TBSラジオ『地方創生プログラム ONE-J』毎週日曜日の朝8時より、TBSラジオ他JRN加盟の全国32局で放送中!

本仮屋ユイカがお届けする『ONE-J』2023年9月17日の放送後記です。

全国の皆さんと電話でおしゃべりするニッポン列島生電話「ローカルレコメンド」。

この日は「スイーツで地域を元気に!」特集をお送りしました。

スイーツで地域を元気に。2人目は、高知県の四万十町でドイツの伝統的なお菓子。「シュトーレン」などの焼き菓子を作っている「カゴノオト」の前 成照さんです。2011年に東京から移住し、お店をオープンしました。4月はイチゴ、8月はブドウなど、四万十の12ヶ月の旬の素材で作る「シュトーレン」を求めて、全国からさまざまな方が訪れています。そんな前さんとお電話を繋ぎました。

この日は夫婦でのご登場ということで、奥さんの小清水さんもご出演。シュトーレンというとクリスマスの時期に食べる印象がありますが、カゴノオトではシュトーレンを1年中提供しています。四万十町で取れた季節のフルーツを使っていて、春はイチゴの甘酸っぱい味わいのシュトーレン、夏はブルーリーとレモンを使った酸味のある爽やかな味わいとなっています。

奥さんの小清水さんが大学生の頃、シュトーレンと出会ったのがそもそものきっかけ。その味わいと奥深さに惹かれ。

「いつかシュトーレンのお店をやりたい」と思ったそうです。

小清水さんが東京から四万十町に移住した際に、いろんな果物が育つことに感動を覚えたのも大きな理由の一つ。季節ごとのフルーツをジャムなどにして保存していたら、気づくと大量のフルーツのジャムができていたそう。それならいっそのこと、これらをシュトーレンにしてみては?と思いつき、1年中食べられる季節のシュトーレンを販売しようと決断したんだとか。

前さんにとっての移住の大きなきっかけは東日本大震災でした。被害を受けた町や人を見て、「生きる力をつけたい!」と思い、農家を訪ね、最初は農業に励んでいたそう。東京ではホテルのコックさんを務めていたそうですが、心機一転、“仕事と生活が近い場所”を求めて四万十町への移住を決断しました。

そんな2人の背景が巡り合い、「カゴノオト」をオープン。今ではシュトーレンはお店の看板メニューへと成長しました。

この日は、そんな2人の思いが詰まったシュトーレンをスタジオにご用意!果たしてそのお味は…?

12ヶ月のフルーツと素敵なメッセージがこもったシュトーレンを...の画像はこちら >>
12ヶ月のフルーツと素敵なメッセージがこもったシュトーレンを提供。 高知県・四万十町の「カゴノオト」

本仮屋:「おいしい!!たくさんのフルーツがこんなに香ってくるんですね!!」

堀口:「すっごくおいしいです!!」

12ヶ月分の季節のフルーツが凝縮したシュトーレンの味に、2人とも感動!1月から12月までのフルーツには「今年も1年頑張ったね!」というメッセージも込められているんです。「皆さんの1年を思い出しながら食べて欲しい!!」という前さんと小清水さんの思いが詰まったお菓子なんです。

そんなカゴノオトでは、シュトーレンのお披露目会も実施。

生産者、お客さん、事業者が集まってシュトーレンを味わいます。農家の方やお客さんとのコミュニケーションを通じて、彼らのシュトーレンへの思いを知ることで、お菓子作りへのモチベーションとすることがねらいなんだそう。

これからカゴノオトを旅の目的地にすること、さらに、シュトーレンを世界中の人にも届けられるようなお店にすることが、2人の目標なんだそうです。今後のお店の発展に期待ですね!!

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