毎週金曜日、『金曜ボイスログ』の11時30分頃からお送りしているTBSラジオ「新米記者・松本穂香の研修ログ」。
新米記者の松本穂香が1人前を目指すべく、様々な分野のプロから知識をインプットする研修を行っていきます。

西野精治先生は、30年以上をアメリカで過ごし、睡眠研究の総本山といえるスタンフォード大学で研究を行っているスゴイ人です!!健康なパターンの睡眠で最高の睡眠を目指せ
松本:ショートスリーパーとかもいらっしゃるじゃないですか。私的には4時間ぐらいが一番スッキリできるかなとか、あんまり寝すぎても一日中お昼とかずっと眠かったりだとかあるんですけど…。
西野:そのショートスリーパーが実際おられることは間違いないんですね。だから芸能人の方でも政治家でも、大学の先生もおられるんですね。例えば今、4時間って言われた睡眠時間っていうのは1%ぐらいなんですね日本人で。それで多くの場合はその人たちは、遺伝的な素因を持ってる場合が多くて、ある意味優位な形質というか優位な特徴を持ってるっていうふうに思っていいと思うんですけど。
松本:じゃあ私達が目指していきたい最高の睡眠って、どういうものがやっぱり一番最高って言えるんですかね?
西野:健康なパターンってあるんですね。だから最初にノンレム睡眠って言うんですけど、それが約90分ぐらい続いてその後短いレム睡眠。それが一つの周期で明け方まで4回、5回ですね。で、明け方はレム睡眠が長くなるんですね。だからそういう睡眠であれば、最初の深い睡眠で睡眠の主な機能を果たして、明け方はどちらかと言えば起きる準備してるっていうことなんで、そういう状態でやると目覚めもいいし、起きたときにリフレッシュ=さあ今日も頑張ろう!という気持ちがわいてくるんですけど、いろんな原因で不健康な睡眠になるっていうことですね。

松本:なんか夢の内容覚えてるときとかは、睡眠今日浅かったんだなって思ってたんですけど。
西野:だから夜中無理やり起こすと結構夢見てるんですね。で、レム睡眠だけじゃなくってノンレム睡眠のときも、レム睡眠の夢って言ったらストーリーがあって、割と鮮明なんですけども、ノンレム睡眠の時はもっと抽象的な。もう結局は、朝起きたときに最後に見た夢を覚えてるか覚えてないかのことで夢を見た後、深い睡眠が出ればそれは覚えてない。ノンレム睡眠とレム睡眠でもその夢の種類がまた違うんですね。
松本:そうですね。私、結構夢の中で、起きられない!みたいな夢だってわかっててそのまま夢の中に居続けると、もう起きれないっていうふうに思って、夢の中でワーッて 起きろ!って叫んで、その勢いのまま起きることがあるんですけど。
西野:はい。はい。それだったら大丈夫じゃないかと思うんですけど、金縛りってあるんですね。
松本:はい。
西野:入眠時とか朝起きるときとか。
松本:じゃあもうレム睡眠なんですねバリバリ。
西野:そうですね。だから朝方レム睡眠が多いということは、健康なパターンに近いので、うん。だからそういう意味では、健康な睡眠が取れてると思うんですね。
松本:色々、この短い時間でもう初めて勉強することが多かったです。

◆5月14日放送分より 番組名:「新米記者・松本穂香の研修ログ(金曜ボイスログ 内)」
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