インドの大気汚染問題が深刻になってきているのを受け、同国では乗り物の電動化、中でもポピュラーな二輪車の脱ガソリンに向けた動きが活発になってきている。
そうした中、インドの二輪スタートアップBlacksmith Electricが電動バイク「Blacksmith B2」のプロトタイプを発表した。
・バッテリー交換ステーションも
Blacksmith B2には2つのバッテリーパックが付いてくる。1つのバッテリーで120キロ走行可能。つまり航続距離を240キロにのばせる。ほとんどのメーカーの電気バイクはバッテリーがビルトインされ充電するにはコンセントにつなぐ必要があり、その間はバイクを使用できない。しかし、B2のように交換式であれば「使用できない」ことがなくなる。
加えて、Blacksmith Electricはライダー向けに街中にバッテリー交換ステーションを設置することも検討しているという。ちなみにバッテリーのフル充電に必要な時間は4時間。
・最高速度は時速120キロ

B2は2020年に生産開始され、価格は4000~5000ドル(約43~54万円)が見込まれるという。
折しも、インド政府は先日、2025年までに全バイクの電動化を義務付ける法案の検討に入っており、B2を含め電動バイクはますます注目を集めることになりそうだ。
Blacksmith Electric
(文・Mizoguchi)