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11月12日(土)放送後記

今週からのゲストは、元メジャーリーガー岡島秀樹さんです。

最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で東京湾を眺めながら、お話伺います。

今週は、今注目している日本人野球選手についてのお話から。

今注目すべき、日本人野球選手は…?

岡島さんがまずあげる1人目は、史上最年少22歳で三冠王!
東京ヤクルトスワローズ所属:村上宗隆選手。

岡島「この年で、三冠王ですからね!やってくれました!彼のいいところは、大谷選手に似ているんですけど、インコースだけじゃなくて逆方向も伸びるじゃないですか。この若さで、こういう技術を持っているとなると、今後も期待できるなぁ、と思います。」

近藤「日本中が56号ソロホームランを期待している中で最終戦で決めたっていうのが、精神面も強いなぁと思いました。」

岡島「若い人ってプレッシャーに弱いのかな?と思いますけど、『もっとプレッシャー下さい!』って言ってるので、それくらい強いんでしょうね。」

岡島秀樹さん、メジャー初戦で大ショック!その夜は寝ずに…の画像はこちら >>

そして、2人目は、さらなる活躍を期待される若干20歳、千葉ロッテマリーンズ所属:佐々木朗希選手。

近藤「同じ投手から見て、佐々木選手はどんな点が素晴らしいですか?」

岡島「まっすぐが早いのは分かってるんですけど、フォークですよね。落ちるボールがわかっていても、バッドに当たらない!尚且つ、しっかりキャッチャーが取れるフォークでも空振り取れるんですよ。あとは、角度ですよね。バッダーの目線から落ちる技術を、若いのに持っているってことです。わかってても打てない!完全試合では特に、バッターが空振りする時にバットとボールの差がすごくあったと思います。」

要「この2人は、メジャーに通用すると思いますか?」

岡島「通用すると思いますよ。佐々木選手は怪我が怖いですけど、日本で何年か身体を作っていけば、アメリカでもしっかりローテーション守れるんじゃないかなと。村上選手の場合は、足もありますから、広角に打てて。早くメジャーで活躍している姿を見たいな、と思いますね!」

若いうちにメジャー挑戦することで、長く活躍できてやりがいもある、と岡島さん。

さらに、大谷選手の来季の契約金 3000万ドル(約43億円)についても、二刀流としての成績を考えれば当然、と分析され、来年はさらに驚愕の金額になるのでは…と予想されています。

要「ご本人は、金額気にしてなさそうですね!」

岡島「気にしてないでしょうね(笑)お金より、チームが勝って、上を目指すというところですよね。最終的には、ワールドシリーズに出て、チャンピオンになりたい、という気持ちになったと思うんですよね。」

近藤「勝ちにこだわりたい、とおっしゃってましたもんね。」

岡島秀樹さん、メジャー初戦で大ショック!その夜は寝ずに…

メジャー初戦で、大ショック!?

岡島さんは、読売ジャイアンツ、北海道日本ハムファイターズを経て、メジャーリーグへ挑戦。
2007年には、契約したボストン・レッドソックスで ワールドシリーズの優勝を経験されています。

華々しい経歴をお持ちの岡島さんですが、 メジャーでの初めての試合で 第1球でホームランを打たれるという大きなショックを受けたことも。

岡島「日本では初球はアウトローで投げておけば、打ってこないだろう、というので教わってきたんですけど いとも簡単に打たれてしまいましたね。 うわ、メジャーの打者はヤバイと、すごく不安に思いました(笑)その日の夜は寝ずに、データーを見て考えました。ショックが大きかったです。」

近藤「洗礼を受けた気持ちだったんですね」

岡島「ルーキーピッチャーの初球...打つか?って(笑)ちょっと過信していたので、そのホームランで目が覚めたというか…。開幕して本気になると、皆さん違うな、と。当たったらホームランだという気持ちで、しっかり結果を残さないと帰れない!という気持ちになりましたね。」

岡島秀樹さん、メジャー初戦で大ショック!その夜は寝ずに…

さらに、松坂選手の後にリリーフとして8回から投げたという、サンフランシスコジャイアンツとの試合も忘れられない、と岡島さん。

”打たれて松坂選手の頑張りを無駄にできない...” とプレッシャーを感じる中、ボンズ選手から三振を取れ、しっかりと勝ちをキープできて自信につながった、とのこと。

近藤「松坂選手とは、同時期に同じチームということですけどもどういう関係性でしたか?」

岡島「ライバルとは思いませんでしたね。松坂くんは先発投手で、良い投手が同じチームにいて良かったなと思います。

僕はFA(フリーエージェント)で入って、彼はポスティングで後から入ってきたんですけど本当にヤンキースかレッドソックスか、という感じだったんで”頼むからレッドソックスに!”って思ってました。球団から、大輔くんにビデオメッセージを作ってくれって言われて、彼に向けて作ったこともあります。チーム皆、松坂くんに来て欲しかったんですよね。後で『岡島さん、ああいうビデオレターとかやるんですね』って言われました(笑)」

近藤「では、ライバルっていうのは、いらっしゃいましたか?」

岡島「あんまり居ないんですよね(笑)ライバルというより、チームメイトがしっかり居てくれて自分が抑えていければいいな、と思ってましたね。」

今週はここまで。来週もお楽しみに!

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