今月、6月は「ジューンブライド」とも言われるように結婚式が増える時期です。

ご祝儀をキャッシュレスで!


「6月に結婚式を行うと、一生幸せな結婚生活をおくることができる」とされていますが、実は今、結婚式でお祝いとして手渡す「ご祝儀」を、なんとキャッシュレスで送るサービスが出てきているんです。
ブライダル業界に特化したサービスやソフトウェアを提供する株式会社TAIAN 代表取締役 村田磨理子さんのお話です。

株式会社TAIAN 代表取締役 村田磨理子さん

ご祝儀、本来であれば当日ピン札を素敵な封筒に包んで、ご祝儀袋から取り出して、受付の方が受け取ってみたいなのが、WEB招待状を受け取ったゲストの方が、事前決済か、当日の手渡し、どちらかを選べるようになっていて、事前決済をお選びいただく場合に、ここに入金してくださいね、というご案内がいく形です。結婚するカップル側で言うと、当日いただいたご祝儀を持ち帰ったり、その場で急いで開封して銀行に入れるのか、もしくはご親族の方に預かってもらうのか、大金を現物で持たないといけない、心理的負担を和らげる、これがかなり大きいですね。右肩上がりで利用率が増えていて「どうやって使えるか」とか前向きな問い合わせも増えている状況です。

結婚式のご祝儀までキャッシュレスに!?の画像はこちら >>


                              (株式会社TAIAN 提供)

このサービスは、事前振り込みか、当日の手渡しかを選ぶことができるというもの。今年2月に本格的にリリースしてから、全国で利用されていて、想像以上に需要を感じているそうなんです。WEB・インターネットで招待状を送る新郎新婦側が、希望すれば、「キャッシュレスのご祝儀機能もつけることができる」というサービス。現状は、この会社のWEBの招待状を使うカップルのうち、3割弱が、キャッシュレスのご祝儀機能を希望しているということです。

利用した新郎新婦は


実際にキャッシュレスのご祝儀機能を使ったカップルはどう感じているのか、6月30日に結婚式を挙げる予定で、今は準備で大忙し!という30代の新郎新婦に伺いました。


新郎:「気軽に来ていただけるようにするのは、どうしたらいいかなと考えたときにご祝儀をキャッシュレスにする手段は、すごくいいと思ったのが経緯です。両親世代、50代以上の方々をお呼びする結婚式なんですけど、拒否はしないけど、受け入れてもらえるのかなという不安はありました。むしろ事前振り込みする方々も多くて、思った不安は一切起こらなかったです。」

新婦:「事前に振り込みをいただけるので、その分を結婚式費用に、それが分かった上でコンテンツを考えられるので、こういった金額の引き出物を用意しようみたいな参考になるので、すごくありがたいなと思っています。4割くらいはみなさんもう、振り込みされていらっしゃいます。」

新郎:「お客さん側の使いやすさもすごくあるから、今後そのお客さんが「自分が結婚式を挙げるときにこれ使おうかな」みたいな感じで広まっていくんじゃないかなという印象はあります。」

結婚式のご祝儀までキャッシュレスに!?

(株式会社TAIAN 提供)

およそ1ヶ月後の式に参列予定のゲストのうち、ご祝儀のキャッシュレス・事前振り込みを希望した方が半分ほどで、4割の方が振り込み済みだそう。ご祝儀は、お気持ちのものでもあるので、事前にいただけることで金額を把握して結婚式の準備を進められるのは、心理的な安心感につながるということでした。

また、キャッシュレスに限定されるのではなく、当日手渡しを選べるのも便利だと話していました。

ご祝儀のキャッシュレス どう思いますか?

では、街のみなさんは「ご祝儀のキャッシュレス」についてどう思うか、聞いてみました。


「70代としては、ちょっと戸惑います。まだ現金派かな。振り込みだと、気持ちが伝わりきるのかな。」

「なしですね。ご祝儀袋もいろいろ個性があるものを持ってきてくれるので、あれも1つの楽しみですから、日本の伝統として残してもらいたい。(60代)」

「30代。キャッシュレス派なんですけど、結婚式は、なしです。銀行とか行かないと、ピン札とか連番とかにできないので、ちょっと面倒くさいなと思うんですけど、ご祝儀のキャッシュレスは、なんだかな・・・。」

「30代です。キャッシュレス化がどんどん進んでいるし、そういう形もありかなと思いますね。」

「僕は40代。去年かな、やりました。メールが来て、ご祝儀金額決めて送る。

封筒の用意もいらないし、名前も書かなくていいので楽かな。新札の用意、出てくるたびにストックしておいたんですけど、今電子マネーなので、引き出すこともないので、より大変さは高まっているなという感じはあります。次あっても、きっとキャッシュレスでやっちゃうなと思いました。」


「まだご祝儀は現金で渡したい」という方が多かったですが、中には、すでに、やったことがあるという方もいて驚きました!
キャッシュレスになっても、想いをしっかり伝えることは忘れないようにしたいですね。

編集部おすすめ