TBSラジオ『パンサー向井の#ふらっと』毎週月曜日~木曜日 朝8時30分から放送中!
7月31日(月)は約1ヶ月ぶりに年間300本映画を観て、YouTubeチャンネル『シネマンション』でも活動されている漫才コンビ・ジャガモンドの斉藤さんが登場!! 前回出演時は、月曜パートナーの滝沢カレンさんが大好きな“後味の悪い映画”をプレゼンしましたが、まさかの3本中2本はカレンさんが観た事ある映画。不完全燃焼に終わっています。
とにかく怖い映画その1『残穢-住んではいけない部屋-』
※「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「hulu」などで配信中
向井:これはどういった映画なんでしょうか?
斉藤:これはですね、最近のJホラーですね。日本のホラー映画ですけども。原作は小野不由美さんで、これを映像化されたんですが、主人公が「私」っていう人で、竹内結子さんが演じていらっしゃるんですけど、小説家なんですね。この人は一般の人から怪談とか怖い話を手紙で集めて、それをライター業として書き起こして、雑誌に載せる、みたいなお仕事をされてるんですよ。ある日、橋本愛さんが演じる方から手紙が来て、「新しく引っ越した部屋に畳の部屋があるんだけど、その畳の部屋から畳を擦る音がするんです」と。「ザーザーザー」って。「これがなんか不思議なんですよね」っていう手紙が来て、いつも通りのなんか怖い話だなって思ってたら、「あれ?この話なんか聞いたことあるな」って主人公が思い出して、別の方から昔来た手紙を掘り起こすんですよ。そしたら、その人の手紙にも同じ現象が書かれていて「畳を擦る音がする」って怖い話が書いてある、と。住所を調べたらこの2人、同じアパートに住んでたんですよ。
向井:ほうほうほう。
斉藤:でも部屋は違う、と。「あれ?これなんだろう」と。
向井:へー!じゃあ聞いてみていいですか?カレンさん『残穢』という作品はご存知ですか?
滝沢:当たり前です!
一同:(笑)
斉藤:ちょっと待ってくれよ!マジか!
向井:ツカミが失敗しました。
滝沢:『鬼談百景』も。
斉藤:『鬼談百景』も観てる!?
向井:『鬼談百景』っていうのは?
斉藤:前日譚があるんですよ。
滝沢:続きっていうかその前。
向井:「エピソード0」みたいな感じってことですかね?
滝沢:この『残穢』に繋がる話があるんですけど、大好き。これ怖いですよ。
向井:これ怖い?
斉藤:いや、こっちの味方しなくていいんですよ。そういうのじゃないです。
向井:カレンさんがこれ説明してくれるなら、斉藤くんいらない(笑)
斉藤:向井さんがいらないって言ったら、本当にいらなくなっちゃうから。
とにかく怖い映画その2『女優霊』
※「hulu」で配信中
斉藤:中田秀夫監督という『リング』を撮った監督で、脚本家は高橋洋さんっていうこの方も『リング』の脚本家。リングのペアなんですけど、『リング』を撮る前に先に撮ったのがこの『女優霊』という作品なんですね。
向井:なるほど。
斉藤:これはですね、とある映画の撮影所が舞台になってまして、映画撮ってるんですよ、普通に。当時フィルムなんで、フィルムでカタカタ撮ってると、なんか変な映像が入ってきてると。「これ何だろう?」って思ったら、このフィルムを昔使ってたときに残ってたやつがなんか入っちゃったっぽい、みたいな。「消しとけよ、この過去の映像」みたいな感じなんですね。でもその入ってきた映像がなんかやけに怖いっていうか、不気味というか。なんか女の人が手前で、はっ!て驚いてて、後ろで何かピンボケして、白い服着た女の人がケタケタケタケタ笑ってる、みたいな。「なんだ?この不思議な映像は?」って思って調べてると、どうやら昔、撮影したけど、映画化されなかった映画の残ったフィルムっぽいってことがわかるんですけど、そのフィルムが出てきた瞬間から、撮影中で変なことがたくさん起こり始めて、事故死する人も出てきちゃったりとか、変なことになってくんですけど。これの何が怖いって、大体話聞くと、この映画の撮影所で死んだ人の地縛霊が映ったのかな、とか。そういうことから心霊写真的なことかなと思うんですけど、そうじゃないんですよね。そうじゃなくて、もうちょっと不気味で複雑なことが起きてきて、後半で、現実とその過去の映画がクロスする瞬間があるんすけど、鳥肌止まらないんですよ。
向井:へー!
