クランペットは、イギリスで朝食や軽食に食べられる、イギリスの国民食です。サイズや形からすると、厚みがあって丸いので、イングリッシュマフィンのようですが、質感はパンケーキの方が近いと言えます。
食感命!愛すべきモチモチ感
クランペットは、穴が開いたルックスに加え、しっとりしていて、モチモチとした弾力が魅力。イーストとベーキングパウダーが使われているのが理由だそうです。
最初トーストせずに食べたら、生っぽく、ねちゃっとして、びっくりしました。それが、トーストすると、まさに、外カリ中モチ状態。バターを塗ると、穴を伝って、溶けたバターが行きわたり消えたかと思えば、口にするとジュワーっと出てくる、幸福度の高い食べ物です。
バター以外にも蜂蜜、糖蜜、ジャムなどが合うそう。筆者はお昼に卵やハム、野菜を挟んでサンドウィッチにもします。
もともとは17世紀に生まれたものですが、今のような穴ぼこだらけでモチモチのスタイルになったのは、ヴィクトリア時代に改良された可能性が高いそうです。
クランペットを手に入れるには?
イギリスでは、スーパーで6~8個入りで売っている気軽なもの。
旅行者であれば、カフェやティールームで扱っているところで、より美味しくいただくのがよいでしょう。一番手軽なのが、どこにでもあるコーヒーチェーンのCOSTAでいただくことかもしれません。
また日本のカフェでもクランペットを提供しているところがあります。中でも、店名にもなっているのが、イギリス留学をしていたオーナーが始めた「cafe Crumpets」。
クランペットは焼きたてを食べるものではなく、焼いておいたものに再度火を入れて食べるもの。これを安定した美味しさで提供することが本当に難しいらしく、納得がいくものができるまで何年もかかったそうです。オーナーはその後イギリスのカフェで食べたクランペットがほぼ同じ食感であったことに感動したそうです。
「基本、食感が大切だと思うので、シンプルに食べていただくことをお勧めしています。」こだわりのクランペットを味わってみてはいかがでしょうか。
「cafe Crumpets」
〒158-0091 世田谷区中町5-31-8
TEL:03-3705-5444
営業時間:11:30~19:00
定休日:火曜日
https://www.cafecrumpets.com/
[britannica.com]



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