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11月29日(水)放送後記
寒くなってきたこの時期、多くの人を悩ませているのが「冷え」ではないでしょうか。ただ山本恵里伽アナウンサーの場合、この時期だけではなく1年を通して体が冷えているんです。
そもそも、この「冷え」の正体とは何なのか。それにどう対処すればいいのか。イシハラクリニック副院長で冷えに詳しい医師の石原新菜さんに教えていただきました。
「冷えしょう」とは何か。なる人ならない人の違いとは
【冷えしょうとは】
「冷え性」…平熱が36度未満、または36度以上体温があっても、手足の冷えを感じること。
「冷え症」…冷えること、低体温であることによって、頭痛・生理痛・むくみ・肩こりといった症状が出てくること。
【なる人ならない人の違い】
私達の体温の約40%は筋肉が作ってくれています。ですので「筋肉量」が少ない人や、運動不足の人はどうしても熱を作れない、作るのが少なくなってしまうので「冷え性」になってきます。あとは食事、睡眠、ストレスなど、生活習慣が関わって体温が下がってきます。ただ大部分を占めるのはやはり筋肉量です。
【冷えることでの問題】
冷えると体は、それ以上体を冷やさないために血管が縮みます。
なんだか不調で病院に行っても「冷え」が原因だと検査ではわからなくて、問題ないとされることも。そんなときは冷えの可能性も考えてみてください。まさに「冷えは万病のもと」です。
*山本アナの平熱は35.6度。日常的な運動はしておらず。その対策としては、1日30分のウォーキング(分けてもOK)、もしくは1日30回のスクワットがおすすめとのこと(もちろん無理のない範囲で)
「冷え症」のタイプ
【冷えのタイプ】
手足だけ冷たくなる「末端型冷え性」
足だけ冷たくなる「下半身型冷え性」
内臓だけ冷えている「内蔵型冷え性」
手足も内蔵も全身が冷たくなる「全身型冷え性」
【自覚するには】
「内蔵型」は消化不良、胃もたれ、胃痛、便秘、下痢、むくみなど、手足は冷えていないのに、何かの内臓の不調がある。クーラーや薄着、冷たい飲み物をのむ夏だけ一時的に内臓型冷え性になる人も。
*山本アナは手足の「末端冷え性」かと思っていたら、胃もたれなどが起きやすく、全身型の可能性も。
【冷え対策】
末端型→下半身型→内臓型→全身型の順で悪い状態です。ただ改善する方法はみんな同じです。一つは運動して筋肉の量を増やす。一つは必ずお風呂に浸かる(ぷつぷつ汗がでるまで)。あと24時間腹まきをするのもオススメです。お腹の中は大切な臓器がいっぱい入ってますし、血流も多いところ。さらに免疫細胞の7割が腸に存在しているので、お腹を冷やすことは臓器の働きや血流を悪くするということになってしまいます。
*ちなみに石原さんはいつも体温が37度あるそう。
*お風呂上りに体が冷えやすい人は、出る前にサッと少し冷たい水をかけると毛穴が閉まって、熱が逃げにくくなるそうです。
このアドバイスを受けて、山本アナも2週間ほど「腹まき」を使うように。体温の変化はまだないそうですが、体感として寝つきが凄くよくなったそうです。風呂上りにもつけることで保温力が高まったそうです。
ということで「冷え」について少し、理解ができたでしょうか。困っている方は「運動で筋肉をつける」、「ぷつぷつ汗がでてくるまで風呂に浸かる」、「常に腹まきをする」ということを継続してみてください!
