出たくて、モデルになられたんですか？」

大沢「全然（笑）」

要「え！じゃあなんでパリ行ったんですか？！（笑）」

大沢「ん～やっぱり自惚れてたのかな？大学時代にファッションモデルになって、メンズノンノさんに拾っていただいてすごく早い段階で、ちやほやされたんですよ（笑）身長は180cmで大きくないのに、仕事たくさんもらっているうちに”世界いけるかもしれない”、となんとなく思って、とにかく行った。」

要「すごい行動力ですけど、その時から今も変わらないですよね」

大沢「ん～でも行って後悔するんだよね（笑）オーディション、50戦49敗ですから。あまりに自信過剰でパリに行ったし、お金もそこまでないから食事もファストフードだし、周りのモデルさんたちを目の前で見たことで、現実を見ちゃって追い詰められて、熱出しました。逃げて帰れないから、早く最終日にならないかなってずっと思って過ごしてた。」

共演作、映画『キングダムⅡ 遥かなる大地へ』まもなく公開。

そんな大沢さん、要潤が出演している
映画『キングダムⅡ 遥かなる大地へ』が、来週7月15日（金曜）から公開となります！

大沢「スタッフさんやキャスト陣が、１作目のヒットでプレッシャーを感じていて考えられないくらい、現場が緊迫していて、良い意味で武者震いがしたかな～。」

要「絶対、１作目よりも面白くするぞ！っていう空気で。撮影方法も、監督が考えられて、より高度になってましたよね。」

大沢「王騎は、主人公が目指したくなる将軍じゃなきゃいけないから...強いだけじゃなくて、いろんなものを内在させるような。エッセンスとして、身体を大きくしたけど、目指したくなる将軍であり続けさえすれば良い、と現場では意識してたかな。何しろ、原作では人間じゃないから、どうやって演じれば？って最初思ったけど（笑）」

来週は、映画『キングダムⅡ 遥かなる大地へ』についてのお話をたっぷりと伺います。
お楽しみに！

OA楽曲
Catch Me In The Air/Rina Sawayama