斉藤:うわー、って。怖さで鳥肌止まらなくてこれがどうなるのか?というのはぜひ作品を見ていただきたい、という。
向井:物語としても結末とかも「おお!なるほど!」とか。
斉藤:「こういうことなんだ!」っていうこともわかってくるし、かつ理不尽というか、原因がわからないことって一番怖いなって思わされるような作りになってるので、コレはおすすめでございます。
向井:さあカレンさん?
斉藤:ここなんだよな。
滝沢:そうですよね。
向井:『女優霊』どうですか?これ。
滝沢:観たことあります。
一同:(笑)
滝沢:いや、あるんですけど。昔に観た、っていうことだけ。昔に観たから、今のがすごい新鮮に聞こえて きたんですよ。
斉藤:え、観てないんじゃないですか?観てないんですよ!あなたは!
向井:やめてください。『朝生』のテンションやめてください(笑)
滝沢:今のでもう1回観よう、って本当に思いました。観たことあって、写り込んだ女性の霊がすごい怖かったの覚えてるんですけど、リンクするとかまでは私も完全に忘れてました。
向井:確かに昔見てもストーリー忘れてたりとか。
滝沢:題名で覚えてたんですけど。なのでもう1回観ようって思える作品です。
向井:ん~・・・引き分けってことで。
斉藤:引き分けなんですか、コレ。そんな判定あるんですか?

とにかく怖い映画その3『ノロイ』
※DVD発売中
斉藤:いま、手元にDVDあるんですけど、嫌なパッケージですよね。
向井:血だらけの仮面みたいな。
斉藤:この仮面が何なのか?という話なんですけど、つくりとしては、フェイクドキュメンタリー。ドキュメンタリー風に撮ってるんだけども、ちゃんと台本があって、構成もされてるよという。なのでアンガールズさんとかが出てらっしゃるんですよ。
向井:へー!そうなんですか。
斉藤:アンガールズさんが心霊ロケに行くみたいなテイだったりするんですけど。これ、めちゃくちゃ怖いのが、とりあえず話としましては、とあるその心霊ルポライターみたいな人がいるんですけど「この人が行方不明になっちゃいました」っていうナレーションから始まるんですね。
向井:なるほど。
斉藤:なので、飛び道具がとにかく。手数がすごくて、「見たことない、見たことない、見たことない」っていう表現がもうつるべ打ちのように出てきて。終わり方とか最悪の終わり方するんですね。
向井:それこそ胸糞悪い?
斉藤:胸糞悪いですね。だからフェイクドキュメンタリーだってもちろんわかって観るんですけど「何かこれあったんじゃないか?実際に」って思わせるパワーがとにかく凄まじいので。
向井:へー!
斉藤:これ実はマニアックな1本でもあるので。ご覧ください!
向井:ホラーの手法っていうものがいっぱい確立されている中、新しい世代、次の世代がどんどん新しい手法の見せ方をしている、っていう面白さも。
斉藤:そうなんですよ。
向井:説明してるときにね、僕の感覚ですけど、カレンさんが聞いてる感じ、観たことない人のリアクションだったような気がしてたんですけど、カレンさん、こちらの『ノロイ』ご存知だったでしょうか?
滝沢:観たことないです!
斉藤:やった!!!良かったあ。
滝沢:これすごい気になってたんですよ!
向井:存在は?
滝沢:このパッケージで見たときに、これ絶対観たい、と思って。これ配信してないですか?
