日々の天気や街のトレンド、おいしいゴハンに大人の悩み、社会の仕組み・・・1日イチ「へぇ~」なトピックスを。新進気鋭のコラムニスト、ジェーン・スーが、生活情報や人生の知恵をナイスなミュージックと共に綴る番組。
みなさん、和菓子お好きですか?
わたしは、ここ最近、和菓子にとてもハマっています!
前回「生活は踊る」でパートナーを務めた3月には、「お花見に持っていきたい和菓子!」と題して、おすすめの商品をご紹介しました。今回は、この夏に、篠原梨菜がおすすめしたい和菓子を4つご紹介したい。夏の暑さを労うお中元などの参考にもして頂ければと思います!
麻布昇月堂の「一枚流し麻布あんみつ羊かん」


東京西麻布(日赤通り沿い)にある大正時代創業の老舗和菓子店で、創業は大正7年(1918年)。
そんな麻布昇月堂の看板商品が「一枚流し 麻布あんみつ羊かん」。
3代目店主が「夏に涼しく楽しい和菓子を」という思いで開発。
夏季限定として登場し、人気により通年商品として定着。丹波産大納言小豆を使ったつぶし餡の羊かんに、寒天2色の求肥大粒栗などのあんみつ具材をちりばめた「宝石箱」のようなビジュアル。
切り分ける際も楽しい存在感。
篠原おすすめポイント!
つぶしあんの羊かんに、寒天求肥栗が入っている。
要冷蔵板状のようかんを少しずつ分けてお皿に取り食べる。
あんみつと、羊かんの良いとこどり。
バケツプリン的な夢がある一品。
数人でシェアするのもよし、ひとりでちょっとずつ食べるのもよし。
価格は、小=およそ16×11cm、1枚:税込み1,512円
賞味期限:製造日より冷蔵(10℃以下)で8日間。
もちろん、オンラインでの販売もしています!
スー&篠原:涼しげで美味しい!甘さも控えめ!夏だな~!
六本木麻布 青野総本舗の「鮎焼き」


アユ漁スタートに合わせて夏に登場する季節限定の和菓子として提供されています。
伝統的などら焼き生地に羽二重粉(国内産もち米粉の中でも最高級で最もきめ細かい粉)を使った柔らかな求肥を挟んだもので、2021年より製造が本格化。2023年からはさらに餅部分がふわっと伸び良く改良されているそう。
篠原おすすめポイント!
鮎の形が可愛らしい。
どら焼きのようなしっとりした生地に羽二重粉を使ったもちもちの求肥が中に入っている。
すだれ箱が涼しげで、贈答用でなくても箱付きで買いたくなる一品。
価格は、ばら売り:1個あたり税込280円。
賞味期限:およそ 1週間
オンラインでも販売。ただ、8月いっぱいの販売ということなので注意!
スー&篠原:満足感がすごい
神奈川県 葉山日影茶屋の「れんこん餅」


菓子舗 日影茶屋は、創業300年以上の日本料理店「日影茶屋」の和菓子ブランド。
そんな「日影茶屋」の「れんこん餅」は、れんこんの澱粉を和三盆糖と黒糖で練り合わせている。笹の葉で包んである。冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめ。葉山の日本料理和菓子仕出し弁当のお店だが、横浜などにも和菓子を売っているお店あり。
価格は、5本入りで税込み1,512円。
消費期限:製造日から5日間(要冷蔵)
オンラインでも販売。
スー&篠原:今まで食べたものとやっぱり違いますね~ 見た目が涼しげで、こんなに心に涼を運んでくるかと!
島根岡伊三郎商店「フルーツ寒天 フルーツポンチ味」



岡伊三郎商店は、明治42年創業の老舗菓子店。
日本百貨店というお土産店で買える。
スイカやマンゴー、メロンなどフルーツポンチをイメージした琥珀糖。
通年で楽しめる琥珀糖だが、夏におすすめの食べ方は琥珀糖ソーダ。
ガラスの器にソーダ水と寒天を入れて、フルーツポンチ風にいただく!
価格は、税込 550円。
賞味期限は常温で15日前後のよう。
オンラインでも販売されている。
スー&篠原:ちょっと炭酸に入れることで食感も変わって、見た目が綺麗!昔のかき氷のような懐かしい夏の気分を味わえます

いずれの和菓子も「夏の暑さを一瞬忘れさせてくれるような清々しい見た目、そして味」が魅力です。洋菓子のゼリーなどにも涼しさはありますが、これほど手軽な価格で涼を感じられる和菓子は格別。ぜひ暑い夏のご中元や、自分へのご褒美にいかがでしょうか。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)