沖縄本島から車で行ける離島、古宇利島ってどんなところ?

沖縄本島北部、西に突き出た本部半島の沖合に佇む「古宇利島」。一周約8kmと小さく、ほぼ円形の島です。周囲に広がるのはきらきらと輝く美しい海。2005年に古宇利大橋が架けられたことで、クルマで渡れる絶景の離島として注目を集めます。
2021年には沖縄自動車道と北部エリアをつなぐ「名護東道路」の開通により、那覇からのアクセスもぐっと良好に。古宇利大橋は全長1,960mと本島の橋ではもっとも長く、ドライブコースとしても人気。まっすぐに伸びる海の道を進めば、なんだか空へ向かうような高揚感を覚えることでしょう。

古宇利島には5つのビーチが点在。橋のふもとにあるファミリー向けの古宇利ビーチから、手つかずの自然が残る静かなビーチまで、実に多彩です。
中でも人気を集めるのが島の北側のティーヌ浜。

橋の開通によって徐々に観光地化が進んでいるものの、賑やかなエリアを少し離れれば、サトウキビ畑やカボチャ畑などのどかな風景が広がります。素朴な沖縄の暮らしとリゾートが溶け合う姿もまた古宇利島の魅力と言えるはず。
リーズナブルにリゾート気分を堪能

さて、前置きが長くなりましたが、こちらが筆者がおすすめしたい「ララマーレ古宇利」。オープンは2020年とあって、館内はどこもぴかぴか。島の高台に位置しており、すべての部屋からエメラルドブルーに輝く海を見渡すことができます。
客室は全16室とほどよい規模感ゆえに、落ち着いて過ごしやすいのも◯。いわゆるラグジュアリー系ではなく、プールもありません。とはいえ、時期によっては1泊8千円代からで宿泊できるのですから、リゾート気分を気軽に味わいときに最適でしょう。
宿泊したのはデラックスダブル。36.5平方メートルとゆったり広々。
他にはセミダブルベッド2台のツイン、最大3名まで利用できるスーペリアツインも用意。カップル、女子旅、ファミリーと旅スタイルに合わせて選べますよ。

窓の向こうに広がるのは青い空と海のパノラマビュー。部屋に入った瞬間、目に飛び込んでくる爽快な景色に、きっと感嘆のため息が漏れることでしょう。
テラスにはテーブルとチェアが備わります。柔らかな陽に包まれながらコーヒーを飲んだり、本を読んだり、あるいは仕事したり……。思い思いの時間を過ごしたいところ。

洗面台周りはモダンなデザインで、使い勝手も抜群。

バスルームもゆとりある広さ。個人的にヒットしたのがシャワーパネル。ハンドシャワーやオーバーヘッドシャワーにくわえ、側面から横方向に湯が出てくるボディシャワー、フットシャワーが付いたスグレモノでした。聞けば、湯船につかるように全身を効率よく温められるのだとか。

冷蔵庫やケトル、アイスペールも完備。部屋飲みに重宝しそうなワイングラスも。

特筆すべきは、屋上にあるサンセットテラス。360度開けていて、サンセットはもちろん晴れた日には遠方の離島も一望できます。ドリンクやフードの持ち込みもOK。日々の喧騒を忘れて、ビールを片手にスローな時間を楽しみましょう。

朝食は客室へのデリバリースタイル。
ロケーション良し、眺望良し、雰囲気良しでリーズナブルな価格帯。ひとり旅やカップル、ファミリーはもちろん、ワーケーションでの利用にも重宝しそうです。ほどよいリゾート感を満喫できる「ララマーレ古宇利」、次の古宇利島旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
lalamare古宇利(ララマーレコウリ)
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利55-1
TEL:0980-56-3232
URL:http://lalamare.com/
取材協力/今帰仁村観光協会
http://www.nakijinson.jp/