斉藤:そうなんです。これ配信してないんですよ、実は。
向井:サブスクとかでは観られないんだ。
斉藤:DVDとあとTSUTAYA DISCAS(宅配DVDレンタルサービス)になっちゃうので。
滝沢:やめたのがすごい記憶に何か。多分これ結構昔のやつですよね?結構。
斉藤:2005年とかですね。
滝沢:だから、これやめたのはすごい覚えてます。

パンサー向井にオススメの“お仕事映画”も聞いてみた
向井:僕も以前ちょっと言ったんですけど、俺の話がどこにもなくなってるんですね。このコーナー。
斉藤:大丈夫です。用意はしてきてます。
向井:お仕事系の映画が好きだ、と。『ハケンアニメ』っていう映画もそうですし、なにか仕事に取り組んで、観た後に「よっしゃ!やるか!」ってなるようなお仕事映画を1本教えてほしいな、ということだったんですけど。それじゃあ1本だけ。いいですか?
斉藤:『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』です。
※「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「hulu」などで配信中
向井:そんなど真ん中!?それ来たか!とはならないですよ。
斉藤:『男はつらいよ』、これ理由があるんですよ。前回、お仕事ムービーを、っておっしゃったじゃないですか?『ハケンアニメ』も観てるっておっしゃってたんで、結構色々観てるんだろうな、って。で、向井さん、お疲れだと思うんですよ。
向井:どうですかね。まあまあまあ、そういう時もあるかもしれないですけど。
斉藤:ラジオも朝大変ですし、その上でやっぱり癒しをどっかで求めてるんじゃないか、と深層心理を私、読み取りまして、この寅さんを持ってきたんです。
向井:癒しなんですか?
斉藤:なぜかと言いますと、柄本明さんがゲスト出演されてる回なんですね。寅さんは渥美清さんが演じていて、いつもケンカして出ていっちゃって、みたいな。おなじみなんですけど。ある日、寅さんが路面電車を待っていると、自殺しようとする柄本明さん演じるサラリーマンが出てくるんですよ。その人を電車に乗せて、話を聞いたら、もう仕事にも疲れちゃって、ちょっと心病んじゃってる、と。「どうしたらいいですかね?」みたいなことで、寅さんがいろいろなところに連れていって、で、柄本さんが後半で「寅さんにお世話になったんで、僕が今度は連れて行きます」って言ってウィーンに行くんですよ。
向井:海外!?へー!
斉藤:海外に行った作品なんですね。そこでどう癒されていくかって話なんですけど。要はこれ仕事との向き合い方について、ちょっとアプローチもしてくれるし。寅さんによって、何か仕事ばっかりいつも考えてる自分がちょっと癒されるというか。
向井:なるほど!
斉藤:こうやって生きても良いんじゃないかって思えるような。
向井:確かに『男はつらいよ』はもちろん皆さんが知ってるシリーズですけど、そんなに観たことないんですよ。
滝沢:確かに全部は観た事ないです。
向井:そのシリーズもちろん知らなかったんですけど、"そういう話なんだね。
斉藤:そういう話なんです。しかもこれ皆さん勘違いされるんですけど、寅さんって、仕事しない!みたいな人だから、仕事したくなくなる、というか「仕事しなくていいんじゃない?」って思わせるような映画なんじゃないか、って勘違いする人多いんですけど、そうじゃなくて、寅さんがある意味反面教師にもなるというか。だからこの映画観てると「確かに真面目に働いてるのちょっと馬鹿っぽいよな」ってちょっと思っちゃうんですけど、だんだん観ていくと「でも働かないと寅さんみたいになっちゃうのか」って。それがやっぱ寅さんの哀愁というか。
向井:そういう教訓を感じ取れるっていう事なんですね。
斉藤:そうなんです。だから不思議とモチベーションが上がるというか。「仕事しなくて良いや」じゃなくて「仕事に自分なりに向き合ってみよう」って思えるような時間になるので、めちゃくちゃオススメなんです。
滝沢:良いじゃないですか。
斉藤:ぜひ!
向井:タイトル聞いたときには全く脳みそ使わずに選んだんじゃないか、と思ったら。
斉藤:そんな訳ないじゃないですか(笑)
