昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、俳優の清野菜名さん!
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
今週もたっぷりお話を伺っていきます!まずは、忘れられないお仕事の話から…。
まさかの鬼役!?
最近では、ドラマ「119エマージェンシーコール」で主演を務め、映画「キングダム」では、華麗なアクションシーンを披露されています!
数多くの作品に出演していますが、中でも忘れられない作品…1つ目は。2016年公開の映画『TOO YOUNG TO DIE 若くして死ぬ』脚本・監督は宮藤官九郎さん、主演は長瀬智也さんと神木隆之介さん。清野さんは20歳の時のご出演でした。
清野:わたし邪子っていう役を演じていて、、劇中の地獄専属ロックバンド『地獄図(へるず)』のメンバーで、、、(笑)ベースを担当していました(笑)赤鬼で…!(笑)
近藤:はじめてオファーされた映画ということで、、?
清野:そうです!はじめて、作品に呼んでいただけた1本目というので、すごく覚えています!
要:いやーでも、これびっくりしませんでした?鬼役!
清野:いやー!びっくりしましたね。こんな非日常というか、鬼!毎朝特殊メイクで、、角を2本つけていたんですけど、これ自分の興奮レベルで角の長さが変わったり(笑)
要・近藤:あははは(笑)
清野:すごいパンチが効きすぎてるし、わけがわからないし(笑)まだ振り切るっていうのもわからなくて(笑)ちょっと恥ずかしい感じで(笑)でも長瀬さんとか思いっきりやられているので、自分も食らいついていかないと…!みたいな気持ちでやっていましたね(笑)
要:ベースを弾いていられて…Mステとかにも出てたんですか?
清野:出ましたね!
要:ベース弾けたんですか?
清野:もともと弾けなかったんですけど、この作品で練習して、、、もう難しかったですね。なんかただ弾くだけじゃなくてスラッピングていう、叩くような弾き方も混ざってて!全然音が出なくて…!もう家でめちゃくちゃ練習しました!
『画面を通してパワーが出ていった感じ』
続いての忘れられないお仕事2つ目は、2018年。
23歳の時に出演されたドラマ「今日から俺は!!
清野さんは、ヒロイン赤坂理子役で出演されていました。
清野:原作実写をやるのが、初めてという感じで、なんだか要領をうまく掴めなくて、、、迷いながらやっていましたね。
近藤:見ている側は、もうギャグが多すぎてずーっと笑っていたんですけど!(笑)演じる側はやっぱり難しいんですか?
清野:私の役はわりとまじめな役だったので…演じている最中も、自分はそっちのパートじゃなくて良かった~みたいな(笑)
要・近藤:あはははは(笑)
要:やっぱり、アドリブが多かったですか?
清野:アドリブばっかりでした!(笑)自分は決められたセリフを言うんですけど…皆さんがアドリブだから!(笑)このセリフどこで入ればいいんだろう…みたいな(笑)そろそろきついよっていう雰囲気を感じたら、セリフを言うっていう感じで(笑)
近藤:この作品をきっかけに、Instagramなども話題になっていらっしゃいましたよね?
清野:そうなんです、フォロワー数が数十万人増えるくらい、、、何か作品の力というか大きさにびっくりしましたね…
要:それはもう本人の力でしょう…!!
清野:いやいや…!けど、この頃、まだみんなこれから頑張るぞー!っていうような若手チームだったので。これを機にたくさんの作品に出ようぜ!みたいな感じで、みんなで鼓舞してまして
近藤:同世代がたくさんいる現場っていいですね!
清野:なんだか逆にパワーがどんどんわいてくるような作品で。また画面を通してパワーが出ていった感じもすごくしましたね。

影響を受けた人!”役作り”のきっかけにも
さまざまな作品に出演され、たくさんの人と出会ってきた清野さんですが、、
お仕事や人生において、影響を受けた人は、脚本家の倉本聰さん!
2017年に1期が放送されたドラマ『やすらぎの郷』で一緒に仕事をしたということで、
ドラマのオーディションが初対面だったそう。
清野:オーディションが、セリフを言うっていうオーディションじゃなくて…、倉本さんと一対一でお話するみたいなので。
要:じゃあ、演じずにお話したわけですか!
清野:はい!私は何か作品のオーディションっていう感覚では行っていなかったというか、倉本さんにお会いするという気持ちで…!
要:ちなみに、どんなお話をされたんですか?
清野:倉本さんに僕はこういう風に脚本を書いているんだよっていうことを、すごく細かく教えていただいて。なんだか巻物みたいなものが出てきて…これが、ある作品の年表が書かれて。これは登場人物一人一人の年表。作品には出てこないところまで書いてあるものを見せていただいて…。
要:へえ…!!!
清野:『これだけ、作品出るときに掘り下げて自分で考えたりとかしたら、作品に出るとき自信を持って出れるよね』っていうお話とか…。
要:うんうん
清野:お芝居の楽しさというか、、、役作りどうされてますか?って聞かれること多いじゃないですか。でもその時はそれがわからなかったので…。なんだか一つのきっかけとして、一つの方法として学べたのが自分の中でとても大きかったですね。
要:そういう思いで現場に入られて…実際にはいかがでしたか?
清野:その役を演じているという気持ちではなくて、自分がその人でしかないみたいな、その人だという感覚で、入り込めました。

ドはまりした人とは…??
清野さん、もう一方影響を受けた人物が!とても意外な人物でした…!
清野:ジャスティン・ビーバー…!!
要・近藤:急に!!!(笑)
清野:高校生の時にドはまりして…。中学生までは愛知県で自転車通学だったんですけど、、、上京してきて、高校は電車で通うので、電車の中でイヤホンで音楽を聴くことにすごく憧れがあったんです。それでどんな音楽にしようか、、色々検索しているときに、ジャスティン・ビーバーに出会って…なんてきれいな声なんだ、、、と!そこから魅力にどんどん引き込まれていって。
要:なんていう曲ですか?
清野:一番最初は『Baby』っていう曲です。そこから、ジャスティン・ビーバーの自伝映画の『Never Say Never』っていうのがあって、彼がどうやってここまできたのかを追ったものなんですけど。見ていると本当に多彩で努力をされてきた方なんだなって。この映画でもっと彼を好きになって。
要:うんうん
清野:こんなに色々できたら、自分も自信もって生きられるなって。それで、ジャスティンってドラムをやるんですけど、ドラムを習いに行ったり、アクションをやるぞと決めたきっかけにもなっていますね。
要:ジャスティン・ビーバーの影響で??
清野:アクションは、ミラ・ジョヴォヴィッチに憧れて習い始めたというのもあったんですけど、特技を持つぞという意味で、ジャスティンは大きかったですね。
近藤:私も、、中高生の時、ジャスティンドはまりしました…!
清野:かっこよかったですよねー!?
近藤:かっこよかった…!クリアファイル買ったりアルバム買ったり、ポスター買ったり…!
清野:わかりますー!ジャスティン・ビーバーのカラーが紫なんですよ!だから自分の私物を全部、紫にして…!(笑)
近藤:わかりますー!!なんだかすごく懐かしい気持ちになっちゃいました…!
要:あははは(笑)ふたりは同年代だもんね!(笑)

(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)