2009年に『東京スーパーモデルコンテスト』で優勝した山本美月は、女性ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルとして活躍しながらテレビ番組や映画に出演する売れっ子ぶりだ。
3月16日の『メレンゲの気持ち』では、彼女の母親が今でもこの業界で仕事することに対して不満をもっていると話した。現在、大学に通う山本に「そろそろ就活しなくていいの?」と母は心配するという。彼女がつけまつげや髪を染めることにも反対しているらしい。
自宅の部屋をVTRで紹介されると、棚には相当な数のコミックが並んでいた。
フィギュアの棚もあり、こちらには「私の嫁たちがたくさんいます」とONE PIECEのキャラクター・ハンコックやプリキュアシリーズにうる星やつらのラムちゃんなどが並ぶ。その横には「ハガレン(鋼の錬金術師)に交ざって化物語です」とフィギュアの数々が紹介された。
さらに、ベッド周りにはぬいぐるみのキャラクターが多数置かれており、チンプイ(藤子・F・不二雄)やコジコジ(さくらももこ)などを紹介すると、彼女はONE PIECEのクマシーのぬいぐるみを「可愛いルックスにメロメロです」と手にとって見せた。
そんな自宅の様子を見ながら、スタジオではMCの久本雅美が「アニメ大好きなんだね」と切り出すと、山本は「オタクなんです」と自ら認めたのだ。「小学生の時にはじめてハマったのが『鋼の錬金術師』で、登場人物のエドワード・エルリックに恋しちゃったんです」と彼女はオタクになったきっかけを語った。
今でも山本はそのエドワード・エルリックと結婚したいと願っているそうだ。久本が「マンガだから結婚はできないよ!」と目を覚ませようとするが、届かなかったようだ。彼女は「エドワード・エルリックは尖った髪の毛を入れても160cmなんですよ」と彼の身長を披露すると、「私は167cmなんですが、背伸びしてチューしたいので結婚式はどうしようかと…」と悩みを明かしたのである。
小学生時代から恋してきたエドワード・エルリックへの思いは、21歳となった今も変わらないのだ。
そのプレゼントは荒川弘氏が色紙に描いたエドワード・エルリックと山本美月が顔を近づけたツーショットのイラストで、「山本美月さんへ」「あらかわひろむ 2013.2.25」とサインが入ったものだったのだ。
感極まった山本は「どうしよう!」「見れない」とはじめは直視できない状態だったが、ようやく目にすることができるとボロボロと大粒の涙をこぼした。MCのいとうあさこが「結婚できたよ!」と声をかけると、涙はさらに溢れて手で拭ききれないほどだ。「号泣だよ!」と久本も手の施しようがなく「結婚できたよ! よかったねー」となだめるしかなかった。
「やばい!」「どうしよう!」を繰り返す山本に、久本が「どうするこれ?」と問いかけると彼女が「死ねる」と答えたので、慌てて「死ななくていい」とフォローしたのである。
タレントの中川翔子に女優の成海璃子やAKB48グループの渡辺麻友、松井玲奈などもオタクを自認しているが、山本美月の熱さは彼女たちに劣らないもののようだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)