ゲストは、料理研究家 の しょうこさん。
「ソースをかけるだけ!自宅でお手軽フレンチ」
フランス料理のシェフを9年ほどやっていたしょうこさん。
万能ソースで使い勝手抜群のラヴィゴットソース!

「ラビゴット」とはフランス語で「元気を出す」という意味。細かく刻んだ野菜をドレッシングで和えた鮮やかなソースは、見た目も香りも爽やかで食欲をそそります。
このソースは、サーモンのカルパッチョにかけてみました。サーモンは、刺身用のものを薄切りにして皿に広げ、塩、オリーブオイル、レモン汁をかけただけになります。
【材料(作りやすい量)】
①玉ねぎ:1/4個
②ミニトマト:4個
③黄色パプリカ:1/4個
④きゅうり:1/3本
⑤ケッパー:10g
⑥オリーブオイル:大さじ2
⑦レモン汁:大さじ1
⑧塩、砂糖、イタリアンパセリ:少々
⑨マスタード:小さじ1/2
⑩おろしにんにく:少々
【作り方】
1:玉ねぎ、パプリカ、きゅうりを細かく さいの目に切り、ミニトマトは縦1/4に切る。イタリアンパセリはみじん切りにする。
2:野菜に軽く塩を振り、5分ほど置いたらペーパーで水気を拭き取る。
3:ボウルにオリーブオイル、レモン汁、塩、砂糖、マスタード、おろしにんにくを入れ、よく混ぜたら、野菜とケッパーを入れて出来上がり。
刻んだ野菜とケッパーをドレッシングであえるだけで使い勝手抜群のソースが作れちゃいます。酸味の効いた野菜たっぷりのソースは、これからの暑い時期にもオススメです!他にもポークソテーや、焼き野菜、フリットなどにも!
野菜を切るのが面倒な方は、みじん切り器を使うと便利!
スー&山内「魚の刺身やブロッコリーなどの茹で野菜にかけるだけじゃなく、市販の唐揚げにかけてもお店の味になる!」

魚料理には欠かせない!ヴァンブランソース!

「ヴァンブラン」はフランス語で「白いソース」の意味。白ワインと生クリームを使った上品なソースで、魚料理に欠かせない一品です。
今回は白身魚に合わせました。魚の切り身に塩を振り、フライパンに油を引いて皮目から焼き上げ、裏返して身を焼いただけになります。
【材料(2人分)】
①玉ねぎ:1/4個
②白ワイン:50ml
③りんご酢:大さじ1
④バター:15g
⑤生クリーム:大さじ4
⑥塩、白胡椒:少々
【作り方】
1:鍋にみじん切りにした玉ねぎと白ワイン、りんご酢を入れ、水分がなくなる手前まで煮詰める。
2:バターと生クリームを加え、沸かしすぎないように加熱し、沸騰したら火を止めて、塩と白胡椒で味を整えたら出来上がり。
▼レストランなどでは魚の出し汁も使われたりするのですが、自宅で作るようにアレンジしました。白身魚や貝のソテー、チキンソテーなどと相性が良いと思います!通常はレモン汁を使うところをリンゴ酢に変えることで、フルーティーな風味が加わり、クリームソースの重たさが軽減されます。
スー&山内「茹で卵やブロッコリーにかけても絶品」「余ったソースをパンにつけて食べたい!」と用途は多彩。このソースは冷蔵庫で1日程度保存可能なので、作り置きもできます。
5歳と4歳の兄弟を育てながらレシピを開発しているしょうこさんの著書『大人も一緒に美味しい 元シェフママが教える子供が喜ぶ絶品おうちご飯』(宝島社・税込1,485円)では、子供と大人が同じ料理を楽しめるレシピが190品掲載されています。

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)