TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!
12月7日(木)放送後記
みなさん、大掃除とりかかりだしている時期かと思いますが、スーさんから「大掃除の流れで、収納もパワーアップさせたい」という要望が入りまして、詳しい人に聞いてみました!
教えてくれたのは、整理収納アドバイザー・三吉まゆみさん。
三吉さんは、ご自身が言うには、「ずぼらで面倒くさがり。
まず、三吉さんからの格言。
「片付けをしよう!=収納グッズを買おう!」という発想はやめましょう。
「まずはモノを減らすこと。モノを減らしてから収納グッズを買う」が鉄則。
収納グッズに自分を合わせるのではなく、自分が使いやすい収納グッズを購入しましょう。
という前提で、片付けが苦手な人でもできる、整理・収納のコツ、そして考え方、グッズを教えていただきました。
大掃除のときは、多少ハードルが高い収納でもできてしまうものだそうで、シンデレラフィット収納など見た目の美しい収納は、最初はモチベーション高いので維持できるんですが、疲れていて面倒くさいときなどに乱れがちになるそうです。
そこで三吉さんが提唱する「持続可能な簡単な収納のコツ・3つ」。
①アクション数の少ない収納
②仕切りはほどほどに。ざっくり収納。
③中身がわかりやすい収納方法
「アクション数の少ない収納」
アクション数とは、出し入れする際の工程の数。
例えば、クローゼットの中の、フタつきのボックスにものを入れてあったとすると、「トビラを開ける」で、1工程。「フタつきのボックスを開ける」で1工程。つまり、2工程かかる。この工程の数を少なくすると、簡単な収納になるそうです。
では、具体的にどうすればよいのか。
・一番アクション数が少ないのが、「フックにかける収納」
・たとえばキッチンなら壁にフックをとりつけて、よく使うキッチンツールをかけておく。
・洋服もハンガーにかけるだけ。バッグもかけるだけの収納にしたり。

ちなみに、三吉さんはキッチンでは、無印良品の「アルミフック/吸盤タイプ」を使っているそうです。
・キッチンだったら、おたまやトングなど


※無印良品の「アルミフック/吸盤タイプ」。
2個で税込み250円。「耐荷重:0.5kg」マグネットタイプもあります。
2つ目のキーワード「仕切りはほどほどに。ざっくりと」
▼収納グッズは仕切りが細かくなっているものがあり、
・靴下収納ケースで網目状に細かく分かれているモノ。
・文房具用の引き出しで細かく分かれているモノ
・仕切りが細かいことによってどこに入れるか迷ってしまったり、だんだん仕切りを無視するようになってしまうんだそうです。

↑細かく仕切るのは破綻しやすい・・・↑
では、どうするのがよいのか。
ざっくりとジャンルごとぐらいの区分けがよいそうです。靴下なら靴下。ストッキングならストッキング。という風に種類別にざっくり分けるのがオススメだそうです。

↑ざっくり仕切る方が持続しやすい↑
3つめ「中身がわかりやすい収納方法」
ポイントは、半透明で深すぎないので「外からわかりやすいこと」。
・外から見て何が入っているかわからないと、確認する手間が発生します。
・深すぎるケースは、見えない&取り出しづらい!
そんなキッチン下の収納に、三吉さんが使っているのが、無印良品「ポリプロピレンファイルボックス 2分の1(半透明タイプ)」税込み390円。

こちら、ファイルボックスという名前の通り、基本的には文具で、ファイルを収納するための商品なんですが、これがキッチンまわりの使っている人が多いそうです。


(↑三吉さんによる収納例↑)
透明で深すぎないものであれば、100円ショップなど他のメーカーのものでもOKとのことです。
この時期の大掃除と一緒に収納も少しだけパワーアップさせてみてはいかがでしょうか?