TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!

2022年8月24日放送

ふらっと こども電話相談室

TBSラジオで長年親しまれた名物企画「全国こども電話相談室」(1964年~2008年)のコンセプトを受け継いだコーナーです。パンサーの向井慧が「電話のお兄さん」となって、毎回、様々な質問に合わせた頼もしい先生をお呼びしています。

今回の相談は・・・

Q. ナマケモノはなんでずっと木につかまってるの?(東京都 こうのすけくん 5歳 保育園)

(回答した先生)草場宏之さん/獣医師

草場先生 こうのすけくんはナマケモノを最初なにで知ったの?

― 図鑑とか。動物園に行ったときにずっと木につかまってたから、どうしてだろうと思ったから。

草場先生 どんな格好で木にくっついていたのかな?

― 手で木にぶら下がってた。

草場先生 それで動かなかったんだ。あれね、動かないっていうよりも、動けないんだよね。

― ええっ?! どうして?

草場先生 筋肉ってわかるかな? 筋肉がいっぱいあると、速く動いたりジャンプしたり歩いたりすることができるんだよね。でもナマケモノはあんまり筋肉がないの。だから、歩いたり動いたりはほとんどしないんだよね。ナマケモノは道路を渡るのもいっぱい時間がかかっちゃって、途中でほかの動物に食べられちゃうこともあるんだって。

― ええーっ!

草場先生 だから、ほとんど木から下りないの。ずっと木にぶら下がってるの。

― そしたら、こうちゃんも届かないじゃん。

草場先生 そうだよね。木の上に会いに行かなきゃね。

― だけどこうちゃん、木の上こわくて登れなーい。

向井お兄さん こうのすけくんは、筋肉はいっぱいある?

― 歩く筋肉もいっぱいあるから元気。

向井お兄さん でも木に登るのはちょっとこわい?

― こわーい! だってさ、おっこちたら硬いところにぶつかって頭けがしちゃうかもしれないから。

向井お兄さん そうだよね。だからナマケモノも筋肉がないのに木にぶら下がっていたら、落ちちゃうんじゃないかなって思わない?

草場先生 実は、ナマケモノは体がとっても軽いんです。

― なんか重そうに見えるんだけど。

草場先生 実は筋肉がすごく重いんだけど、ナマケモノは筋肉がない分、体がとっても軽いの。
それで、ものすごく長いツメが生えてるのは見た? あのツメで木に引っかかっているから、力はあんまりいらないんだって。

― だけどあのツメでガシッてひっかきそうな感じがするんだよ。

草場先生 でも優しいみたいだよ、ナマケモノって。

― でも悪いことするとひっかくよ。

向井お兄さん 警戒してるねえ、ナマケモノに(笑)。

草場先生 それで、ナマケモノは葉っぱしか食べないんだって。それも、一週間ぐらい食べなくてもいいみたい。おなかが減っちゃうから動かないみたいだよ。

― だけど元気がでないよー。元気でないと遊びたいことできなくなっちゃうよ。

向井お兄さん そうだよねえ。ナマケモノに言ってあげて。

― だけどナマケモノは動物だから話が通じないよ。

向井お兄さん 冷静だね(笑)。こうのすけくん、ナマケモノは筋肉が少ないからじっと動かないんだって。

わかったかな?

― うん!

(回答者プロフィール)草場宏之さん。獣医師。神奈川県にある横浜戸塚プリモ動物病院の院長。小さいころは恐竜の研究者になるのが夢でしたが、小学生のときに動物行動学について書かれた本『ソロモンの指環』(コンラート・ローレンツ著)に出会って、獣医師の道に進みました。

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