TBSラジオ『森本毅郎・スタンバイ!』毎週月曜日~金曜日 朝6時30分から放送中!
4月4日(火)放送後記
新年度に入って、学校や会社など新たな環境でスタートをきった方も多いと思いますが、そんな中で触れる機会、新しく購入する機会が多いのが文房具です。
文房具のこだわりは?
みなさんは文房具にどんなこだわりがあるのか?街で聞きました。
●「ずっとシャーペン。
●「医療関係なのでボールペンとか蛍光ペンとか。サインすることが割と多い仕事なので芯変えて、気に入るとずっと使ってます。」
●「フリクション。ボールペン。しょっちゅう間違えるのですぐに消えるというところがすごい便利です。」
●「勉強でマーキングとかするときに付箋をすごい使ってます。いろんな色のを分けて使ってます。」
●「ノートは書くときに記事がサラッとすべるようなのが書きやすくて買ってます。保育士なので切ったりするのもハサミとか使いやすいのを使ったりとか、よく使う方です。文房具が好きなので仕事関係なくペンのコーナー見たりとか今ガラスペンをちょっと買おうかな、どうしようかなと悩んでいるところで。」
みなさんお気に入りのものがあるようでしたが、こだわりポイントはそれぞれでした。気に入ったものができたら使い続けるという方が多い印象でした。
「文房具総選挙」開催中!キーワードは「おもてなし」!?
そんななか、仕事や勉強をはかどらせる機能を備えた「はかどり文房具」の頂点を決める「文房具総選挙」が今インターネット上で開催されています。主催している「GetNavi」の和田史子さんに今の文房具事情を聞きました。
GetNavi 和田史子さん
全体的に今の文房具は道具としてはすでに便利なんですよね。さらに細かいところをブラッシュアップしたような商品が最近は増えていて、シャーペン、だんだん字が太くなってきたり折れやすくなってきたりすると思うんですけど、そういったものが無いようにされているものだったり、芯が振るだけで出るものは前からあるんですけど、いらないときには振っても出ないようにロック機構が付いていたり、進化系というのを見ることができると思います。
持ち運びの際に芯が出るのを防ぐ、ロックの機能があるシャーペンは「パイロットのザ・ドクターグリップ」。街の方で使っているという声もありましたが、ノックが必要ない「三菱鉛筆のクルトガ ダイブ」は、5500円ながら大人気だそうです。このほか、握りやすく引きやすいスリムなペン型修正テープ、「プラスのホワイパーPL」や「リヒトラブの1冊でも倒れないブックスタンド」も人気だということです。外国と比べても日本の文房具のきめ細やかさは抜群のようで、外国人観光客がよくお土産に日本の文房具を購入して帰るそう。今インバウンド需要が再び高まっているので、また文房具のお土産の需要も増えるのではないかと和田さんは話していました。
細かい需要に応えてくれる文房具の進化
地味かもしれませんが確実に進化し、細かい需要にとことん応えている文房具。具体的にどのようなものがあるのか、今回の文房具総選挙にノミネートしている80商品の中から、いくつか教えてもらいました。再びGetNaviの和田史子さんです。
GetNavi 和田史子さん
片手で使える単語カード、通学の電車の中で混んでいて両手が使えないというときにサクサクめくれるというものがあったりですとか、アンダーラインを同時に引けるラインマーカーというのも出ていて、最近の子どもたちってラインマーカーで大事なところを引きつつ、さらにアンダーラインも引いて覚えるみたいな子たちが多いらしくて、そもそもそれを一度にやってしまおうみたいなペンなんですよね。ラインマーカーの方はちょっと蛍光色だったりするので、例えばコピーをとったときに消えてしまうと思うんですけど、アンダーラインがしっかり主張して残ってくれたりっていうメリットもあります。あとは紙おむつ専用のペンというのも出ていて、保育園にお子さんを預けるときに紙おむつを持っていってそこにお名前を書かなきゃいけない、それが大変だという声から作られているんですけど、紙おむつの繊維に引っかかりにくかったり、インクの充填量、しみ出す量をしっかり調整して、滲まないように地味なようですごいよくできているペン、こういったものもノミネートしています。
文房具総選挙の投票は4月16日までで、誰でもインターネット上で投票できます。4月8日にはイオンモール幕張新都心で、ノミネート商品を実際に手にとって試すことができるイベントが開催される予定です。文字を書く機会も減ったと言われますが、お気に入りの文房具を見つけてみてはいかがでしょうか。