(C)sweetsholic
ヨーロッパの大手航空機メーカー「エアバス」が本社を構える、フランス南西部のトゥールーズ。レンガ造りの美しい街並みが有名な当地は、ヨーロッパの航空産業の中心都市としても有名です。
というわけで、エアバス社の工場に隣接する「アエロスコピア航空博物館(Musée Aeroscopia)」を訪れてみることにしましょう! 2015年1月にオープンしたばかりの比較的新しい博物館です。

(C)sweetsholic
旅客機や軍用輸送機が、博物館へ訪れる人たちをお出迎え。航空ファンなら、もうこの時点で大興奮してしまいそう! ちなみにこの軍用輸送機「A400M」は、2015年公開の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』に登場しています。

(C)sweetsholic
さぁ、博物館のなかへ! 「ハンガー」と呼ばれる格納庫をイメージした総面積7000平方メートルの館内には、かつて飛行していたもの、レプリカなど34の航空機が並びます。

(C)sweetsholic
入り口付近にあるのが「スーパーグッピー」の名で親しまれている、貨物輸送機。こちらは米航空宇宙局「NASA」がロケットの部品など、特大貨物を運搬するために使用していたものだそう。旅客機にビジネスジェット機に貨物機に実験用航空機など、飛行機の目的もさまざまなのですね。
(次のページに続く)
■あわせて読みたい
空旅を快適に。飛行機に乗るときに心がけたい10のポイント
あなたも知っておいたほうがいい、飛行機の噂と真実5つ

(C)sweetsholic
続いて、世界最速を誇ったコンコルド機内へ! 時速2130km、パリ~ニューヨーク間なら3時間半という驚異のスピードです。

(C)sweetsholic
飛行機のテスト装置を完備したこちらのコンコルドは、1969年の初飛行~1970年代に活躍。当時のテスト装置はとても大きかったようです。

(C)sweetsholic
外見からも想像がつきそうはありますが、コンコルドの機内は想像以上に狭くてビックリ!!

(C)sweetsholic
さぁ、次は1972年に初飛行のジェット旅客機「エアバスA300」の機内へ。

(C)sweetsholic
通常では目に触れることのない、コックピットや内部構造が見られます。

(C)sweetsholic
スーツケースなどの荷物は、機内の座席を隔てた下の貨物室に収納されるのだそう。私たちの荷物はこのようにして運ばれているのですね。

(C)sweetsholic
続いてプライベートジェットを訪れてみましょう。なんとベッドがありました。ゴロンと横になっている間に目的地に到着・・・なんて快適な空の旅なのでしょう!

(C)sweetsholic
キッチンやシャワールームも完備。プライベートジェット内部は、シティホテルのような雰囲気です。
(次のページに続く)

(C)sweetsholic
さて、館内では航空機だけでなく、フランスを始め世界の航空産業の歴史を学ぶことができます。

(C)sweetsholic
エールフランスのレトロでかわいらしいポスターを発見!
このほか、実際に使われていた航空機のエンジンの展示、飛行機のトリビアが学べるコーナー、飛行機の操縦をゲーム感覚で体験できるマシーンなど、見どころはまだまだたくさんあります。筆者が興味深く感じたのは、失踪・墜落など航空機の断片からその要因を探る航空専門の「考古学」(aircraft archaeology)です。

(C)sweetsholic
博物館を出る前に、ミュージアムショップは要チェック。

(C)sweetsholic
エアバスの模型やプラモデルなど、エアバス関連のグッズも豊富です。

(C)sweetsholic
航空機のポストカードやパズルなどもありましたよ。
航空産業の歴史に触れることで、空の旅がますます楽しみになりそうな「アエロスコピア航空博物館」。航空ファンだけでなく、旅好きの人にもぴったりのミュージアムです。
取材協力:aeroscopia, groupe manatour
[musee-aeroscopia.fr]
[フランス観光開発機構]
[All Photos by Sweetsholic]
■あわせて読みたい
空旅を快適に。飛行機に乗るときに心がけたい10のポイント
あなたも知っておいたほうがいい、飛行機の噂と真実5つ
飛行機に乗るのが楽しみになる、制服がオシャレな航空会社6選