地球にやさしく、お財布にも嬉しい、リサイクルサービスを使ってみた！

日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ～」なトピックスを。
新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。

今回番組では、リサイクルに関する情報をお届けしました。

「リサイクル」と一言で言っても、取り組みは様々。
物価高の昨今、何かと少しでもお得に済ませたい！と考える方は多いかと思います。そこで今回は、不要になったものをリサイクルに出すことで、お財布に還元してくれるサービスについてご紹介しました。

資源ごみは電子マネーに還元！

資源ごみを回収しているスーパーなどがどんどん増えていますが、一部のお店では、電子マネーのポイントに変換してくれるサービスがあるんです。

まずは「セブン-イレブン・ジャパン」の取り組み。
実は最近、セブン-イレブンの一部店舗で、ペットボトルの回収機が設置されているのをご存じでしょうか。こちらは、ペットボトルを持ち込んで回収機に入れることで、電子マネーの「nanaco」のポイントが付与されるサービスです。
ペットボトル1本に対して、2リサイクルポイントがもらえるこちらのサービス。500リサイクルポイント（ペットボトル250本分！）を貯めて、ポイント交換を申し込むと、50円分のnanacoポイントがもらえるとのこと。
また、古紙の回収をしている店舗も一部あるようです。こちらは、新聞・チラシ、雑誌、紙製の箱類、ダンボールなどが、1kgあたり、10リサイクルポイントがもらえます。
実施店舗は、「セブン-イレブン」の他にも、イトーヨーカドーやヨークマートなどの、一部対象店舗でも実施しているそうです。

また、電子マネーの「WAON」に変換できるサービスもあります。
全国のイオンスタイル、イオンモール、マックスバリュなどでも、資源ごみの回収を行っています。対象の店舗では、ペットボトル、古紙、紙パック、アルミ缶などです。こちらもペットボトルやアルミ缶は5本で1WAONポイント、紙パック10枚で1WAONポイント、古紙は1kgで1WAONポイントもらえます。

いずれも、回収されたペットボトルは、新しいペットボトルや食品トレーに作り替えられたり、古紙などは新たな紙製品を作るのに役立てられるそうです。

持ち込む際の注意点としては、ペットボトルは色のついていない透明の物のみで、ラベルを外して軽く洗い、潰さずに持ってきてくださいとのことです。なお、古紙についてはイオンの方では、段ボールが対象ではなかったりもするので、対象の店舗や回収可能なものをホームページなどで事前にチェックしましょう！

無印良品で購入したものは、無印良品に返還！

「無印良品」でも、一部対象商品を店舗に持ち込むことで、無印良品のポイントシステム「MUJIマイル」をゲットできます。対象となるのは、無印良品で購入した洋服などの衣類、プラスチック収納用品、化粧水などのスキンケア製品のボトル、一部の羽毛布団などです。持ち込んだ商品の個数に限らず、1日1回を上限として、1,000MUJIマイル（10円分）を付与してもらえるとのことです。
衣類については、靴下や下着などは対象外となります。回収した衣類は、まだ着られるものは、藍色や黒く染め直したり、ダメージの激しい箇所以外を活用して、縫合し直し、「ReMUJI（リムジ）」という、プログラムの元で、新たな洋服に生まれ変わります。ダメージ部分については、服の原料としてリサイクルされそうです。収納用品については、まだ使用できるものは中古品として再販売、羽毛布団やスキンケアボトルなどについては、新たな原料として、リサイクルされるとのことでした。

捨てるか迷う服は、Ｈ＆Ｍの古着回収サービスを使おう！

スウェーデン発祥のファストファッションブランド「H＆M」では、古着回収サービスを実施しています。全国のH＆Mの店舗では、レジ付近に、回収ボックスが設置されているんです。 ブランドや状態を問わず、不要になった衣類や布類を店舗に持ち込むと、「H＆M」で使用できるクーポンがもらえるサービスを実施しています。
布類であれば、洋服でもタオルなどでもOKとのこと。1枚でも持ち込めば、量に限らず、3,000円以上で使用可能な500円分のデジタルクーポンがもらえます。クーポンは1回あたり1枚で、1日に2枚までもらえるそうです。

スタッフもこのサービスを利用してみました！
状態がきれいで、掃除にも使いにくく、売っても価値が付かなそうな、何年も前の学校のクラスTシャツをＢＯＸへ！中身をこと細かくチェックされることもなく、入れるだけなので、店員さんとのやり取りは2分程で終了しました。事前にＨ＆Ｍのアプリをインストールし、会員登録を済ませておくとスムーズです。
回収された布類は、古着として再販売、着用が難しそうなものは、衣類にリメイクしたり、清掃用品などに作り替えられるほか、細断して、断熱材の製造などにも使用されるのことです。
対象商品は布類全般とのことですが、革製品や、靴、カバン、布団などは対象外となりますので、ご注意ください。

不要になったものを、お財布に還元してくれるリサイクルサービス、ぜひ、お近くのサービスを利用してみてください！

(TBSラジオ『ジェーン・スー　生活は踊る』より抜粋)