TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
10月19日(木)放送後記
「ガラスペン」。その名の通り、ガラスでできたペンですが、みなさん使ったことあるでしょうか?
実は1902年に風鈴職人が開発し、世界に広まった。
セキセイ株式会社が発売している「アゾン ガラスペン」。色はラメグリーン

フランスの老舗ブランド、エルバンのガラスペン。色はロイヤルブルー
いずれも手作りで、同じ商品でも、微妙な色や透明度、柄などの違いがありますが、それもガラスペンの魅力の一つ。アゾンは2000円ほど、エルバンも3000円ほどで購入でき、文房具店などでは1000円台のガラスペンも売っているので、初心者でも始めやすい値段となっています。
今回、近藤夏子アナウンサーが始めるにあたって参考にしたのが、実務教育出版から発売されている『見て、さわって、書いて、描く はじめてのガラスペン』(著:武田健)。
ガラスペンの使い方から、ガラスペンの図鑑、愛好家のインタビューなどが掲載されています。こちらを参考に使い方などをご紹介します。
①まず持ち方の確認
通常の筆記具の持ち方で大丈夫です。書くときは、用紙に対して45度~60度くらいの傾斜にしてください。
②インクの付け方
インクの瓶に真上から真っすぐ下にペンをゆっくり落とします。
③書き方
書くときは少しずつ回転させながら書くと、インクの出方が一定になりやすくなります。線が細くなってきたら、先ほどと同じ用にインクを付けて、余分な分をぬぐって、書く。これを繰り返します。

近藤「一瞬、丁寧な暮らしをしている感覚に!そして思ったよりインク持ちがいい!」

スー「お互いの顔も見ずに書き続けてしまう魅力が。これはハマります」
ちなみにペン先には縦に数本の溝が入っていて8本~12本となっているそうです。この溝が多いほどインクを吸い上げる量が多くなりますが、1つの溝が狭くなるのでインクなどが詰まりやすくなるそうです。他にも、ペン先の溝の入り方、形、太さ、などの違いもあるので、ぜひ、お店で購入する際は、できるのであれば、試し書きをしてみるのがおすすめだそうです。
またインクにも「染料インク」と「顔料インク」があります。「染料」の方は水に溶けやすく、万年筆の多くはこの種類です。

使い終わったら、プラスチックや紙コップに入れた水でインクを落とします。色を変えるときも水で落とします。もしインクが沢山付いているなら、先に折ったティッシュでペン先を引き抜くようにふき取ってください。インクを落としたら、折ったティッシュで水気をふきとってください。あとは、転がらない場所で乾かして、元の場所に保管などにしてください。

近藤「インクを落とした水もなんだかキレイ」
自分の日記を書くときや家族・友人へメッセージを送るときなど、普段とは違う不思議な書き心地のガラスペンを使ってみてください!ハマるかも!
