おととい、津波警報が午前9時40分に発令されましたが、昨日の午後4時半にようやく全面解除となりました。

今回の津波警報は、平日の、朝の時間帯、しかも、揺れを感じなかった状況で、発令されたわけですが、皆さんは、この一報をどのタイミングで、どうやって知ったのでしょうか。

今日のテーマです。

「おとといの津波警報、あなたはいつ、知りましたか?」

通知が来て、割と早くに知りました

「すぐに、電話が鳴ったので。携帯が結構ガンガン鳴っていたのでそれで知りました。Yahoo!ですね。」

「勤めている事務所でアナウンスが出たんで、すぐじゃないかな、たぶん。津波警報が出ていますって会社で。ま、工場だからかな、千葉の会社なので。」

「大体10時くらい。携帯でニュース速報みたいな感じで、LINEニュースで知った感じです。」

「10時くらいかな。韓国のドラマを見ようと思ったら、全部、津波のことばかりに出て、ドラマが見れなかったんですけど、テレビ。」

「10時半ごろ。職場の予定があって、外に出ていたんですけど、なので、ニュースとか見ていなかったんですけど、津波注意報が出ているってことで、それで行事が中止になったので、会社の連絡網で知ったって感じ。」

「一時間後くらい。お客さんと商談していたんで、それ出てから知りました。電話の着信がたくさんあったんで、片っ端から電話したんですけど、一人目の人に、そっちどうなの?って、東北の人で、何の話?と思って、そこで知りました。」

「10時くらいかも。会議中に誰かが見て、あ、津波が起こった、ちょっと待て、一旦会議中断、みんな確認した。」

皆さん、割と早くに津波警報が出ているのを知ったようです。

スマホの通知が鳴ったという人が一番多かったです。

例えば、ヤフーニュースであったり、LINEニュースであったり。一方、職場の社内アナウンスはとても親切ですよね。また、会社の連絡網や人づてに知ったという人もいました。

今は色々なところで情報が取れる時代ですから、大事な情報が早く伝わって良かったですよね。

夜まで全く気付かなかったです

ところが、こういう方もいました。

「知ったのはお昼、13時くらいです。それこそ、仕事をしていて休憩で情報を見た感じなんで。ネットとかSNS、Xとかだとトレンドで上がってたりしたんで。(結構、警報出てから経ってますよね)経ってますね。自分は全然、仕事中で、全然気づいてなくて。」

「昨日、長野に行ってたんですよ。私、大阪なんですけど、長野に行ってて、コミュニティの人達と行ってたんですけど、そのコミュニティの人が、私大阪なんで、大阪の家族、大丈夫って言われて、何がですか?って聞いたら、地震があったみたいでというので、人づて聞きました。夕方の4時です。いや、全く気付かなかったですね。

ヤフーニュースとか、そういうので上ってきてるんでしょうけど、あんま、目に入らなくって。」

「夜の8時くらいでした。テレビとかニュースとかあんまり見ない人なんで。そうなんですよね、日中、全く聞かなかったですね。誰とも会わなかったわけじゃないんですけどね。車で外に出ていたのもありますけど(車だとラジオ)ラジオ一切聞かない、ラジオを聞くと分かったでしょうね。知らなかった。」

「夜ごはん食べてたんで帰った23時頃とか。ちょっとバタバタしてて、そんなにメディアに触れなかったというのも大きかったと思うんですけど、ただずっと仕事をしていたって感じだったんで。」

夜、23時まで知らなかったのはちょっと驚きました!今回、伺った中で一番遅い人でした。緊急性のある情報が、何時間も伝わらない、ということが起きていました。スマホの通知も音が鳴れば気付きますが、その設定をしていないと、なかなか知りえない。まして、テレビやラジオは、付けないといけませんし。

特に今回は、揺れを感じなかったというのも影響があるでしょうね。

港湾関係の仕事 岸壁で働く人たちから問い合わせがきて

このように、情報が抜け落ちちゃう人がいるというのは、今後の課題かもしれません。そんな中、こういう声もありました。

「10時過ぎくらいですかね。仕事が港湾関係でして、港、岸壁で働いている方から電話で、津波が来てるんですけど、仕事をしていいのか、みたいな、そういった問い合わせが来て、それでちょっと初めて知った形です。

働いている所が江東区で、江東区からの放送みたいのが流れてきて、それで知ったというような形でして、作業員の方たちが聞いて。一応、港湾局というか、海上保安庁さんに聞いて、作りとしては津波は大乗な想定で作っているというので、一応、やっても平気という回答はきたので、そのまま続けてもらったという形ではあるんですけど。

ちょっとどう対応していいのか、マニュアルとかも探したりして、ちょっと大変でしたね。」

港湾関係のお仕事の方。それは大変でしたよね。岸壁で作業されている方が、江東区の防災無線を聞いて「仕事どうしましょう?」とこの方に問い合わせてきた、ということでした。やはり、海の近くでは、防災無線が頼りになりますね。

防災無線を聞いて すぐに避難所へ

さらに、こんな声もありました。

「まさに同じ時間で、私、鎌倉に住んでいるんですけど、注意報が朝出て、警報に変わったのが9時40分くらいで、市の防災警報がブンブン鳴って、危ないから避難してくれというので、私も近くの避難所に、妻と一緒に。昨日はちょっと在宅ワークでやってたもんですから。

あ、防災無線みたいなやつで、スピーカーで流れてくるやつがあるんですよね。

それで、ああ、大変だと思って逃げました。

でも、何もなくて良かったんですけど、海近いんで、3mも来るともしかしたらと思ったんで、一応逃げましたけどね。(避難所は近く)近くの消防署に、地元の人もみんな逃げてきてましたんで。いっぱい来てましたよ。ぼくらは昼過ぎくらいまで。なんか段々、ちょっと大したことないのかなって、段々自己責任で帰ってよしみたいな感じになって、我々もちょっとお腹空いたねってお家に帰りました。」

鎌倉の海の近くのお住いだそうで、防災無線の放送を聞いて、近くの消防署に避難。放送を聞いて、すぐに避難所に向かったそうですよ。ただ、お昼ごろにはお家に戻った、とのことでしたが、いつ家に戻ったらいいのか、この判断もむずかしいところですね。

今回のケースをしっかり検証して、今後に備えたいですね。

(TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!』より抜粋)

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