TBSラジオ『井上貴博 土曜日の「あ」』毎週土曜13時から放送中!
1月14日(土)の井上貴博 土曜日の「あ」。
井上アナが体調不良お休み。
そして…ゲストにジャーナリストの丸山ゴンザレスさんが登場!

様々な危険な場所に取材を行っている丸山ゴンザレスさんに現在の活動に至る経緯をうかがいました。
丸山ゴンザレス「たぶん皆さん、大学時代とか夏休み明けとかに友達と集まったりすると、実家行ってたとか旅行行ってきたとかちょっと自慢話するじゃないですか。
僕にとってはその延長線上にあって…学生時代、2ヶ月とか旅してて、授業が始まってるのに1人だけ遅く戻ってきて。何やってたの?って聞かれた時に旅の話をすると凄い盛り上がる」
熊崎「はい」
丸山ゴンザレス「ずっとそれを続けてる感じっていうのがあって。みんなが就職とかしていてあんまり自慢話なくなっちゃって俺だけしてるみたいな感じ。もしかしたらこの自慢話がウケなかったらこんなにやってなかったかもしれないです」
熊崎「活動をどんどん広げていく上で資金とかもあると思うんすけど、どう展開していっていったんですか?」
丸山ゴンザレス「ライターとして仕事をする時って、お金勘定考える人とそうじゃない人に分かれてくるんですけど、僕、金勘定する方だったんで、だいたいこのぐらいもらえるからここまでは自腹切っていいなぁとか。予算感を見ながら旅をしたりとか戻ってきたら何社ぐらい書いたらこれペイできるかなとか。考えながら割とやってたんですよ」

熊崎「へぇ!」
丸山ゴンザレス「あと、企画ありきで行くというよりも、行ってそれを企画として売っていくっていうスタイル。企画を立ててやっていくみたいなことを最初やってたんですけど、徐々に海外行くヤツだっていうのが業界出版業界内で少し認知されてくると行って帰ってきて、これどうすか?みたいな方が早くなってきて」
熊崎「クレイジージャーニーでも丸山さんの登場回数が半端じゃないですもんね」

その後、丸山ゴンザレスさんの取材先の決め方についての話に…
丸山ゴンザレス「昔から行ってみたかったところってめちゃくちゃ溜まってたんですよね。例えばニューヨークの地下のこととかって、学生時代とかに今ほど通信環境が整ってないから、週末の深夜とか夜中に海外のニュースを民放とか流してて、そういう特集でちらっと映ってたとか。インターネットとかそこまで発達しない時代の海外ニュースとかで見たこととかを今どうなってるんだろう?って。昔ちょっと見た情報とか本に書いてあったこととかあれどうなってるんだろうって行って調べてみるとか」
田中「るるぶに載ってる場所じゃないですもんね」
丸山ゴンザレス「知ってるところでも良くて。
熊崎「丸山ゴンザレスさんから見て危険だ、やめといた方がいいみたいなラインってどこにしてるんですか?」
丸山ゴンザレス「場所によりますけど。相手が出すサインを見逃さないようにする。ギャングとか不良っぽい人たちだったら、場の支配権を誰が持ってるのか。そいつが笑っているのか見るとか。ケースバイケース。常に一線を引かない。その場その場で考えていくっていうふうにしてます」
熊崎「形を作らないですね」
丸山ゴンザレス「だって人によって違うじゃないですか。すごく寛容な人がたまたま機嫌悪いかもしれない。だからその場で考えるようにします」
熊崎「どういうサインとかを見るんですか?」

丸山ゴンザレス「仕草とか…例えばテーブルの上にその人が今何を持ってるとか。
熊崎「これ…仮説が外しだった場合、命の危険な可能性もあるわけじゃないですか?」
丸山ゴンザレス「そんないっすよ。ただ外した時に修正するっていうことの作業はめちゃくちゃ大変だなということあります。最近はそんな外さなくなってきてますけどね。だいたいこんな感じかな?って命の危機って対人間においては無いですね。凄い準備して周辺取材とかも重ねているんで」
熊崎「本当にリスク管理はした上での取材対応ですね」
丸山ゴンザレス「やっぱり戻ってきて初めて僕の旅は完結する。行って死ぬつもりは特にない。
