今週は、「生活は運動で踊る!」と題して、毎日、運動習慣を身につけるきっかけとなるような企画やゲストをお迎えしていますが、サニー・小笠原からの生活情報はズバリ!お相撲の「四股」!!
4/17(木)の「スーさん、コレいいよ」にゲストで来ていただいた中野ジェームズ修一さんにも股関節をケアすることの大切さについて教えていただきましたが、小笠原さん、とんでもなく股関節が硬いんです・・・。正座もあぐらもかけないほど、股関節がとにかく硬い!
股関節を柔らかくするにはどうしたらいいのか、いろいろ調べたところ、四股を踏むことで、股関節の周りの筋肉を伸ばすことができるということだったので、実際に相撲部屋を訪ねて、四股の踏み方を習ってきました!!
今回、「四股」を教えてもらうために訪ねたのは、東京都足立区にある元大関・栃東が師匠の相撲部屋「玉ノ井部屋」。
玉ノ井部屋は、小笠原さんが千秋楽パーティーの司会を勤めるほどの関係性です!
今回は、親方直々に四股を教えてもらったのですが、まずは、四股を踏む前に、柔軟の大切さやストレッチ方法について教えてもらいました。
↓親方、身体がとっても柔らかい!!

親方に教えてもらったストレッチ方法
①あぐらをかいた状態から片足だけ伸ばして、上半身を前にぐーっと伸ばす。反対の足も同じようにして伸ばす。


②あぐらをかいた状態から、片足を後ろに伸ばす。前モモが伸びている状態!!この時、折り曲げた方の足の膝は内側に入れる。反対の足も同じようする。

⇒四股を踏む前にストレッチすることで、筋肉が伸びる。
⇒入門したての力士の皆さんもストレッチをしながらゆっくり身体を柔らかくしていくそう。
③これらのストレッチをした上で、開脚をしてみる。

親方流!足首が硬い時のストレッチ方法
足の指に手の指を突っ込みながら足首を回す。これだけ!

小笠原「ツボも刺激されて気持ちが良かった!」
ということで、いよいよ! 親方の四股を間近で見せていただきながら、相撲においてなぜ四股が重要なのか伺いました!
相撲における「四股」の重要性

*四股は、足や下半身を鍛えるための基礎。土台を作らないとケガにもつながる。
*力士の方々は四股を300回踏む。
*四股で大事なのは体重移動。足は高く上げなくても大丈夫。
小笠原「とにかく、親方が踏む四股の音の迫力がすごかった!親方の音は「ベチん!」って感じ!」
小笠原さんが四股を踏んだ時の音と、親方の踏んだ時の音では、全然違いました。
親方直伝!四股の踏み方



①まず、足を開いて腰を落とす。
②片足に体重を移動して、踏ん張っている方の足の指で地面を掴みながら、片足を上げた後、足を下ろし、腰も下に落とす。
③反対の足も同じく。
※ポイント! 足を下ろすときは、つま先から下ろすこと!
※親方曰く、1日30回くらい踏むだけでもいい運動になるとのこと。


小笠原「たった10回、四股を踏んだだけでも、じんわり汗かいた!」
他にも、親方には相撲にまつわるいろいろなことを教えてもらいました。
▼「四股を踏む」その由来
お相撲は、そもそも五穀豊穣、豊作を祝う祭り事の一つとして始まったもの。
四股を踏むときに、大地を踏み締めるのには、「邪気を払う」という意味もあるんだそう。
▼親方が思うすごい四股とは?
九重親方の四股は本当にすごかった。低い姿勢から踏む四股は、かなりの鍛錬が必要。
▼四股を踏む以外にも、「相撲健康体操」というものがある!!
空手の型のように、相撲の動きを取り入れた体操「相撲健康体操」というものがあるんです。
入門したばかりの力士の皆さんは相撲協会が運営する、力士を教育する施設「相撲教習所」でこれを習うそうです。
他にも、若手力士の皆さんの四股や「均整の型」という基本動作も見せていただきました。
さらに!ちゃんこもいただいてしまって!本当においしかった!ごちそうさまでした!


今回取材に協力していただいた玉ノ井部屋の皆さん、親方、本当にありがとうございました!
ぜひ皆さんも、私と一緒に毎日四股を踏んで、下半身を強化していきましょう!!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)