TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!

11月15日(火)放送後記

生活の知恵を授かるコーナー「スーさん、コレいいよ!」。
ゲストは、管理栄養士で米粉料理研究家の中村りえさん!

テーマは「米粉を使った簡単レシピ」
一見難しそうに感じる米粉ですが、「ふるわなくていい、混ぜすぎてもいい、水にサッと溶けるから洗い物が楽」など実は使いやすいんです。

米粉は粒子が細かく均一なので、お菓子やパンを作る時の工程でも小麦粉のようにふるいにかける準備作業がいりません。サラサラとしてダマになりにくいので、袋から出してそのまま使うことができます。

また米粉は水に溶けやすい性質で、ボウルや鍋にこびりつきにくく、使った調理器具も、水やお湯でサッと洗い流せます。キッチンやシンクが汚れにくいのもうれしいポイントです。

米粉はあまりクセが無くて合わせやすい!
素材のお米と同じように、風味にあまりクセがなく、どんな料理とも合わせやすい。お菓子やパン、麺、揚げ物や汁物など多くの場面で活躍し、ほかの素材の風味を邪魔せずに引き立ててくれます。

また、揚げ物におすすめ。
一般的に揚げ物の衣によく使われるのは、薄力粉ですが、衣を米粉に替えれば、サクッと軽く仕上がります。これは、米粉が油を吸収する率が小麦粉に比べて低いためなんです。なので、油を吸いすぎてべちゃっとなりにくいという事もあります。

おすすめの「米粉を使った簡単レシピ」①

『カリッと仕上がる!おつまみポテト』

カリカリポテトが出来る!小麦粉・パン粉じゃなくて「米粉」を使...の画像はこちら >>

米粉を使うと、カリッと仕上げたり、しっとり仕上げたり自由自在。今回は、カリッと仕上げるポテトをご紹介します。

材料(2人分)
●じゃがいも…2個
●米粉…大さじ2
●粉チーズ…大さじ1
●塩…少々
●米油…大さじ2
●パセリ…適量

<作り方>
①じゃがいもは1つずつラップに包み、電子レンジで6~8分加熱する。

竹串を刺し、まだかたければ追加で加熱する。
②じゃがいもの粗熱が取れたら4~6等分に切る。
③米粉、粉チーズ、塩を合わせたものを、じゃがいもにまんべんなくまぶす。
④フライパンに油を入れて中火で熱し焼く。転がしながら全体に焼き色がつくまでじゃがいも焼く。お好みでパセリを散らしたら完成!温かいうちに衣をまぶすことでくっつきやすくなります。

スー&杉山「パリパリしていて美味しい!小麦粉ともパン粉とも違う!油のギトギト感も無い!」

おすすめの「米粉を使った簡単レシピ」②

『ホッと懐かしい味!蒸しパン!』

カリカリポテトが出来る!小麦粉・パン粉じゃなくて「米粉」を使ったおかずとお菓子のレシピ

こちらは、蒸し器で作れるのはもちろん、フライパンでも作れます。少しもっちりした食感は米粉ならではかなと思います。

材料(プリンカップ4個分)
●卵…1個
●牛乳…70ml
●砂糖…40g
●米油…大さじ1
●バニラエッセンス…6滴
●ベーキングパウダー…小さじ1

<下準備>
プリンカップやココット=耐熱性の陶器にグラシン紙(=お菓子などを包んだりする時使われている、少し光沢のある紙)をセットします。(100円ショップでも購入可)
蒸し器やフライパンを使用する場合は、蓋を布巾で覆って布巾が落ちないようにします。
フライパンで蒸す場合は、フライパンにプリンカップの高さの半分程度の水を張って沸かします。

<作り方>
①ポウルに卵を入れてほぐし、米粉、牛乳、砂糖、米油、バニラエッセンスを加えて泡立て器で混ぜる。


②さらに、ベーキングパウダーを入れて混ぜる。
③型に流し入れ、中火~強火で12分蒸したら完成!

<ポイント>
▼蒸しパンをふっくら仕上げるコツは火加減。
しっかり沸いている状態で蒸しはじめ、中火~強火で加熱してください。空焚きにならないように気を付けてください。

スー&杉山「ふんわり!!懐かしい感じ。何個でも食べられる!」

中村さんから、お知らせです!
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カリカリポテトが出来る!小麦粉・パン粉じゃなくて「米粉」を使ったおかずとお菓子のレシピ

中村さんは・・・
大手食品メーカーにて商品開発、健康セミナーの企画や広報に携わられ、独立。家族の小麦アレルギーをきっかけに米粉に出会い、米粉のおいしさに魅了されるとともに日本人の「米離れ」の深刻さについて学んだことから、米粉料理のよさを伝え、日本の米文化を守りたいと考え、米粉料理家として活動を行なっています。

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