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8月4日(木)放送後記
「タマリンド」という名前、聞いたことあるでしょうか? マメ科の植物で主な原産地はアフリカ。インドや東南アジアなどの熱帯や亜熱帯の地域で栽培されているフルーツです。
今回スーパーで入手したのは、甘みと程よい酸味のありそのまま食べられる「スイートタマリンド」というタイ産のもの。タイでも定番の食材として親しまれているそうです。
特徴的なのがその見た目です。「かりんとう」のような形をしていて、落花生のような薄い殻は手で簡単に割ることができます。中からは熟れた実が出てきて、根のような部分と種をとって、そのまま食べることができます。

タイではどのように食べられているのか。 タイの食材などを直接輸入する「PK タイマート」の松本ピムチャイ社長に教えていただきました。
ムチャイさん:普通にみんな食べてていますね。果物で食べてる感じで。私も食べるときはテレビを見ながら2、3本食べます。タマリンドはビタミンもあって、タイの人は便秘の方が多いから食べて、水を飲んでいます。
現地では栄養豊富で整腸作用もある便秘にも良いフルーツとして親しまれているようです。そのまま食べる以外にもペーストにしてスープやカレーなど、料理にも使われています。そして、もうひとつの特徴についてもピムチャイ社長に教えていただきました。
ピムチャイさん:日持ちします。木に身を付けたまま乾燥させているので冷蔵庫だったら4、5か月持ちます。一箱がちょっと多いようなら冷蔵庫に入れてください。
今回買った「スイートタマリンド」も1箱に結構な量が入っているので焦らず消費できそうです。
なぜ今「タマリンド」なのか。ピムチャイさんに聞くと今年は日本に沢山輸入されているそうです。その理由がコロナの影響。輸送の数が減っていて、足の速いマンゴーなどのフルーツは以前ほど輸出できていないそうですが、このタマリンドなら日持ちしますので、収穫して輸出するまで長期保存ができるということが背景にあるそうです。/p>
そのままではなく、何かアレンジする場合どうすればいいのかピムチャイ社長に聞いてみました。

ピムチャイさん:ジュースは種を取って水と一緒にミキサーにかけてそれに氷入れて飲みます。でもタイの人はそこまではせずにそのままで食べます。
「タマリンドジュース」、そのままでも甘酸っぱいジュースとして美味しいですが、より飲みやすくするなら少しハチミツも加えてみるといいかもしれません。
ピムチャイ社長の会社でも仕入れたタマリンドをベイシア、ハナマサ、ロピアといったスーパーにも卸しているそうなので、気になった方はそちらのお店を探してみてください。

スーパーでタマリンドを見かけたら、見た目に驚かず一度召し上がってみてはいかがでしょうか!