
海女とは?

海女とは、海に潜って貝類や海藻を採集する漁を職業とする女性のことです。アワビとサザエを中心に、イワガキなどの貝類、ワカメやアラメなどの海藻類、イセエビ、ナマコ、ウニなどもとります。テレビドラマ「あまちゃん」や三島由紀夫の小説『潮騒』などの作品で記憶に残っている人も多いかもしれませんね。
古くは『魏志倭人伝』や『古事記』にもその存在を確認できるという、歴史ある生業です。志摩半島の縄文・弥生時代の遺跡から、アワビオコシという道具が出土されているので、3,000年以上に渡り海女文化が継承されていることがわかります。
現在、日本で海女が最も多い三重県において、鳥羽志摩地域では約600名、中でも相差町では約100名と町としては国内で一番多くの海女が暮らしています(2018年海の博物館調査より)。
海女小屋「相差かまど」で海女さんとおしゃべり

海女さんとお話ししながら、囲炉裏で焼く新鮮な海の幸を味わえる「海女小屋」があると知り、早速予約しました(要予約)。相差漁港からすぐの海女小屋「相差かまど」。「海女小屋」(かつては「かまど」)とは、海女が漁の後に体を休める場所です。